日本人と​して

メルボルンに​来て、​5ヶ月弱、​あと​一ヶ月弱で​前半の​研修校での​生活が​終わります。​今月は​メルボルンでの​生活の​集大成の​様な​イベントが​目白押しでした。​今学期から​始まった​新しい​試み、​こちらに​来て​築いた​人脈、​そして​日本人と​してと​いう​3つの​話を​まとめたいと​思います。

①新しい​試み 日本語マスタークラス、​映画

せっかく​インターンが​来ているのだから、と​いう​ことで​始まった​マスタークラス。​日本語の​能力の​高い​児童を​抽出して​12名編成の​クラスを​作り週一回、​授業を​しています。​中身と​しては、​おみこしづくり、​単語カードづくり、​会話、​アプリ、​折り紙、​iBookづくり、​料理、​日本料理店への​遠足など。​日本では​トップクラスの​子供だけを​集め、​他の​授業を​やっているなか​取り出して​授業を​する​ことは​不可能ですが、​このような​ことができるのも​オーストラリアの​教育の​特徴的な​部分だと​思いました。​子供たちは​興味が​あり、​能力も​高いので、​その​子たちを​満足させる​授業を​考え設定していく​ことは、​非常に​大変ですが、​子供に​魅力を​感じて​もらう​授業を​する​ことが​大切と​いう​教育の​原点に​返った​気が​しています。​教師の​勝負は​授業と​いう​言葉を​マスタークラスの​子供と​いると​感じさせられます。

また、​日本語映画コンテストが​あり、​スクリプト作りから​はじまり、​キャスッティング、​フィルミングと​有志を​募り、​休み時間に​行っています。​やる​気の​ある​子供たち、​そして​出てくる​様々な​意見。​オーストラリアの​子は、​本当に​自分の​意見を​言うことが​好きなので、​それを​拾い​上げている​ときりが​ない​気もしてしまいますが、​そこは​take

your

timeの​精神で​じっくり​聞き、​作り上げています。​私が​海外の​教育を​見たいと​思った​きっかけである、​表現力を​伸ば​すための​アプローチの​答えの​一つのような​気が​しています。

②こちらでの​人脈

日本で​教員を​していると​いう​話を​すると、もしよかったらうちの​学校にも​来てみない?と​いう​お誘いを​受ける​ことが​多々​あります。​所属校の​先生に​許可を​取り、​参観させていただくのですが、​本当に​学校に​より​授業が​違うのだと​いう​ことを​感じる​ことが​多いです。​オーストラリアでは​州ごとに​教育システムが​異なり、​現在統一の​傾向が​あるのですが、​日本で​言う所の​学習指導要領ほどの​縛りが​あまりなく、​特に​LOTE(Language

Other Than

English)は、​各学年ごとに​定められている​指導内容が​なきに​等しい​状態です。​つまり​先生の​裁量に​より​授業が​大きく​変わるのです。​子供を​巻き込み、​たくさん​日本語を​話させる​先生の​授業は​やはりとても​魅力的で、​60分の​なかに​凝縮されている​中身が​濃く、​日本語の​定着度も​高い​気が​しました。​また​高校や​特別支援学校、​そして​中国語の​授業を​見せていただく​チャンスも​いただき、​各学校の​特徴を​感じました。​日本の​学校は​外国人が​訪問すると​なるとかなり​高い壁が​ありますが、​こちらは​快く​引き受けてくださる​ことが​多く、​自分の​見聞を​広げる​ためにも、​チャンスを​最大限に​生かしていく​大切さを​感じました。​その

ように​築いた​人脈で、​他校で​授業を​させていただく​機会にも​恵まれ、​大変充実した​日々に​なりました。​日本で​教員を​していると​ネットワークを​広げる​必要性を​感じない​ことが​多く​ありますが、​こちらでは、​人脈を​広げ​その​人脈を​活用して​授業を​したり教育活動を​し、​学校を​プロモーションする​ことが​教師に​求められているようです。​LOTEの​教師の​役割と​して、​外国の​学校と​姉妹校協定を​結んだり、​アジアファンデーションから​奨学金を​もらったり、​学会に​出て​行ったりと​そのように​して​自校を​プロモーションする​ことが​求められているのだと、​おっしゃっている​方が​多く​いたのも​衝撃でした。

③日本人と​して

8月は​広島、​長崎、​終戦と​第二次世界大戦に​関わる​話が​多く​ありました。​オーストラリアと​日本は​対戦国であったと同時に​オーストラリア本土に​爆撃を​した​唯一の​国である​日本。​あまり​認識が​なく、​8月を​迎えた​私と​しては、​日本人と​して​自国の​歴史を​もっと​学ばなければならないと​いう​ことを​強く​感じる​一ヶ月でした。​そして​日本の​何が​誇れる​部分なのか、と​いう​ことを​考える​きっかけと​なりました。​日本人、​日本文化の​すばらしさは​継承制に​あり、​文学しかり、​芸術しかり、​1000年以上​続いている​ものが​こんなにも​多いのは​世界に​類を​見ないすばらしさのように​私は​感じました。​長い​歴史が​あり、​すばらしい​文化を​大切に​してきたと​いう​ことは、​それらから​多くの​ものを​学び、​決して​恵まれているとは​言い​難い​条件のもとであっても​こんなに​発展した​国家を​築き上げられたと​いう​ことに​つながるのではないかと​思いました。​日本人と​して​それらを​誇りに​思う​こと、そして​それを​伝えられる​環境に​あれる​ことに​感謝して​これからも​頑張りたいと​思いました。

他校を​見学している​際に、​生徒が​人種差別発言を​した​ことがありました。​先生は​冷静に、​それは​全国民を​見て​言っているのか、​一部を​見て、​または​聞いた​話で​そのよな​発言を​しているのであれば、​人種差別だし、​失礼きわまりない。​あなたも​オーストラリア人は・・・と​言われたいのかと​いう​話を​されていました。​彼女に​聞くと​そのように​語学学習に​対して​ネガティブな​意識を​持っていたり、​人種差別発言を​される​ことは​あると​いう​ことでした。​けれどだからこそ、​語学を​教える​意味が​あるのだ、​語学を​教える​ことは​ネイティブを​作る​ことではなく、​違いを​認める​こと、​他社を​理解する​こと、そして​それが​よい​市民を​形成する​ことに​つながるのだと​いう​話に​心を​打たれました。​なぜ、​その​学習を​するのか、​考える​ことでもっと​もっと​指導者と​しての​幅が​広がると​実感した​出来事でした。

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