人生の大切な時間を費やすプログラムですから、出発時期や期間、費用の準備などについても、じっくりとお考えください。インターンはアルバイトではなく、仕事を学びに行く研修生なので、基本的には無報酬です。研修先から報酬を得られるケースもありますが、あくまで研修先の判断に委ねられます。
アパート・ホームステイなど、滞在のスタイルによっても、かかる費用は大きく変わってきます。
企業・団体は長期の方が受入れられやすいので、6カ月以上の研修をお勧めします。カルチャー研修の場合、1年以上かけて複数の国をまわるワールドプログラムもあります。
参加費・渡航費・滞在費・保険料・入国にまつわる諸費用、現地での買い物やこづかい、旅行費用など、研修期間にトータルでかかった費用について参加者に聞いてみました。
研修先決定後に、研修先やiiPのサポートを受けながら滞在先を決めていきます。滞在方法はホームステイ、シェアハウス、寮が主流。研修先がホームステイや寮を提供してくれる場合もあります。また現地に着いて環境などを確かめてから、じっくり滞在先を探す方もいます。
研修国 | 滞在費用/月(一例) | ||
---|---|---|---|
アメリカ (カフェ) |
シェアハウス | 350ドル | 38,800円 |
アメリカ (TV局) |
シェアハウス | 700ドル | 77,700円 |
イギリス (アロマテラピー) |
ホームステイ | 320ポンド | 62,400円 |
カナダ (ドックトレーニング) |
ホームステイ | 400ドル | 36,400円 |
フランス (インテリアデザイン) |
アパート | 400ユーロ | 54,000円 |
ドイツ (家庭料理、研修先は福祉施設) |
ルームシェア | 200ユーロ | 27,000円 |
イタリア (家庭料理) |
ホームステイ | 450ユーロ | 60,700円 |
スウェーデン (福祉ボランティア) |
寮提供 | 1,950クローナ | 27,300円 |
※滞在費は地域や国によっても違います。
※円換算は2005年7月現在のレートに基づき算出しました。
念願の海外でのインターン生活。参加費以外の費用はどのくらいかかるのでしょう。ワーク&カルチャーの場合、家賃などの滞在費によって、総費用にも差が出ます。旅行や遊びなど、あとは自分の過ごし方次第。参加者に実際にかかった費用や各国の物価、節約術などを聞いてみました。
素敵な家具付きアパートを
研修先から紹介されました。
アメリカの州関連の団体で活動。季節に合わせて服を購入したので、その分の費用が結構かかりました。研修先から紹介されたアパートは家具付き。キッチンも広くベランダもあるのでパーティーも開け、友人たちも私のアパートメントを気にいっていました。家賃込みでかかった生活費は12カ月で120万円ほど。
(28歳・女性)
オーストラリアは肉も野菜も
安くておいしくて、暮らしやすい。
オーストラリアで乗馬療法の研修をしました。研修先からホームステイの提供があり、週100ドルで滞在。研修中は徹底的に費用を節約して生活しました。オーストラリアではステーキがとてもおいしく、安い。ラム肉も日本で売られているものより数倍おいしいです。オーストラリアは一般的にヘルシー志向で、無農薬の野菜や果物も安く手に入ります。
(31歳・男性)
大学の授業を自由に聴講。
勉強好きな私にはお得な研修でした。
日本語教師として派遣された大学は、中国でもとても静かな町にありました。日本人は私を含め2人だけ。町の人は好意的で、買い物や食事で町に出てもとても親切に接してくれました。物価も安く、大学の寮にいたので滞在費・食費は無料。講義も無料で聴講できます。空き時間には中国の歴史について図書館で勉強しました。
(36歳・女性)
ホームステイなら費用は安く、
家族との交流付き。
(24歳・女性)
移動はすべて研修先の車で。
節約生活を心がけました。
(25歳・女性)
ホームステイ費と食費が無料。
食事もおいしく、ラッキーでした。
(28歳・女性)
イタリアはマーケットがいっぱい。
買い物好きは予算オーバーにご用心。
(33歳・女性)
教授として招待されたため、
ほとんど出費はなかった。
(50歳・男性)
酒類は安く、タバコは高い。
デンマークでは禁煙が節約の基本。
(29歳・男性)