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ニュージーランド

今月はYear6のクラスで日本の学校とのスカイプトークを行いました。Sanson Schoolですでに3回ほどスカイプトークをやって、反省点も見えていたので、今回は準備万端に整えて行いました。事前に日本の学校とも打ち合わせをし、お互いに準備する事項を確認して生徒に準備させた事もあり、大成功でした。この一年での滞在でスカイプ通信を行う際のコツのようなものがわかりました。
今回は20分の予定で、コンテンツは以下のものでした。

1あいさつと学校の紹介(どちらの学校も2人の代表が挨拶)

2"Shark Family"という曲をかけて一緒に歌って踊る

3あっち向いてホイ(代表を3人ずつ出して対戦)
  ニュージーランドの学校の子には事前の授業であっち向いてホイを教えた

4日本語講座(日本ではやっている使える日本語を教えてくれた。ちなみに「神ってる」を教えてくれたのだが、口頭だけでなく、画用紙にも英文でその意味の説明を提示してくれてこちらもスムーズに通じた。ニュージーランドの子供達もとても喜んでいた)

5Q and A(事前に質問したいことをこちらの生徒に考えてもらって、それを日本に伝えてあったのでとてもスムーズにできた。日本側では各質問に回答する担当を決めてあった。しかも日本の生徒が回答を、読んでる感じでなく話している感じで答えてくれたのでとても良かった。最後にニュージーランドの先生が質問したいと言うことで、予定外の質問をすることになった。質問内容が大人でもちょっと考えてしまうようなものだったが、日本の生徒が割とすぐに回答してくれて、またその答えに質問者の先生がとても満足してくれて、これも大成功につながった。ちなみにその質問は「どんなときに日本人であることを誇りに思うか?」で、生徒の答えが「大坂なおみが優勝した時」だった。そして質問した先生がたまたまテニス好きな先生だったのです。)

6ニュージーランドの男子によるハカのパフォーマンス(代表の子がハカの説明を簡単にした後に披露した。これには日本の先生も喜んでくれた。)

以上のコンテンツで時間通りに終わり、通信を終了した時に先生を含め、生徒全員から「ありがとう」と大拍手をいただきました。帰りにそのクラスの生徒に会った時に「来週もやりたい」と言われるぐらい楽しかったようです。

スカイプ通信のコツとしては、

・どちらかが一方的に聞く、と言うスタイルは不向き。(どちらにも同様に出番があるように)
・代表して話すようなことがある場合、はっきりと大きな声を出せる人にする。(話す代表になれなかった生徒も踊りやパフォーマンス、ゲームなどに参加させてば満足感は与えられる)
・事前の流れのを双方でしっかりと確認しておく。
・口頭だけの英語は通じない可能性もあることを考え、ボードを使って視覚的にも伝える。

このスカイプ通信の他にも、7、8年では三月最初の週にお箸のプレゼントし、(100均の可愛いお箸をたくさん購入して置いた)使い方を練習し、2週間後にお箸レースをするから、と予告しておいた。(翌週はキャンプのため授業がなかったので。)そして2週間後、お箸で丸めた紙を時間内にできるだけたくさん拾い上げ、終了後に拾った紙を全て広げさせ、「あたり」が出た人にはシールをあげる、と言うゲームをやりました。その他、7、8年生は日本語の「これは何ですか?」と「これをください」を教えました。

3月一杯で1年間の研修が終わりました。サンソンスクールの先生と生徒が空港まで見送りに来てくれて、飛行機が飛び立つまで手を振っていてくれました。この一年でたくさんの素晴らしい経験ができ、日本での教師生活に役立ちそうなネタもたくさん仕入れることができました。この経験で得たことを勤務校でシェアし、新しい授業を展開していけるように頑張りたいと思います。

貴重な経験を提供してくださったIIPに感謝しております。ありがとうございました。

研修に参加して1ヶ月が経ちました。日々、新しい生徒や先生との出会いがあってとても充実しています。研修先の学校は日本文化にとても興味と理解を示してくれており、活動しやすくとても居心地がいいです。

活動内容は主にアシスタントとして授業に携わり、生徒からの質問対応や添削等をしていますが、数回授業をさせていただいています。日本文化の紹介や体験に生徒たちはとても興味を示してくれており、やりがいがあります。

英語はあまり得意ではなく、ネイティブの若者は喋るスピードも速くて聞き取ることがなかなか大変ですが、毎日彼らと関わっていると少しずつ慣れてきた気がします。また、他の授業も見学したりしています。日本とは異なる方法や教材などを用いているので、新しい発見があり勉強になります。

自分は、日本の教育状況を改善するヒントがここにはあると感じています。引き続き授業観察や先生たちとの会話をし、気づきを言語化をしていこうと思っています。
新学期が始まりもうすぐ1ヶ月です。今学期はCarncot Schoolで7、8年生が週一回30分、6年生が週一回20分で日本語の時間をいただいています。Sansonでは人数が少ないので4人ずつのスモールグループに週一回30分ずつJapanese Classをやらせていただいています。

どちらの学校も私の授業の時は先生が他の仕事をしているので、生徒に指示を与えるのがちょっと苦労します。静かにさせる方法が日本とは違う感じなので。声を張り上げて「静かに!」とか言う先生はいなくて、ちょっと独特な静かにさせる技がいくつかあるんですが、やり慣れていない私はなかなか難しいので。

この1ヶ月では「これ、あれ、それ、どれ」の使い方、「これはなんですか?」の練習、カタカナの表を見ながら単語を推測するゲーム、箸の使い方、「あ」の紹介と「あ」を筆で書道のようにか書く体験をさせました。書道は水に濡らした筆でかけるシートを使って1人ずつ書かせ、ドライヤーで乾かして消してから次の人に書かせました。なかなか経験したことがないらしく、好評でした。待っている生徒にやらせるアクティビティを用意する必要がw)€「△蠅泙・・w)が、その時にカタカナ解読ゲームをさせました。これもみんな一生懸命に取り組んでくれました。

来週は日本の私の勤務校とスカイプで話します。みんな楽しみにしているようなのでうまくいくように今日本の学校とも相談しながらコンテンツを考えています。次回が最後のレポートになると思いますが、いい報告ができるようにしたいです。

それから、「日本語できます」と言うサイトのクイズや「やってみよう」のコーナーがとても役に立つので紹介しておきます。
https://www.erin.ne.jp/jp/
2月4日から新年度が始まり、研修も残すところあと2ヶ月弱になりました。今学期は、今まで中国語を教えていた先生が来られない事になり、代わりとして日本語の授業を今までよりも長い時間実施することができるようになりました。Year6からYear8の3クラスを週1回各30分ずつです。

1週目は日本語での簡単な自己紹介、お辞儀の練習をやりました。Year6では言語面は軽く行う程度にして、日本のゲームを8割、日本語を2割くらいで実施しました。Year1からYear5は授業の手伝いとして週1回1ブロックづつ参加しています。ちなみにニュージーランドでは1日のスケジュールが、モーニングティーの前、後、ランチの後、の3ブロックに分かれています。3月に日本での勤務校とスカイプでのコミュニケーションを予定していて、子供たちも何をやるか一緒にアイデアを出してくれています。来月になったらその件も報告できるかと思います。

また、昨年から引き続き割と時間を割いていただけた学年(現Year8)では、前の学期に日本にいる家族に頼んでスカイプでリアルタイムに日本とつないで自動販売機に行ってもらい、購入したのですが、そのドリンクをお正月休みに遊びにきた家族に持ってきてもらいました。

こちらでは見たこともないようなドリンクもあり、試飲させてあげたらとても盛り上がりました。おしるこ、コーンスープはみんな気持ち悪がっていましたが、話題的には良かったです。一番評判が良かったのはカルピスソーダと、ゼリー入りふるふるドリンクのグレープでした。

