以心​伝心は​通じません。

アメリカへ​来て​1か​月が​過ぎ、​研修も​残り​1か月を​切りました。

やはり、​1か月は​区切りのようで​ここへきて​ようやく、​日々の​生活に​関しても​学校生活に​関しても、​様々な​壁を​超え始めた​気が​しています。

私は​先月、​主に​学校生活に​ついて​とても​悩んでいました。​学校での​日本文化の​授業は​自分​自身で​先生方から​取り付けなければならず、​説明と​申し込み用紙を​配布したのですが、​返信は​2~3通あったのみで​思った​ほど​授業予定が​入りませんでした。

週に​2~3回授業が​ある​程度で​その​他は​空き時間と​なりましたが、​こちらの​小学校では​職員室のような​ものは​なく、​どこに​いて​何を​していたら​良いか​分からず、​一日が​長く​感じられて、​かなり​戸惑っていました。​また​返信が​少なかったことも​こたえ、​完全に​受け身に​なり、​コミュニケーションに​関しても​壁を​感じていました。

数週間後、​奮起して​自分​自身の​ことを​知って​もらう​自己紹介レターとともに​再度、​授業受付の​用紙を​配布しましたが、​効果​ゼロでした。

あれ​これ​思案しての​結果だっただけに​とても​落ち込みましたが、​残り​1か月を​このままではいけないと​思い、​これまでに​一度も​反応が​ない​先生の​クラスに​片っ端から​訪ねに​行きました。

そうした​ところ、​ほぼ全員が​「Sure,

absolutely!!」と。​何人かの​先生からは​「もし、​良ければ​何回か​日本文化の​授業やって​もらえる?」と​いう​反応でした。

「レターは​一体​...」と​あっけに​とられましたが、​すごく​嬉しかったです。

同時くらいに、​思い切って​担任の​先生にも​相談してみました。​「学校での​過ごし方に​ついて​困っています。​授業の​無い​時間を​いかに​過ごせば​良いか​分からなくて。」

「残り​1か月なので、​どうか​もう​少し​コミュニケーションを​深めたい。」と​素直に​私の​感情を​伝えました。​正直、​子供供たちとは​コミュニケーションは​とれていると​感じてたのですが、​子供、​先生方含めた​ニュアンスで​伝えました。

先生は​私の​ことを​とても​気の​毒がってくれて、​心配してくれました。​そして、​次の​日の​先生同士の​ランチの​時間に​働きかけてくれた​ようでした。​その​放課後、​一人の​先生が​私に​授業を​申し込んでくれました。​私は​即座に​担任の​先生に​お礼を​言いました。​授業が​増えた​こと自体より、​担任の​先生が​働きかけてくれた​ことがたまらなく​嬉しく​思えました。

この​二つの​成功体験を​機に​私の​心持ちも​劇的に​変わりました。

(学校で)常に​感じていた​孤独感が​一気に​薄れ、​自分から​コミュニケーションを​とれるようになりました。​私自身の​かかわり方が​大いに​影響していたのだと​...

見学している​際も​クラスでも​邪魔を​してはいけないと、​隅で​存在を​消すように​していたのですが、​積極的に​クラス内を​歩いて​回り、​アドヴァイスを​したり、​コミュニケーションを​とって​関われるようになりました。​また、​担任の​先生も​今まで​以上に​雑用や​用事を​頼んでくれ、​他の​先生方も​すれ違いざまなどに​以前より​声を​かけてくれるようになり、​学校での​一日が​早く​感じられるようになりました。

日本文化の​授業の​体験以上に​大事な​ことを​学んだ​一週間でした。

担任の​先生や​校長先生は​とても​良い方で​私にも​良い​感じで​接してくれますが、​この​国で​以心​伝心は​通じません。​授業が​なく​どうして​よいか​分からずに​さまよっていても、​誰も​どうも​思ってくれません。​ただ、​こちらが​素直に​気持ちを​相談し、​頼ると​とても​親身に​動いてくれます。​アメリカでは​積極性の​大事さ、​何より​素直に​ありの​ままの​気持ちを​言うことが​いかに​大事かと​いう​ことを​痛感しました。​日本でも​自己主張が​得意ではない​私には​相当高い​壁でしたが、​良い​勉強に​なりました。

実際の​授業では​折り紙を​はじめと​して、​書道や​着物体験、​日本の​歌などを​教えました。​アメリカの​子供たちに​とって​日本の​ものは​何もかもが​新鮮なようで、​毎回とても​CheerfulかつDirectな​感情を​表してくれます。​本当に​素直に​ぶつかってきてくれる​彼らが​とてもいとしく​思えます。​書道は​低学年には​厳しいと​聞いていましたが、​マネジメント法や​工夫次第で​可能だと​思いました。​一つ​(何セットか)​筆で​書く​ブースを​設けて​グループごと​交代制で​展開した​ところ、​小学3年生でも​問題なく​できました。

その​他、​家庭生活では​休日に​donationパーティーに​行ったり、​教会に​クリスマスの​合唱の​練習に​行ったり、​ミュージカルを​見に​行ったりと​休日に​退屈さを​味わうような​ことは​ありません。​本当の​家族のように​和気あい​あいと​生活させていただいています。

教会の​市民合唱の​練習では​「メサイア」と​いう​本格的な​曲を​歌う際、​音大で​声楽を​専攻していた​私は​一瞬スターに​なったかのような​喝采を​受け、​少し​嬉しかったです。

どこか​焦って​学校生活や​家庭生活を​きっちりこな​そうと​していた​私は、​ここへきて​楽しむ​ことを​思い出しました。​アメリカ流に​楽しみながら​研修を​こな​すべきだと​再確認しました。​とは​いえ、​英語力の​なさから​生まれる​誤解や、​家庭の​中での​文化や​考え方の​違いに​驚いたり、​日本への​間​違った​認識に​落ち込むこともまだまだ​ありますが​...

残りの​日々を​実り​ある​ものに​するべく​頑張ろうと​思います。

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