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【イタリア】海外インターンの事例

【イタリア】海外インターンの事例

投稿日:2014-05-30


Eさん

参加時の年齢:27歳

海外インターン内容:イタリアの伝統芸能

どうしても「ズバンディエラトーリ」を習いたい!

ズバンディエラトーリとは、イタリア伝統芸能のひとつで、旗を使って行うダンスです。私は、どうしてもズバンディエラトーリを習いたくて、インターンシッププログラムに参加しました。

私が研修している団体は、イタリアの中でもかなり大きな組織ですが、最低経費以外は完全にボランティアとして活動しています。メンバーは、ほとんどが社会人で忙しい方も多いのですが、話すことといえばズバンディエラトーリのことばかり。そんな彼らと一緒にいられることがとても心地よく、その熱心さに強い影響を受けています。

私はダンスを習っていたので、当初の予定よりもかなり早く実演に参加させてもらうことができました。初めてのときは、念願が叶った喜びで胸がいっぱいになり、感激のあまり涙があふれてきました。

イタリア伝統芸能ってどんなもの?

イタリアは、「世界中で一番多くの世界遺産を有する国」であることからもわかるように、長い歴史と伝統を誇る国です。古くから美術・建築・音楽・哲学・文学などの芸術的分野で、突出した作品や作家を数多く輩出してきました。現在では、世界のファッションやアートシーンをリードする存在でもあります。

「万能人」と称され、様々なジャンルで才能を発揮したルネサンス期の芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチがイタリア生まれであることは、あまりにも有名。また『神曲』を著したダンテ、数々の名オペラ曲を生んだプッチーニやヴェルディらもイタリアに生まれ育ちました。

このように、芸術や文化を育む土壌があるイタリアには、古くから受け継がれている伝統芸能が今も数多く残っています。

ダンスを例に挙げると、代表的な民族舞踊「タランテロ」だけでなく、中部の求婚の踊り「サルタレロ」、フォークダンスの一種で日本でもよく知られている「マズルカ」など、地方色豊かな伝統舞踊が今に伝えられています。

また、音楽の分野でも「カンツォーネ(イタリア民謡)」があり、「オー・ソレ・ミオ」や「帰れソレントへ」、「サンタ・ルチア」など世界的にも有名な歌曲が歌い継がれています。人々の興味をかき立て、その心を魅了するイタリア伝統芸能。その豊かな味わいと魅力は、イタリア国内にとどまらず、世界中の人々に愛されるとても素敵な文化なのです。

寝る間も惜しんで吸収したい!

生のイタリア語は、本当に難しいのですが、今は出発前とは比べものにならないほど、耳が慣れてきています。休みの日には友達に博物館に連れて行ってもらったり、子供にズバンディエラトーリを教えている友人のお手伝いをしたりと、眠る時間も惜しんで、毎日いろいろなものを吸収して充実した日々を送っています。



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