あとこのサイトのクイズや、ビデオクリップが結構役に立っているので紹介しておきます。特に「これは何でしょう?」というクイズはとても喜んでいました。 https://www.erin.ne.jp/jp/
12月の中旬からこちらは夏休みに入りました。年度の終わりの様々な行事が日本とは違いました。2月の初めからは新学期が始まります。

夏休みはオンラインでEFL teacherのための講座を受講しています。英語で英語の教授法を学ぶというのも新鮮で発見が多いです。娘はサマープログラムに参加したりイベントに参加したりして英語を忘れないように積極的に英語を話しています。

クリスマスはSanson Schoolの校長先生の家にお邪魔して親戚の方々とのパーティーに参加させていただき楽しい時間を過ごすことができました。日本の家族や友達も順番に遊びに来てくれてここまではあっという間に過ぎていった感じです。新学期になったら研修校以外の学校、特にハイスクールの見学に行こうと思っています。
年度末になり色々な行事が次々に行われています。Galaというバザー兼お祭り、クリスマスキャロルという夕方の歌会、キャンプ、Plant to Plateという団体を招いての調理実習、ハウスデー、そして年度の最後に行われるPrize Givingの準備、と大忙しです。最終週にはほぼ授業はなく、まとめ的な内容が行われています。

日本語のクラスでは、体育の先生に協力していただきYear7,8で組体操をやりました。怪我人の心配をしていたのですが、どうにか無事に終えることができました。みんな難しいポーズほど白熱して取り組んでいました。

Year5、6では日本のゲーム、昔話、折り紙など週替わりで違ったことを紹介しました。ただ見たり聞いたりするより本人がやる方が楽しいので、あっち向いてホイ、や、イッセーの、ゲームをトーナメント方式でやった時はは大盛り上がりでした。今週末から夏休みに入るので、夏休みを充実させたいと思っています。
ターム4が始まり3週間目になりました。このタームでは体育の先生にお願いして、Year7,8(日本の小6と中1)のクラスで組体操をやらせていただくことにしました。プランを見てもらい、生徒にはパワーポイントで説明した後、来週月曜日からいよいよ実際に練習に入ります。怪我人が出ないように、二人組みの技をやる時にもサポートを2人つけて行うことになりました。タームの最後の方のアッセンブリーで発表できればいいな、と思っているのですがどの程度の出来になるか未知です。

カーンコットスクールでは素晴らしいアクティブラーニングの授業を見せていただいています。サンソンスクールの方は4、5人のグループに分けていただいて、ちょっとしたゲームや工作を教えています。

どちらの学校でも実際に日本のことをシェアするのは4年生から、というのが限界ラインのようです。1-3年はまだそれどころではない、といった感じです。なので1-3年生のクラスではひたすら先生の手伝いです。少しでも役に立てたら、という気持ちではありますが、どうしても小さい子の扱いには慣れておらず、それほど役には立っていないかも知れないのが心苦しいです。
○ LD生徒の追体験
今回の旅の一番の成果はLD生徒の気持ちを少し体験できたことかもしれない。18日間英語でコミュニケーションしなければならなかった。英語力のない私にとっては、これはよくわからないことの連続であった。英語のシャワーの中で、分からないという事がこんなにもストレスを与えることになるのか、よく分からないのに「ヤップ(NZ のイエス)」ととりあえず相槌を打つ事の情けなさ、考えていることや言いたいことはたくさんあるのに、それを表現できないもどかしさ等々、これは実に辛い。LD生徒が教室で感じている辛さはこんなものじゃないかも知れないと想像すると、今までの自分の彼らに対する教育の至らなさが痛感させられた。

○ 学校完結型と社会資本依存型
日常の職場実習を近隣の教会や商店、集会場、幼児の遊び場、YMCA、図書館、ホテル、個人宅(芝刈り)などで行っていた。地域の方々の受け止めも大変よく、インクルージョンが進んでいるお国柄を実感した。特別支援教育の生徒がどんどん地域に出ていくことによって障害者理解も進むという相乗効果も期待できる。それに比べると我が国の特別支援学校は学校内完結型が多い。勤務校は地域に出て行く学校ではあるが、もっともっと日常的に地域に出て地域の社会資本を活用していく視点を大切にしたい。

○ 特別支援教育は20歳まで
我が国では学校教育は18歳で全員一律に終了となる。一方で特別支援教育のニーズのある生徒は個人差が大きく、本校にも18歳で社会に出るにはあまりに幼い生徒がいる。こういう生徒の場合、せっかく就職できても長続きできないケースが見られる。NZのように21歳までとは言わないが、せめて20歳の成人までTransition のようなクラスでキャリア教育を受けられると、もう少し大人になってから社会に出られる。その分、自立した生活を送れる可能性が高まる。コストはかかるが、卒業後の人生で何十年も働いて納税者として生きるか、それとも働けず福祉の世話になるかを考えれば、20歳までの投資は結果的にはそのコストを上回る効果を発揮してくれると考える。
3学期が始まりちょうど半分が終わったところです。4月から研修をさせていただいている方の学校には週2回行っていて、1コマ約30分、一日3コマを日本語クラスに充てさせていただいています。全校生徒30人ほどの学校なので4、5人のグループで行っており、ちょっとしたゲームもできるのでやりやすいです。子供達も慣れ、言葉から日本料理の調理実習まで色んなことをやっています。スカイプを使って日本の学校の生徒と話す機会も何度かあり、生徒達も楽しんでいます。

今学期から週3回行き始めた方の学校では、1クラス20人ほど、時間も10分弱を週1回、という感じなので、何をやればいいか毎週困っている状態です。というわけで、こちらの学校では主に授業を見学させていただいています。特にここの学校はアクティブラーニングでの授業がとてもうまく進んでいるので、様々なテクニックを吸収させていただいています。
ビザの手続きを始めてから半年、やっとビザが取れました。ビザの関係で子供が学校を移ることになり、手続きやら、高額出費やらで落ち着いて研修ができなかったこの1ヶ月でしたが、とにかく新しいタームが始まりました。

私の研修も新しい形式になり、まだ全然慣れず、不安な日々を送っています。すぐに慣れてくるとは思うのですが。とにかくビザが取れたことで心のゆとりが出てきたので、これから更に多くのことを吸収していきたいと思います。

学校を移ったことで全然違く学校のやり方が見えてきて、私としてはとてもよかったのですが、子供にとってはまた一から学校に慣れていかなければならず、大変な思いをさせてしまったようです。これもまたすぐに慣れるとは思うのですが。

前の学校を週2日、一日3コマ。新しい学校を週3日、こちらも3コマやることになっています。
前からいる学校の方では、盆踊りを練習させていますが、慣れないリズムと踊りに生徒は苦戦しています。
2週間後を目処に、学校全体で合わせて踊りたいと思っています。和太鼓を借りたくて、現地の日本人コミュニティに問い合わせています。こういう時に現地の日本人会はとても協力的で助かります。

次回のレポートで盆踊りの結果を報告できると思います。
2種類の授業をしました。学年はYear7または8で、1クラスは10人ずつ45分間です。

①毎日のご飯、調味料、お弁当、伝統料理などをまとめて「日本の食事」として授業をしました。写真を見せて気づいたことを発表してもらい、そのあと私が補足する、という形式にしました。その後、手巻き寿司(ツナ・キュウリ・チーズ)を作って食べました。いただきます、ごちそうさま、も練習しました。

②日本の服装(普段着、制服、冠婚葬祭など)を紹介しました。学校に浴衣や法被がいくつかあったので、その後、制服の上から着てもらいました。また、この時が最後の授業だったので、今まで使用したパワーポイントを抜粋したものを配布し、3か月の振り返りをして終了しました。

日本語の授業以外では、Athletic day で教員の昼食を校長先生と作ったり、放課後に行われたGALAでPTAのお手伝いをしたり、Art Exhibitionに参加したりしました。生徒の教室での様子だけでなく、いろいろな表情を見ることができて楽しかったです。

