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フィンランドのインターン事例

本

投稿日:2014-04-01


Mさん

参加時期:2008年8月 ~ 2009年8月

現在:インターンシップ後、日本でフィンランド式英会話スクール「アヴァイン」を運営

フィンランドの小学校、中学校、高校


フィンランドの英語教育について

1年間、フィンランド東南部に位置するヨウツセノ(Lappeenranta)という都市のコミュニティカレッジ、小学校、中学校、高校で、フィンランドの英語教育を視察するため、インターンシップに参加しました。

フィンランドの英語能力水準はヨーロッパでも最高レベルで教材の開発、授業の運営など目を見張るものがあります。フィンランドでは小学3年生という早い段階から英語教育がスタートします。早期教育の必要性や効果の高さは日本でも話題となっていますが、フィンランド式教育はスパルタ式の詰め込みを行わない点でも有名です。

そのため、生徒たちの向学心が高く、難易度が高くなる上級学年になってもモチベーションが維持されています。ヨーロッパ諸国での外国語教育の水準は総じて高く、中でもフィンランドは常に上位となっています。

スクールインターンでの出来事について

英語教育を視察するそのお礼として、日本語及び日本文化を生徒に教えてきました。

英語の視察での準備はいりませんが、日本の文化などをレクチャーするときは準備が大変でした。日本の地理、社会のしくみ、小学校の様子、お習字、漢字、おりがみ、音楽など内容の準備をするだけでなく、スライドを作成して授業で使用するなど設備の準備もしなければならなく、睡眠時間が足りなくなってしまう毎日でした。

大変でしたが、一生懸命やった甲斐があって、先生方ともいい関係になり、最後の授業の日にたくさんの素敵なプレゼントをいただきました。本当にうれしく思っています。

フィンランドで困ったこと、知っておいたほうがいいこと

寒さの対策
フィンランドはマイナス30℃ととても寒い環境です。現地の方は、お年寄り世代は「もこもこルック」のウェアを着られている方が多く、若い世代は真冬でも普通のダウンジャケットとジーパンで通学しています。もちろん女の子達は厚手のタイツをしっかり着こんでいます。

部屋の中は常にセントラルヒーティングで20℃以上に保たれており、フリースなどを用意しておくと便利です。

日本から送る荷物について
日本から荷物をホームステイ先に送らないといけませんが、その送料は泣けてくるほど高いです。大きめの段ボールに2箱、海外でも使用可能な炊飯器の入った箱だけで送料は5万円を超えました。

こちらから持っていく衣類は最低限にして、防寒具などは現地のリサイクルショップで入手するか、「防寒具はどこで安く買えますか?」と現地の方に聞いたほうがいいかもしれません。

フィンランドにはKirppisというリサイクルショップがあり、デザイン等文句を言わなければ、10ユーロぐらいで冬の防寒具が売っています。困ったときは行ってみましょう。

フィンランドでの生活費

どういう生活をするかにより、必要な生活費は変わりますが、ホストファミリーがいるのであれば、食事がでて、車での送迎があるので慎ましやかに生活するのであれば、月に3~5万円で生活はできるでしょう。

フィンランドは物価は高く、隣町に行くためのバス代は片道1000円、フィンランド人が大好きなスタンドのアイスクリームは300円、外食は普通のレストランでは最低1500円位なので、外出する際は注意が必要です。



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