学生時代からイギリスの文化や美術に憧れていて、いつか暮らしてみたいと思っていました。派遣されたのは全校生徒54人の小さな小学校。この学校は、アートの授業に力を入れていて、地元のアーティストを訪問したり、博物館で講習を受けたりしていました。画材も驚くほど豊富。
子供たちに鯉のぼりを作ってもらったりしながら、グラフィックデザイナーである私も、アートを楽しむ原点を見つけた気持ちでした。帰国後は、働き方についても自分なりの方針ができ、人に喜んでもらえる仕事に携わりたいと考えるように。働く場所についても日本だけでなく世界のどこへでも行ける自信がつき、ぐっと視野が広がりました。