NZでの研修が終わりました。日本語(日本文化)を教えるのは初めてで、日本について自分自身が初めて知ることも多く、発見もたくさんありました。実際に授業が始まれば生徒の反応が楽しみだったり、もっと工夫をしたくなったり、日本にいるときと同じように教員という仕事が楽しめました。生徒も先生方もとても優しく、無事に研修が終えられて良かったと思います。
3か月のニュージーランドでの研修を終えました。授業は不定期に各クラスに招いてもらうという形態で、それほど多くは行いませんでしたが、以下を行いました。

①日本の紹介(日本そのものや自分の勤務校のことなど)、②日本語の挨拶、③カナカナで自分のネームカードを作る、④数の数え方、⑤日本の有名な俳句の紹介(writingの授業で"Haiku"に取り組んでいた時に)。ニュージーランドの学校では子どもたちが皆マオリ語を学んでおり、ローマ字のようにしてマオリ語を表記しているので(マオリ語の母音はaeiouです)、日本語をローマ字表記で紹介すると、スムーズに理解してくれました。

また、④の数の数え方のときには、「いっせーの」と言って親指を立て、その数を言い当てるゲーム(正式名称がわかりませんが...)を紹介したところ、「楽しみながら数を覚えられる」と好評でした。なかには家族にそのゲームを紹介した子どももいたようです。授業以外には、毎日、Year5や6の子どもたちの算数を手伝ったり(個別にわからないところを教えてあげる)、Year0や1の子どもたちと一緒に英語を学んだり、時には教えたりしました。

また、校長先生の奥様が勤務している別の学校も見学させていただきましたが、研修校よりもさらに農村部の学校で環境教育やgardeningの授業に力を入れている様が興味深かったです。
3種類の授業をしました。学年はYear7または8で、1クラスは10人ずつ45分間です。授業回数に対し、挑戦したい内容が多かったので、それぞれ二本立てになりました。

①前半は伝承遊びとして、あやとり・コマ・だるま落とし・お手玉・けん玉をしました。だるまの意味を話したり、私が出来ないものは動画でお手本を見せたりしました。それぞれ一つずつしか持っていなかったので、3分ずつで交代しました。後半は、手押し相撲とあっちむいてほい、をしました。相撲も合わせて紹介しました。

②前半は箸の使い方を練習し、折り紙で箸袋を作成しました。後半は、広島・長崎の原爆の話をした後に、折り紙で鶴を折りました。同じ鶴でも、サイトによって手順の説明の仕方が違っていて、生徒にとってわかりやすい方法を考えるのは、大変でした。

③前半は神社や参拝の仕方、おみくじ・絵馬について、クイズ形式で紹介し、実際に参拝の練習をしました。後半は茶道体験をしました。日本から持ってきた抹茶粉末を使いました。NZでも"Green tea"は親しまれているようなのですが、半分の生徒は美味しく飲み干し、半分の生徒は「苦い」「くさい」と言っていました。

授業中、生徒に意見を聞いたりすると、すぐにいろいろな意見が出てきて面白いです。でも、私のリスニング能力が追い付かず、多用するのは難しいです。今までは無我夢中という感じでしたが、今更ながら自分の英語の発音の不正確さが気になってきて、生徒と一緒に簡単な単語も一つ一つ確認しています。

日本語の授業以外では、Life Educationの授業、Sailingの引率、電話帳配達、家族旅行、地域の児童劇団ミュージカル、とたくさんのことを経験させていただいています。NZでの研修も残りわずかですが、後悔のないように楽しみたいです。
5~6歳のクラスで毎日英語のphonicsを行っているのが参考になっています。当たり前のことかもしれませんが、Nativeの国の子供たちであっても、こういった地道な発音練習を繰り返してNativeらしい発音を身に着けていくことを知りました。Writingの授業でも、この年齢の生徒たちはいろいろな間違いをするのですが、Nativeの人もいろいろな間違いをしながら英語を身に着けていくことを実感しています。
お世話になっている学校には5歳~12歳の生徒が通っているのですが、言語を習得していく様子が参考になっています。低学年の生徒は、「話せるが読み書きはできない」という状態からスタートして、学校で本や詩を読んだり、単語を覚えたり、先生の書いた文を書き写したりして英語を学んでいます。

また、日本語の授業(簡単な挨拶程度ですが)を持たせていただいたのですが、この年齢の生徒たちは「耳で覚える」ということが非常に優れていると感じました。言語の習得は、低年齢のうちにまずはlisteningとspeakingに慣らせておくとよいのかもしれないと実感しました。

4種類の授業をしました。学年はYear7または8で、1クラスは10人ずつ45分間です。

①自分自身、日本、日本とNZとの比較、をクイズ形式で紹介。人口密度、南北の寒暖差、食べ物、のクイズや、日本の授業風景の写真が盛り上がりました。

②数字の読み方(1~20)をIIPのテキストを使って教えました。身近な数字(年齢、学年、組、家族の人数)を日本語で答えたり、挨拶、氏名、町名をひらがな・カタカナで書いたりする練習をしました。

③数字、挨拶、氏名、町名を用いて自己紹介を書き、一人一人発表しました。②の授業が実施できていればあっという間に完成しますが、学校行事で実施できていないクラスは、時間が足りなかったので、挨拶と名前だけにしました。

④日本語や漢字、習字について説明し、習字で「光」と一つ自分の好きな言葉を書きました。生徒は好きな言葉として、「家族」「愛」「人生」「ピザ」「寿司」などを書いていました。

私の発音がわるく伝わらないときは、パワーポイントで補っています。授業中は、生徒が読んでくれる英単語を、逆に私が繰り返して練習しています。注意したいのに言葉がパッと思いつかない時が、一番もどかしいです。先生やホストファミリーが子供を注意する言葉や、ステイ先で見ているクイズ番組の司会者が言う「正解」「おしい」「次はあなたの番です」というセリフを真似して、授業に使っています。日々勉強です。

日本語の授業がないときは、毎週あるAssembly, Sports eventに加えて、興味のあるKapahaka, Choir, 第二言語としての英語の授業、にお邪魔しています。思ったよりも自分の授業が多く、Scienceが見学できていません。うまく調整したいです。また、司書の先生にお薦めを聞いて、地震についての本や、英語の絵本を借りて読んだりしています。よい息抜きになります。
NZに着いて一週間です。研修校より9回分の授業を考えてほしいと言われました。自己紹介、数字の数え方、折り紙、習字、箸の使い方、日本食作り...など、準備できそうな項目をその日に考えて、各時間の目標を2~3個挙げた一覧を作成し、お渡ししました。

自己紹介はどこの学校でもする機会があると思うので、日本でパワーポイントや原稿を準備しておくと安心です。(私も自己紹介だけはすぐできるよう準備しておきました)

その後、日本語授業の打ち合わせを副校長先生としました。そこでは、授業をするうえで必要なことを確認しました。(英語が得意ではないので、前日に訳してメモを持っていきました。)

授業の到達目標/期待される、会話・筆記・体験の比率/生徒の日本語履修状況/出欠確認したあとの報告義務/生徒のアレルギーの有無/プロジェクター、スピーカー、CDデッキなどのレンタル依頼/教材購入時の費用・その手順/生徒の写真を撮っても良いか/生徒の名前の呼び方、などです。

実際に授業をしてわかることも多く、作成した授業内容も改良が必要でした。自分の授業の中でも、新しい単語や表現をどんどん取り入れて、生徒との会話を増やしながら、スキルアップしていきたいと思います。
NZでの生活も1ヶ月半がたち、ちょうど折り返し地点を過ぎたところです。すっかりこちらの生活にも慣れてきました。

