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海外の法律事務所で学ぶ、研修する

海外の法律事務所で実務に携わりながら、国際化時代の法的需要に必要な能力を高めませんか?

外国企業との取引やプロスポーツ選手の契約など、弁護士の活動は国際舞台へ無限に広がっています。法律事務所などの海外の現場で交流することで、国際的な法律業務に必要な環境を、目の当たりで体感することができます。法律業務関係者との日々の生活のなかで、法律に関連する国際的なネットワークを築くことも可能です。

希望する法律事務所があれば受入れ交渉もできます。

<特徴>
1.海外の法律事務所、法律機関からの正式招聘
2.複数ヶ国の現場を訪問しながら、最長2年までの交流・滞在も可能
3.英語圏のみならず、希望する国での交流を手配
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研修機関
研修機関 研修国
Morrison & Fobster LLP USA
 WESTERMAN HATTORI DANIELS & ADRIAN, LLP USA
 Law Offices of Ryutaro Hirota USA 

体験談
H.K. さん(女性)

参加の目的
私は今回、アメリカの法律事務所において、英語力と国際感覚、特に訴訟大国であるアメリカで学ぶために参加しました。以前はカナダの法律機関でインターンを行いましたが、やはり法律といえば訴訟大国アメリカと思い今回アメリカを選ばせて頂きました。

研修先について
研修先は、代表弁護士1名アソシエイト弁護士2名、パラリーガル2名の小さな事務所でした。取扱い分野としては企業取引、起業、資産計画、家族法、賃貸主・テナント、雇用、交通事故、民事訴訟となります。
また、他の2つの事務所と同じ場所を間借りしており、その方たちは中国系アメリカ人3名、同じく中国系アメリカ人2名の事務所でした。
代表弁護士は目が見えないにも関わらず司法試験に合格し、仕事を問題なくこなしている素晴らしい方でした。一回読み上げたEmailや書面は全部覚えている素晴らしい才能の方でした。

研修内容(一日の業務の様子)
業務はまず行ったらEmailの処理になります。一日に5,6件、多い時で10件くらいのEmailの処理を行います。具体的には、盲目の上司の方にEmailを読み上げ、その返事をメモをとり返信するという作業になります。
Emailの処理が終わったら、基本的に翻訳作業になります。翻訳はお客様に出す事前アンケート(資産管理、未成年、離婚)の和訳になります。ここでは、例えばMortgageなど、日本の辞書ではすべて抵当権と訳すように書いてあるものが、訳していくうちに文意にあわず、聞いてみると住宅ローンであったり、ドメスティックパートナー(同性同士のパートナー関係終了後による扶養義務)など、日本にはない概念がたくさん出てきてとても大変でしたが、やりがいがありました。
また、判例調査や各種調査の仕事もありました。判例は例えば50代の方の年齢による差別の解雇に関する判例、製造物責任法による被害に関する判例を調べました。また、移民関連の調査では、移民局に提出する書類の調査や移民認可取り消しを覆すための、先例の調査などがありました。

研修で得られたものや成果
研修ではさまざまな日本とアメリカの違いを教えて頂きました。例えば、日本の法律事務所ではだまって先生のいうとおりに仕事をもくもくとこなすことを要求されてきましたが、アメリカでは、事件の解決法やお客様にだすEmail等についてもどう思うか?とどんどん意見を言わされます。はじめ、慣れない私はうまく意見をいう事ができず上司のかたをイライラさせてしまったりと大変でしたが、徐々に自分でものをはっきりというように心がけ、改善できていったと思います。
また、日本ではロースクールの成績が良い人が純粋に大手の法律事務所に入って活躍するのですが、アメリカではロースクールの成績があまり良くなくても、親が会社の経営者や会計士の方のように立派な職業で事務所に利益をもたらすことができる方が採用されたりと、法的サービスを完全にビジネスとしてとらえている面も違うと教えて頂きました。
 他方でこのような事件もありました。留学斡旋会社を経営している方がお客様に対して恐喝を行っているので、訴訟を起こすという書面を受け取り、私の事務所からはほうっておくようにとアドバイスをしました。そうすると相手方の弁護士の方が夜9時頃留学会社の方の家を訪れ、ドアを激しくたたいたりしてまるでやくざの脅しのようなことを始めました。その後、日本人向けの新聞に、「恐喝者」や「性格に問題がある」などど書き立てておりました。日本では考えられないような事態ですが、アメリカでは例えばロシア人などが相手だった場合、これくらいやらないと事態が進まないというので、こういったやり方も、ある意味では許容されるのがアメリカだと教わりました。
以上のように、三か月間で日本とアメリカの法律実務の違いを多く学ばせて頂きました。

三か月間の研修を振り返って
三か月は楽しくてあっというまでした。
まず、ホームステイ先の方がとても良い方で一緒に日本人町にいってお寿司を食べたり、和菓子教室に参加したりしました。
また、週末ごとに観光をし、ヨセミテ国立公園、アルカトラズ島、市内観光、フィッシャーマンズワーフ、ゴールデンゲートブリッジなど、主要な観光先はすべてまわりました。
また、上司のかたが目が見えないため、ほぼ毎日帰りにバス停まで送っていき、その帰りにサンフランシスコのお話を伺ったりといろいろなお話ができてとても楽しい時間を過ごせました。
日本に帰ったらこの海外で就業したという経験を活かし、就職活動を行いたいと思います。
いつも適切なサポートをして下さりありがとうございました。おかげで充実した三か月間を過ごすことができました。

   
研修時期:2014/9-2014/12
研修国:USA

研修場所:
サンフランシスコの法律事務所

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