
学校が100あれば、100の教育があるといわれるオランダ。例えば小学校では、公立でも私立でも入学試験なし、チャイムなし、時間割自由、宿題なし、学力や住んでいるところに関係なく、自由に学校を選ぶことができます。教科書の内容が均一ではなく、各学校はみずからの価値観を独自に教える自由があります。この「教育の自由の伝統」こそが、オランダ教育の教育水準の高さを築き上げています。
オランダ人の英語力は非英語圏では最も高い。英語教育は小学校から始まり、大学での授業の半数以上は英語で行われています。とくに修士課程ではその傾向が顕著で、1200あるコースのうち70%は完全に英語での授業。英語を学ぶ留学先としても注目をあつめています。
OECDとユニセフの調査によると、オランダは生産性が高く、また子供の幸せ度が高い国です。終業時間内で仕事を終えるモチベーション、得意なことを得意な人が行うスペシャリスト志向、午後6時頃には家族揃って夕食を取る生活。国民性や歴史的な背景はあるとしても、ライフワークバランスが取れた働き方に学ぶことは多くあります。
風車とチューリップの国で、ドイツとベルギーにはさまれ、欧州の西北に位置しています。総面積は4万1526km2で、国土の約25%が海水面より低いところに位置しています。これらの地形的困難を克服しようと、勤勉さと実利を追求する国民性を持っており、芸術分野にも才能が多く、レンブラント、ゴッホなど世界的な画家を輩出しています。 人口は1667万人、公用語はオランダ語ですが、英語も使用されています。通貨はユーロ、日本との時差は(アムステルダム-8時間)
面積 | 4万1526平方キロメートル |
人口 | 1673万人 |
首都 | アムステルダム |
公用語 | オランダ語 |
通貨 | ユーロ(EUR) |
日本を教えて世界を学ぶ!日本人がいない小さな町で、たくさんの人と出会い、ふれあいながら子供たちに日本の文化や日本語を紹介するスクールインターン。語学留学や大学留学とは違う体験。
世界の学校長・教育機関より正式に招聘されるものです。その国のコトバで「普段着の日本」を伝える体験は、外国語を「使いこなせるコトバ」にする、海外留学・語学留学などと比べ、より効果の高い方法です。
K.Mさん
参加プログラム:国際教育実習プログラム
参加時の職業:大学生
○担当したクラスなど学校でのスケジュールを教えてください。
週5回程度、レギュラーで毎週固定:
日本語クラス30分×2(7・8年生のエリートクラス)
折り紙クラス30分×2(7・8年生の少人数グループ) など。
他の全体に向けての授業は担任の先生との相談次第でした。滞在する学年によって違いましたが低学年では週1回程度、高学年では週2回程度授業をしました。
○活動を振り返ってどのように感じますか?
オランダと日本という遠く離れた両国ですが、最後に子供たちから「日本が好き」「これからは日本のニュースが流れていたら興味を持って聞ける」「日本が身近に感じられるようになった」等という声が聞けたのが何より嬉しかったです。
先生方も「オランダは国際的だと言われるけれど、小さな村であるBeeselは地域コミュニティが強力な反面、まだ比較的閉ざされた部分があるので外から全く違う文化を持った人が来てくれたのは子供たちにとっても良い経験になったと思う」と言ってくださいました。
反省点としては、やはり低学年の子供たちほどコミュニケーションを取るのが難しく、彼らの学習への貢献度は低かったかなと思います。もっと先生たちの雑用や手伝いをすればよかったかなと反省しています(汗)
○語学力に関してはどうでしたか?
お互いが英語を母国語としないため、「お互いがお互いを理解できること」を念頭にコミュニケーションを取っていました。多少の間違いを気にせず積極的に話すなどの「態度」の部分が非常に伸び、会話量も増えたので、結果的に話すスピードが飛躍的にアップしたと感じています。初めは英語力の上達という所はあまり期待していませんでしたし、確かに正確・スピーディーな英語を聞くといった面では英語が公用語の国々と比べ劣る面もあるかとは思います。 しかし私の場合、典型的な日本人タイプで自分から英語で発信することに苦手意識を持っていましたので、オランダで研修できたのは語学力的にも非常に良かったと思っていますし、なにより自信になりました。
英語が世界の共通言語であることを強く実感し、ネイティブの話すような「正しい英語」だけでいつもコミュニケーションを取れるわけではないということにも気付くことができました。
○特に印象に残ったことは?
「まさにこれが自分のずっとしたかったことだ!」と感動の日々でした。たくさん授業時間を与えてくださり、人前で、また英語で話すことにもだいぶ慣れました。
教育制度的にも日本と全く違う興味深い点がたくさんあり、「子供が世界一幸せな国」「教育先進国」と言われるのも納得でした。教育・語学を専攻している私にとっては、何もかもが新鮮で刺激的でした。
○参加した感想は?
好奇心旺盛で素直な子どもたちばかりの中で、こちらも気持ちよく研修できました。先生も素敵な方ばかりで、他の先生の家に泊まらせていただいたり、修了後もメールをいただいたりと、研修校とインターン以上の関係が築けたのではないかと嬉しく思っています。
おかげて一度も寂しい思いをせずに3か月を過ごすことができましたし、とても貴重で楽しい経験ができたと思っています。
参加者の体験談を聞きに来ませんか。留学とは違うどんな海外生活ができるのか、ビデオ、体験談、実演を交えて解りやすくお話します。こちらよりiiP-体験談セミナー&説明会の予約ができます。