この1ヶ月半の学校生活は目に飛び込んでくる世界がまるで日本の教育現場とは異なり、刺激的で学びが多く充実していた反面、孤独との戦いでもありました。100%自由、授業する場所すら決まっておらず、毎時間自分で開拓、この前はどこも空いてなかったので念願だった青空教室を開きました。特にどんな授業をしているのかも気にされることもなく、自分で好きなように授業を考え、展開しています。最初の頃は何をするにしても色々確認していたのですが「好きにしていいのよ!あなたがしたいように自由に楽しんで~♪」と必ず返事をもらうので、正直戸惑いがありました。最近は、それを「とってもラッキー!」に切り替え、今まで以上に自分のやりたいこと、興味がある教室、授業を覗かせてもらったりしています。フットワークが軽くなり、益々この環境を楽しんでいます。

授業については、ホリデイ前に「あいうえお」の読み方を学習したのですが、残り5回程しか授業ができないこと、文字と音をリンクさせることが難しいこと、そもそもひらがなに興味が全然なさそう!なこともあり、残り1ヶ月分のプランを全部変更しました。今は、日本の伝統的なものをかるたにし、それらの紹介をしつつ遊んでいます。子どもたちはかるたが大好きで、毎回既習カード+新しいカードを取り入れて行っています。残りの5回で、基本的な挨拶と数字(1~10)を全てマスターすることが最低目標で、それに加え、講義とアクティビティを行っていきます。

てんでダメな英語は、まだてんでダメなままですが、最近楽しく勉強できています。今ハマっているのが洋楽のディクテーションです。1日歌詞の1番だけ聞き取り、書き取り、訂正し、分からない単語を調べ、あとは覚えるまで歌い続けます。机に向かう時間は30分程で、あとはストレッチしながら歌う、シャワーを浴びながら歌う、「ながら歌い」をしながら勉強?しています。寝る前にはベッドの中で日常フレーズ(今日言えなかったこと)や単語など、兎に角詰め込んでいます。まだまだ成果は出ませんが、ちょっとできたことを褒めまくって自分をアゲて、モチベーションを下げないようにすることに一生懸命です。来月のレポを書く時までに、少しは成果が出ていますように・・・

こちらに来て3週間経ちましたが、お陰様で充実した毎日を過ごしています。先週から授業も始まりました。

こちらの学校は、言語教育に力を入れていて、子どもたちは中国語を主に、現地のマオリ語、フランス語なども習っています。そのため、日本語の授業は容量オーバーなようで、日本の文化や日本語を学びたい7、8歳の5~6人の児童で構成された少人数グループを3つ担当させてもらっています。

今週ひらがなに入りましたが、「あいうえお」の発音から難しく、その後の単語のフラッシュカードの活動にかなり苦戦をしました。結局1時間の中で文字と音を一致させることはできず、かなりハードルの高いことを求めてしまったのだなと反省しました。

その他にも、1時間の中でパワーポイントやムービーを使った日本の紹介や、絵本を読み聞かせたり、折り紙・ネームカードを作成させたりなど、飽きがこないように小出しでテンポよく進めることを心がけています。内容については子供の反応を見ながら吟味中です。

平日の過ごし方ですが、家と学校の往復の生活から抜け出すために、週2のヨガ、日本語教室の参観、また、日本語に興味がある方が保護者の中にいらっしゃったのでExchange Language を始めました。休日は、ホストファミリーの親戚のお家にお邪魔して子供たちと遊んだり、パーティーに参加したり、ファミリーの子の習い事の試合や発表会などを見に行ったりしています。来週からファミリーと一緒に2週間程の冬休みを利用して、オーストラリアの親戚の家にお邪魔して来ます。英語がてんでダメなので、英語強化期間にしたいと思います・・・

ニュージーランドの英語(現地の人はkiwi英語と呼んでいます)は癖が強く、またかなり早口なので聞き取りにくくかなり苦戦しています。ですが、時にはGoogle先生を交えながら、積極的にコミュニケーションを取るように心がけています。上達した自分を想像しながら奮闘しています。ネイティブの人たちと冗談を交し合っている日々を夢見て・・・
ニュージーランドでの3ヶ月の研修が終了しました。イギリスと合わせると、1年の半分以上を海外で生活していたことになります。

自分の力不足を感じることも多々ありましたが、周りの方々に支えられてとても楽しい充実した時間を過ごすことが出来、改めて日本の魅力を感じたり、違う視点から物事を捉えることが出来るようになりました。

そして、何よりも子供達の笑顔と好奇心に救われました。自分には当たり前だった事が、子供達の視点で見ると違う感じ方をすることが出来て新しい発見をすることもありました。少しでも子供達が日本に興味を持ってくれていたら嬉しいです!
私にとって最後のタームが始まります
今は2週間のスクールホリデー中です。ホリデー期間は、オークランドからフェリーで40分ほどのところにあるワイヘキ島とオークランドから車で3時間ほどのコロマンデル半島に行ってきました。どちらもとても綺麗なところでした。特にコロマンデルにあるカセドラルコーブは映画の撮影でも使われている場所で、とても迫力がありお勧めです。

来週から最後のタームが始まります。語学力が乏しいので、コミュニケーションをとることに消極的になる時もありましたが、残り3ヶ月ほどなので、そんな自分を変えていけたらなと思います。

残りのホリデー中は授業の見直しとアセスメントシート(子供の評価シート)の作成にあたります。
初回の授業の時に、生徒達に「日本から来たものを知っていますか?」という質問をしました。日本食や地震のある国等の回答をもらいましたが、知っているものの中にも日本から入ってきたものがたくさんあることを説明しました。(ポケモンや日本車のメーカー等)
自分の知っているものと日本に繋がりがあることが分かると、生徒達から「これは日本のもの?」と質問をもらう機会も増え、今まで以上に子供達との距離が縮まった気がしています。

現在は2週間のterm holidayの為、オークランドに観光に行ったり、周りの方がオススメしてくれたRotoruaという場所に旅行に行く予定です。
NZに来てから1カ月程経ちました。到着時はまだ冬でしたので、雨も多く寒い日が多かったですが、最近はだいぶ暖かくなってきました。

私が研修をしている学校はNorth Aucklandの山の中にある全部で3クラスのとても小さな学校です。周りは山や牧場に囲まれており、様々な動物も日常的に目にします。学校では、マオリ語の授業もあり、自国の文化も大事にしているんだと感じました。

大きなショッピングモールやコンビニ等はないですが、のんびりと空や動物を眺めてスローライフを満喫しています。

Japaneseのクラスは来週から1週間に一度、2クラスで持たせてもらうことになりました。今はパワーポイントで資料を準備して、授業計画をしている所です。
こちらでは2週間のスクールホリデーが終わり、ターム3に入りました。私の教室に来る子供たちも新たなグループになり、また名前を覚えるところから始めているところです。発音しづらい名前はどうしても覚えるのに時間がかかります。(私の学校では、毎ターム120人ほどの子供たちを受けもちます。)

ターム2と同じく初回は自己紹介と日本の紹介をしました。手直しは入れていますが、基本は前回と同じ教材です。以前よりも子供たちとのやり取りが増えているためか途中で時間が来てしまうことが多々ありました。少し英語にも慣れてきたのかなと嬉しく思います。今後はターム2よりも内容を絞り、子供たちとのやり取りを濃くしていけたらと考えています。
こちらに来て約2週間が経ちました。ホストファミリーはとても親切です。子供もいてにぎやかに過ごしています。家族の言っていることは、速くてなかなか聞き取れませんが、私に向けては、分かりやすい言葉でゆっくり話をしてくれます。先日の水曜日、副校長先生が学校へ連れて行ってくれました。Japanese room というところがあり、部屋には、日本の文化紹介の教具がたくさんあって驚きました。歴代の日本人が置いていったようです。明日の月曜日からterm2が始まります。私の授業は翌週の9日からということでした。明日からの1週間は学校の様子を見学しながら、授業の準備を進めていこうと思います。
私がNZに1年間滞在する目的は日本の中学校の英語科教員として、英語圏で実際に英語を使って生活する経験がしたかったからです。そしてもう一つ機会があったら日本で教員生活をしながは取りにくいTESOLの資格を取りたいと思っていました。そして先日無事にTESOLのコースを終了して元の学校に戻って来ました。大きな都市の語学学校でしかTESOLコースを開講していないのと、コース開始の期間が決まっているのですが、ちょうどNZの現地の学校の夏休みに大部分が重なる学校がオークランドにあり、ボランテァ校の理解を得て夏休みより少し早めにお休みを頂き田舎からオークランドに移りました。また現地の学校の新年度にも少し間に合わなかったのですがそれも了承して頂けたので受講することが出来ました。

