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【アイルランド】スクールインターンの事例

【アイルランド】スクールインターンの事例

投稿日:2014-05-30


Yさん

参加時の年齢:55歳

海外インターン内容:アイルランドのスクールインターン

英語教師としての経験を生かし日本を伝えたい!

アイルランドでのスクールインターンへの参加を決意したのは、自分の英語教師としての経験に対する確信からです。

日本の中学生に英語を教えるということと、異国で日本語を教えるということはまったく違うことです。しかし、初めて英語を学ぶ中学生たちを教えることに喜びを感じながら、ゲームなどを取り入れつつ、授業内容も工夫してきた私自身の長年の経験が、アイルランドでもきっと生きると思ったのです。

学習意欲の高い学生たちと共に

約半年間、国立コーク大学ランゲージ・センターで日本語を教えていました。英語、古典ギリシャ語、ラテン語、オランダ語を教える講師たちとオフィスをシェアし、週2回、日本語のコースを担当しました。

受講者たちが日本語を勉強する動機は、近々日本に英語教師としていく予定がある、ビジネスに活用したい、日本文化や言語そのものに興味があるなど、さまざまです。彼らの学習意欲は素晴らしく、私が作ったテキストの範囲を超え、ひらがな、カタカナのほか、最後には50ほどの漢字を練習するまでになりました。

また、生徒を評価することについて、日本にはないシステムを実際に経験することができました。担当するコースが終了する際には、すべての学生を対象に評価アンケートが大学当局から実施され、各コース1~2名の受講生に監査委員会からインタビューが行われました。

また、教師全員に対してもインタビューが行われました。監督する立場の人と受講する学生、教師がそれぞれ意見を出せるこのインタビューは、一方的でないという点でとても公平なやり方のように見えました。これからの授業評価の参考になると思います。

長年の夢を果たして思うこと

アイルランドに留学するというのは長い間の念願でしたが、家族を残してたった一人で55歳のキャンパスライフを始めたころには心細さもありました。日本人がほとんどいない異国の地で暮らすのは初めてのことでしたし、大学の運営システムも、自分で尋ねない限りだれも教えてくれませんでした。

ですが、見知らぬ土地での緊張感がほぐれてくるにつれ、キャンパスやホームステイ先はもちろん、バスでもマーケットでも、フレンドリーなアイリッシュと話すことができるようになりました。あと、ささやかながら日本の外から日本を考察するよい機会を与えられました。



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