私の場合は事前に5週間の語学研修も必要でしたが、基準に達していれば5週間で取得できます。学校によっては4週で取れるところもあるようです。この教授法はこれからの日本の英語教育に大いに参考になると思います。機会があったら受講をお勧めします。語学学校に通っている間の10週間のオークランドのユースホステでの一人暮らしも良い経験になりました。

元の学校で働く期間が残り3週間になってしまいましたが、数少ない授業の中でNZの生徒たちが少しでも日本に興味を持ってもらえるように頑張ります。
今回私がIIPに参加した目的は英語教師として、一度は「英語圏で生活してみたかった」といいうことと、機会があれば「語学学校に通いTESOLのコースを受講」することでした。そして念願がついにかない1月4日から授業がスタートしました。

日本で教員をしながら受講することは時間的にも体力的にも難しく費用も高いです。海外では日本で取得する溶離も安く、期間も5週間なので英語教師ならぜひ海外滞在中に取得することをお勧めします。私の場合はレベルに達しておらず、事前に5週間の一般英語のコースに参加が条件でしたが、幸いボランテァ校の理解もあり、夏休みより少し早めにこの語学学校に通うことを許可していただけました。

ボランテァ先の町からTESOLコースがあるオークランドの語学学校までは通えないので今はユースホステルで一人暮らしをしています。ホストファミリーと過ごすことも得難い経験でしたが、ここでは勉強だけに集中するために一人暮らしを選びました。一人暮らしと言ってもキッチン・シャワー・トイレは共有なので色々な国の人と交流ができます。夕飯の時間はキッチンでは色々な国の味しそうな料理がみられます。ここでの生活はNZ人の暮らぶりがよくわかるホームステイとはまた違った、経験になっています。
5,6人ずつの小グループ単位で教えているために子供の特性に合わせた指導はしやすいのですが、1年間授業をするので意欲と知識をいかに持続させるかが課題です。ネタが尽きないように、ネットを中心に教材研究する日々です。
IIpのテキスト「hello japanese」のひらがなや数字の表は、発音がイメージしやすく、イラストも付いているので、こどもたちにも印象に残りやすいようです。
コピーして一文字ずつ切り離しカードにすると、読み書きができないレベルでも楽しみながら繰り返し学ぶことで、自然に習得することができています。

日本語が読めるようになると子供たちの自尊心も高まり、特に、お勉強があまり得意でない子供たちは、得意気に先生や親にひらがな本を読み聞かせたりしています。多少間違えても相手には気づかれないことも大きなメリットですね。
来月卒業(こちらでは卒業とはいわないそうですが)する生徒は、最後の表彰式で日本語のスピーチをやることになりました。
先日は、「三角おにぎり」を作りました。炊飯は私が事前にやっておき、握ることに時間を費やしました。こちらでもsushiは売っていますが三角のおにぎりはないので、3画に握れることは子供たちの自慢の一つになりました。
そして、「いただきます」の意味も伝えました。子どもたちは、食べ物を残したり捨てたりすることに抵抗がないようなので、少しでも意識が変わるとうれしいなと思います。

また、地域のガールズスカウトのお子さんたち向けのボランティアもやらせていただきました。私の娘たちは、福笑いやけんだま、折り紙を教え、私は浴衣の着付けをしました。とても盛り上がり、後日お礼のカードやプレゼントまで頂き、親子共々とても嬉しかったです。
昨日夕方、学校とPTAで行う行事GALAというのを体験しました。
GALA(お祭り・祝祭・賑やかな催し物という意味)という行事はこちらに来て初めてしりましたが、日本でいうと高校の文化祭のような感じでした。
ホールではPTAが作ったお菓子・植木・野菜販売、古着や本などのバザー、また広い芝の校庭では各クラスが担任と有志の生徒でジュース釣り・綿菓子・ボール投げなどのブースを設け、売り上げを学校に寄付するという取り組みをしていました。
その他、担任以外の先生とPTAの方々がハンバーガー、ホットドッグ、ポテト、アメリカンドックなどを販売していたり、ミニSLみたいな乗り物や幼児の遊べる遊具などが運び込まれて近所の人がたくさんきていました。これはファミリー聞いたところずっと昔から続いている学校行事のうちの1つだそうで、時期は違ってもNZのほとんどの学校が実施する行事みたいです。でもこれは放課後に行われるので、生徒は強制参加ではないところがまた日本と違い自由な感じがしました。でも、今回改めてIIPを利用して来ているからこそ、単なる語学留学では得られない学校現場に直接携われる仕事が出来ているんだということを実感しています。
 
今ここNZではTerm3が終わり16日間のホリデー中です。このホリデーは特に旅行の予定はいれず、基本的にホームステイ先で、のんびりとした生活を送っています。時々、ちょっと大きな町にショッピングやチョコレート工場にホストティーチャーが誘ってくれたり、年に1度のオールNZ産の商品を出展したマーケットにもファミリーといってきました。それとこちらでは赤ちゃんが生まれる前にお祝いする習慣があるようで、先日マザーの友達の出産前のお祝い「ベビーシャワー」に行ってきました。到着すると、すぐに全員が首に「おしゃぶり」をかけられます。それを後でゲームに使うのですが、みんな紙おむつをプレゼントに持ってきて、「おしゃぶり」をくちで飛ばすゲームです。横に並べた紙おむつの上に乗っかると景品がもらえたり、ピンクの粘土で赤ちゃんを作り、だれの作品が1番か妊婦さんが選ぶゲームとか・・・最後は持ち寄ったプレゼントを皆の前でお披露目したりしていました。生まれる前とは文化の違いを感じとても興味深かったです。
夏休みを利用して、日本から同僚が会いに来てくれました。校長が同僚の、「私の学校も訪問したいという願い」を受け入れてくれました。そして全校朝礼でマオリ式の歓迎のセレモニーで出迎えてくれたことにとても感動しました。

日本から来た同僚の教科が美術と家庭科だったのですが、ここの学校でそれらの教科の先生が工夫を凝らした授業を同僚達に見せてくれ、資料までいただいて喜んで帰っていきました。この学校は比較的規模が大きく、クッキングとソーイングとそれぞれに先生がいます。その代わり規模の小さい近隣の学校の生徒が毎週1回スクールバスでこの学校に習いに来るというシステムです。この日のクッキングの授業では糖分を控えたお菓子作りとうことで、「Healthy Muesli Bar」というスニッカーズのようなものを作って自分で材料を書いたパッケージも作っていました。45分×2コマ続きで一切火は使わない簡単なお菓子作りで、そのあとのラッピング作りも含めて十分な時間があり、また1度に15人以下の少ない生徒というのも日本からしたら教員にとっても羨まし環境だなとも思いました。
5月に現地入りし翌週から授業を始めて、7月上旬に2学期が終了しました。
NZの学校時程は、登校→90分授業→モーニングティーブレイク30分→90分授業→ランチ60分→90分授業。
1年生~8年生まで計30人程の小規模校ということもあり、子ども達に合わせた授業をするために、高学年を対象に月・水は60分×3、火・木は通常の授業を見学をしながら個別指導、休み時間は日本語を使って遊ぶという形でスタート。

そして、一ヵ月後に中学年対象に60分×2を追加。中学年は日常の遊びを通して日本語への関心が高まった後に開始したこともあり集中して取り組めている。高学年は日本語を、中学年は日本文化を中心に教えています。低学年は中国語の授業があるため来学期以降の予定ですが、担任の先生のご配慮で、低学年在籍の私の娘が毎日一単語の日本語を教える時間も設けていただいてます。
授業でCOOKINGに挑戦しました。NZでは寿司はすでにポピュラーだっただったので、照り焼きチキンとライスにしました。1授業45分しかないので、朝のうちにその日に必要なご飯は私が炊いておくことにしました。それと、チキンの下準備も朝のうちにしておきました。材料費はすべて学校でふたんしてくれました。1クラス10人×1週間で15クラスなので試食程度ですが、ほとんどの生徒に大好評でした!醤油はわりとどのスーパーでも手に入るのですが、みりんは大きなスーパーのインターナショナルのコーナーにしかなくて・・・「もし家で作りたければ○○でみりんを買えるから」と教えたら・・・後日そのスーパーに生徒が買出しに来ていて、教えた通りの材料を買っていたのでとてもうれしかったです。英語のレシピも作って配ったので、それを見ながら家族に作るそうです。生徒は授業で料理をしたがりますが、12回の授業で、他にもまんべんなく日本の文化を紹介したいと思っています。
  明日で2学期が終了します。アシスタントとして主に活動していますが、学年はyear9~year13まで全ての学年を受け持っています。行っていることは、日本の文化紹介や日本語の文法や単語、それに自分の専門分野のことを取り入れたりして紹介しています。日本の学校や教育と異なることが沢山あり、教師と生徒との距離はとても近く時間もとてもゆっくり流れます。また、南半球に位置しているため、日本とは真逆の真冬真っ只中です。New Zealandの中でも暖かい地域といわれていますが、寒い時は1度や2度といったこともあり、冷え込みます。人間と動物、自然が共存するとても自然が沢山の国です。
NZでは1年が4タームに分かれています。2月が学校年度のスタートで、今はターム2です。この3か月間に週に1レッスン×12回(12種類)を行います。この学校は15クラスあり、1週間で15クラスに同じレッスンをするのが、こちらが飽きてきてしまい日本に居た時とは違う大変さがあります。(日本では週に4時間分の授業を考えなけれはいけなかったので・・・) この学校は1クラス27人くらいです。その中から10人ずつが私の授業に来ます。そして、ターム3は別のメンバーが来て、ほぼ同じ内容の(季節によって、折り紙で折るものなどの多少の変更や、改善はしますが・・・)12回分の授業をすればいいので、日本に居る時に比べたら、教材研究の時間はいくらでもあります。私は木曜日がPlanning Day で一日授業はないので、その日にまとめて教材研究をするようにしています。その他、ここの学校は千葉県の私立中学高校(一貫校)と姉妹校になっているようで、9月に4人の生徒が千葉県に行くので、その生徒たちに、別で更に週2コマ特別授業をしています。
私がいるNZのTe Awamutuという所は、オークランド空港から車で2時間くらいの所にある、とてものどかな小さな町です。窓からの夜景も美しく、ホストファミリー、先生方やスタッフ、生徒も皆親切でいい人ばかりです。これまで数か国に旅行をしたことはありましたが、海外で生活した経験がなく、こんなに素敵な所にも関わらず到着した翌日にはひどいホームシックにかかりました。幸い数日で落ち着きましたが、主人や子供たち(2人とも成人していますが・・・)を置いてきたことと、いわゆるカルチャーショックでした。夜にはベッドルームは薄暗く、あたりにはコンビニどころか自動販売機もない、部屋にテレビもなくシーンと静か、周りに日本人は1人も居ません。NZの夕食は日本に比べると質素で簡単な料理をワンプレーで済ませます。今では3週間経ち、だいぶこちらでの生活に慣れてきました。かえって無駄な買い物もしなくても済むと思うようにしています。
今月は9日まで学校があり、10日から夏休みに入りました。
わたしの出勤も9日までだったので、実質数日間の勤務となりました。
それでも、Swimming Event、Prize Givingなどのイベントが学校内であり、授業は数日間のみとなりました。
授業は、日本のアニメ映画を見せたり、リサーチ学習を行ったりしました。
わたしがメインで授業をすることはありませんでしたが、最後はなんとなく終わってしまった感じです。
Swimming Eventは、日本の学校のイメージだと種目競技になりますが、こちらは、温水プールや飛び込み台から飛び込んで遊んだりというアクティビティでした。この辺の違いがおもしろいなぁと思いました。
また最終日にはPrize Givingがありましたが、こちらも、日本の修了式のイメージとは異なり、1時間半ほどかけて、いろいろな生徒に賞状を渡して、表彰していくというものでした。こちらも日本との違いを面白く感じました。
わたしは今学期でニュージーランドでのボランティアは終了し、来年からオーストラリアに渡ります。
最後の出勤日は、生徒・先生ともに挨拶をしてお別れをしました。
長いようであっという間に過ぎた9ヶ月間でした。
☆学校での生活について
今月は2週目でシニアクラスの(日本で言う高1~高3)授業が終了しました。
Year13(高3)の生徒は卒業式が2週目の最後にありました。
Year11~13(高1~高3)までの生徒は卒業式の次の週から試験があり、その後は1月の下旬まで夏休みに入ります。
11月中旬という、休みの時期もそうですが、2ヶ月以上の休みという期間の長さにびっくりしました。
また、高3が卒業して新学期まで休みというのはわかるのですが、高1,2の生徒も休みに入ってしまうというのにさらに驚きました。日本との学期間の違いは面白いと改めて思いました。
わたしは、シニアクラスの生徒に対してNZCAのサポートをしていたせいか、一人一人の生徒と交流を深めることができました。
最後の授業で、Tea Ceremony(茶道)をやさせてほしいと一緒に担当している先生にお願いし、実施しました。
以前実施したのはYear10(中学3年生)に対してだったので、今回は、最初で最後の別れを惜しむお茶会になりました。
Year10で実施したときと同様、お辞儀のタイミング、お茶の頂き方、お菓子の食べ方、茶道の考え方等、お茶会の後に紹介しました。生徒は皆、興味深く聞いてくれました。
授業外では、一部の生徒がお別れの手紙をくれたり、ランチタイムに招待してくれて一緒にランチを食べたりしました。
こちらに来た当初は、本当に語学力に自信がなく(今でもそうですが)不安でしたが、生徒が受け入れてくれたので本当に嬉しかったです。
今はジュニアクラス(日本で言う中2、中3)のみの授業です。
先週は、書道の授業をやりました。ポイントを少し説明してあげたら、生徒は楽しそうに取り組んでいました。
☆学校外の生活について
シニアクラスの授業がなくなってしまったため、多くの時間ができました。
ボランティアをしようと思い、ホストファミリーや地域のボランティアセンターに相談をしました。
木曜の午前中に老人ホームのボランティア、他は街中にあるフェアトレードのお店で定期的にボランティアをさせてもらえることになりました。
学校外で多くの人に出会えて、たくさんの経験ができ、有意義な時間を過ごしています。
●月末に定期試験がありました。
私は問題・解答用紙の印刷と採点のお手伝いをしました。
定期試験は、シニアクラス(日本で言う高1から高3まで)のみで、ホールで行います。
ジュニアクラス(日本で言う中2、中3)は普通に授業です。
同じ学校なのに、全体で試験をやらないことや、各教室で実施しないことも、おもしろなぁと思いました。
また、普段は制服(高3のみ通常も私服)なのに、試験期間中は私服がOKになります。
このへんもおもしろいと思いました。
●ジュニアの日本語クラスの生徒は学期に一度入れ替わりになります。
多くの生徒と関わりを持てることは、嬉しいですが、短期での授業は学習の到達度はどうなのかなと言う気がします。
シニアクラスの生徒はNCEAの準備をしています。私は彼らの準備を助けています。
●学校説明会が月末にありました。
私も一緒に参加しましたが、体験授業のアクティビティが盛りだくさんで、楽しかったです。
☆学校外の生活について
●一人暮らし
ホストの方がこの8月、1ヶ月間、旅行に行ってしまいました。
今まで、私とホストの方との2人暮らしだったので、実質1人暮らしとなりました。
近くにホストの親戚の方がいらっしゃり、買い物や食事など、時折サポートしてくれ、ありがたかったです。
私は今まで1人ぐらしをしたことがなかったので、大変良い経験になりました。特に食事は、自信がつきました。
日本から送ってもらった食材、調味料を使って、和食を作り、着物を着て親戚のお宅に行ったりしました。
学校外の方にも、日本文化の一部を見てもらった気がします。
●歯医者さん
こちらに到着した4月当初から、歯に違和感がありました。
(出国前に歯医者にはもちろん行きましたが・・・)
違和感が大きくなるので、意を決して、歯医者さんに行くことに決めました。
ホストの方に歯医者さんを紹介してもらい、行きました。
設備も整っており、また歯医者さんも大変良い方で、不安が和らぎました。
心配だった費用も思ったよりかからず(それでも日本に比べると高い)よかったです。
●その他
地元コミュニティイベント(トランピングサークル、クイズ大会)に参加しました。
現地でできた友人と映画を見に行きました。素敵な映画館で、感動しました。
月は5日から2週間のホリデーに入ってしまったため、2週間の学校生活(授業期間)となりました。
最初の一週間は、先月の報告書に記載したとおりです。
最後の一週間は、日本から姉妹都市である野々市市(石川県)の中学生&先生が国際交流で4日間こちらに来られ、現地の生徒と観光や自然体験を通じて交流を深しました。なんでも姉妹都市同士で20年間、行き来をしているそうです。
こちらの生徒も4月に修学旅行ということで、野々市には滞在し今回来校した生徒とは対面しているので、再会を楽しみにしていました。
わたしも観光や自然体験の4日間を行動を共にさせていただきました。
農場を見に行き、乗馬をさせていただいたり、羊の毛を刈るとことを見させていただいたりしました。
また、海に行き、エイにえさをやりました。
リトンの先生がハンギ(マオリの伝統的な食べ物)を作ってくださったり、ワイナリーにも連れて行っていただきました。
(もちろん教員のみ)
こちらでしかできない貴重な体験ができ、うれしかったです。
☆学校外での生活について
5日から2週間のホリデーでした。北島を旅行してきました。
どこも初めてで、街毎に異なる風景、文化を感じました。
月末から、ホストの方が1ヶ月間、旅行に行ってしまいました。
今まで、私とホストの方との2人暮らしだったので、今は実質1人で生活しています。
近くにホストの親戚の方がいらっしゃり、買い物や食事など、時折サポートしてくれます。
家事などのやり方はホストの方が事前に教えてくださっていたので、大丈夫です。
こちらには日本人の先生がいらっしゃって、私はアシスタントをしています。
研修開始時からその先生の体調が思わしくなく、お休みになられることが多いです。
先生がお休みになるときは、自習監督のような先生が来られるのですが、日本語の先生ではないので、日本人の先生がお休みになられるときは、私が授業をすることにしました。

日本人の先生が一日単位でお休みされるときは、授業内で指導する内容の連絡があるのですが、最近その先生が盲腸になってしまい、突然学校に来れなくなってしまいました。

自習監督の先生は、日本で言う「指導主事」(先生のトレーニングをする先生)のような方で、各学年の進行具合と必要な内容を考えながら、一緒に指導計画、目標、内容を立て、授業を行いました。1週間以上のお休みでもあり、突然だったのでこのような形をとりました。

生徒は楽しんで授業に参加してくれて、指導主事の先生、学校の教頭先生からもおほめの言葉を頂きました。
また、後日、生徒の親から自習監督の先生にメールがあり、私の授業について好評をいただきました。
わたしは英語の教員ではないので、自分の英語には自信がなかったのですが、私が足りないところは生徒が補ってくれたり、教えてくれたりして一緒に授業をしているという感覚を持つことができ、大変楽しく、そしてうれしかったです。

こちらは4学期制で、昨日(7/4)で2学期が終わりました。
今日から(7/5)2週間のホリデーです。
最後の授業にはtea ceremony(茶道:お茶会)を行い、こちらも生徒は喜んでくれました。
こちらはYear9~Year13(日本の中2~高3)までの生徒が在籍しています。
選択科目を多く取り入れている学校で、日本語クラスも選択科目の1つとして位置づけられています。
また、近隣の学校から週2時間、日本語学習希望者を受け入れて授業もしています。
Year11~13までの生徒はNCEAという国が規定する試験を受験しなければならず、この試験によって単位が認定されます。
NZは指導内容の一定のガイドラインはあるものの、日本のように国指定の教科書がなく、教員が自ら授業計画を立て、教材を準備しています。どの教科も大変だなと思いました。
日本人の専任の先生がいらっしゃって、わたしはアシスタントをしていますが、生徒のモチベーションとNCEAを意識した授業内容を考えることが難しいと感じている今日このごろです。
3人の小学生の子供と共にNZでの11ヶ月の研修を3月で終えることができました。滞在最後の2週間は、滞在先の小学校の隣にあるintermediate, collegeにも足を運び、日本語の授業に飛び入り、team-teachingも実践してみました。また、intermediate,collegeのスタッフの方とも交流を持つことができたのは、一生の宝となりました。11ヶ月間、継続して子供たち及び、自分の第2言語の習得を観察してきましたが、滞在が1年近くなって初めて、リスニング力の伸びを感じることができます。また、リスニングの力がつくことで、話す相手に共感したり、意見をいうことができる下地が出来上がりますが、決してぺらぺらに話せるようになるレベルではない、ということが実感です。よく、1年留学すれば、「話せるようになる」と言われることがありますが、私の体験では、子供も私も毎日日本語半分、英語半分の生活をしておりましたので、「話す」ことに関しては、期待するほど高いレベルには達することはできませんでした。現地に滞在し、year68ヶ月、intermediate1ヶ月所属した長男は、「1年経つと授業の半分・u栫A先生話していることが半分理解できるようになる」と、感想を述べています。

帰国し、2週間が経ちますが、家庭で英語を話すことはありませんが、簡単な英文を読むことに抵抗はないようです。9歳の次男は、友人との交流も多かったこともありますが、現地の学校でHRで先生の話すことは80%理解していたようです。現在は、毎日日本語の世界に戻りましたので、2,3ヶ月で、リスニングの力も落ちていくのではないかと思っています。ただ、現在も英文を見るとわからない単語があっても、音読をすることができます。6歳の娘は、現在も家庭での一人遊びは、英語で話していたり、私に話かけるときのみ英語であったりと、コミュニケーションに英語がまだ残っております。普段子供たちの生活で頻繁に使っていた言葉" Be careful!" Mum, You should~"など自然に流れるように口から出てきます。その点では、9歳、12歳の言語の発達とは大きな違いを感じております。言語はあくまでもツールですので、使用しなくなると、自然に使えなくなるということを、これから親子で体験してくこととなりそうです。

異文化での11ヶ月間の滞在は、英語の習得だけではなく、物を違う視点から見ることの発見が多く、帰国してから改めて日本の文化の美しさや改善する必要のあることなど、多くの課題にも気づくことができたのは大きな収穫でした。帰国直前に10ヶ月間の「折り紙」の授業の集大成で、カフェでmini展覧会を開き、日本の文化紹介をできましたことは、良い思い出になりました。また、帰国後に地元の新聞に私の記事が載りましたことも、思いがけないプレゼントになりました。

国を超えて、人とひととの交流をすることで「異なる物」を受け入れ、相手を尊重する、国際社会で生きていく上での基本的なマナー、倫理観を学んだ11ヶ月間でした。この期間親子で学んだことが、今後子供たちの人生にどのようにブレンドされていくのか、継続して観察していきたいと思っております。「英語」の勉強よりも私たちのNZでの体験は、人生観を築く上で大切なきっかけ作りになった気がいたします。
親子で研修を始め、あっと言う間に10ヶ月目を迎えます。大人の私の英語力は、NZの音に慣れたくらいで、さほど大きな進歩はありませんでしたが、子供3人の言葉の習得には大きな進歩が見られました。12月半ばからの1ヶ月半は夏休みでしたので、ほとんど日本語づけ。初めて映画館でDisneyの"Frozen"を観に行きました。子供達は字幕もない映画を見るのは初めてでしたが、「だいたい理解ができた」と、満足そうでした。映画を字幕ナシでみれるという経験は、
初歩の英語学習者にとって、大きな進歩を実感できる機会となります。子供達も達成感を感じたようで、その後も家でビデオを観るようになりました。
 研修後期となり、今までの研修をまとめる時期になりました。2月から新学期となりますが、NZの初等教育は5歳時から始まり6年間。また中学校は2年間。高校は5年間となっています。中学校は小学校のつながりのような位置づけで、内容も小学校に近いようです。また、課外活動に力を入れており、しっかり学習は、高校からになります。
 5歳時のクラスは、日本の幼稚園に近い学習で座席の配置も5人の1groupとし向かいあって座ります。教室の中はカラフルに色によって分類されており、視角的にわかりやすい配置と工夫されています。日本の1年生にあたるyear2もこのような配置になっていますが、席が日本の様に黒板に向かって前向きになっていないと、学習や先生の話に注意を向けられない生徒も見受けられます。一見環境の良い、少人数でカラフルな室内でも、授業に集中できる生徒の人数は、限られており、日本の40人クラスで一斉授業を行えているのは、日本人が非常によく、家庭でも学校でも躾けられている証であると感じます。また、日本だと「groupで話合う。お互いの意見をわかち合う」活動をする際、おしゃべりに夢中になってしまう生徒も見受けられますが、NZでは、毎週月曜日にはどのクラスでも、週末の活動をgroupごとに話合い、発表する機会が5歳の時からある為、クラスの全員が互いの話を聞き、内容を共有することに慣れています。これは、大人になってからも、人の前で自信を持って話せるようになる訓練をしているわけで、大変興味深く観察・u桷タw)しています。ただし、自信がつきますが、NZの子供たちは大変前向きで、できない事も『できます!』と主張することもあり、
「これができる人?わかる人?』と質問すると、ほぼ全員が挙手をし、発表の時になると、「さっきは分かったんだけど」と、子供ならではの楽しいリアクションもよく見受けられます。
 year1からyear6まで文科省の教科書は存在せず、教師主導の授業展開。「読み、書き、計算」は、基本の授業。「読む」活動は、個人がそれぞれの好きな本を毎週図書館で借りる以外に、毎日「読書」の時間が設定されている。それ以外の理科や社会の教科は総合の授業のように包括的に授業を行っています。つまり、担任の先生によって、生徒の学習には差がでるのは、当然。試験は紙ではなく、一人づつ呼ばれ、室外で教師と口答で行う。1学期に1回、PCを使用した一斉テストを生徒が個別に20分の時間で行い、国内統一の基準で生徒の学力を測る。というシステムになっています。
 日本のように試験が多くはないので、常に、ストレスを感じながら学習することはなく、生徒にとって、小学校での学習は楽しい学習となっています。数字で生徒の評価をしないため、実際に生徒の能力を測るには難しい教育ですが、自由で、ゆったりとした教育カリキュラムの中で生徒が自発的に学力を伸ばすのを待つ教育とも言えます。
 この経験を短期間経験した我が子が4月より日本の教育システムに戻ります。長男は中学生、次男は4年生、長女は1年生。果たしてどのような効果があるのか?少し怖く、ドキドキした期待を親子で持ちつつ、新学期を迎えます。

3人の子供と研修を始めて9ヶ月を迎えます。12月半ばより1ヶ月半の夏休みに入り、学校生活がないため普段の使用言語は毎日 日本語がメインとなりました。12歳長男と9歳次男の会話はすべて日本語、6歳長女の会話は家庭でも簡単な英語と日本語をmixして話すようになりました。例えば、"I don't wanna get the trouble" 『ママ、トラブルってしてる?」" I don't know." 『事故っていう意味なの」本で知ったというよりも、テレビからか?学校で経験したことからか?そのsituationを体験して覚えたに違いない表現です。6歳の娘は、この様に毎日の出来事から言葉を単語というよりも、表現を拾って吸収している様子が伺えます。一方、男の子は母語の習得も女の子と比べると遅く、2歳時のころの言葉の発達を見ても歴然としているように、母語の発達と同じようにゆっくり学んでいるようです。
友人とサッカーをやりながら、表現を覚えたり、人との直接の関わりで習得したり、また映像が好きですから、テレビや漫画からも習得しているようです。外国に住んでいても、昨今はinternetのお陰でいつでも日本のテレビも情報も簡単に見ることができ、日本語から離れずにすむため、外国語の習得は20年前に比べると非常にslowかもしれません。
Skypeという便利なものがありますから、いつでもどこでも日本語で会話ができるという点、図書館でも日本語の絵本もハリーポッターも書棚にある時代。留学生にとっては、大変恵まれているようで、ホームシックにはなりませんが、英語を学習するには、少し厄介な障害です。
   さてNZの夏はoutdoor の活動が充実しており、息子達は今まで経験したことのない、カヤックやbodyboard, 木登り、ロッククライミング、sailing等を楽しむことができ充実した日々を送っています。また海岸は大変美しく、ゴミ一つ落ちていません。子供の時から学校を通して、しっかり「環境」の学習をしていることが感じられます。また、常にvolunteerの大人の方が子供達の目の見えるところで活動していることも大きな成果であると感じます。
  友人のクリスマス会に呼ばれ、いつもの様にお店でプレゼントを買い、華やかなラッピングをして持参したところ、恥ずかしい思いをしました。友人達は(家族のクリスマス会であったため)それぞれ、charity shop(リサイクルショップ)で、その人の好みのものを買い、ラッピングをしてプレゼント。日本と大きなカルチャーギャップ!もらう方も、中古品でも大喜び!50歳から80歳のおばあちゃんまで頭にトナカイの飾りをつけたり、大人も多いに楽しい雰囲気を盛り上げる工夫をしていました。食事はすべて手作り。こちらに来て、品物を買う必要があるときはまず、「リサイクルショップ」に足を運び、極力衣類は買わない姿勢を学びました。無駄を省く生活の知恵は、NZに来てから多いに学んでいます。
3人の子供(6歳9歳11歳)と共に研修を初めて7ヶ月を迎えました。子供の言語習得を観察しながら、毎日、小学校の授業を受講、折り紙を中心とした授業を行いあっと言う間に時が過ぎています。

我が子の言語習得は、6ヶ月を過ぎた11月から大きな変化が見られるようになりました。3人とも日本では一切、英語教育は受けていませんでした。5歳だった娘は、小学校の1年生に所属、音声から現地の子供達と一緒に授業を受け、一番音の習得が早く、最近では家でもDid you ? I'v done it ! をスムーズに使い会話も英語を苦慮なく自然に使えるようになっています。これと対照的なのが、12歳になった小学6年生の長男は、宿題も毎日算数から理科の実験までこなし、『writing」に苦労しながら、努力の連続をしているにもかかわらず、6ヶ月ではスムーズに友人とコミュニケーションをとるところまで発達していませんでした。最近、友人の話している内容が何となくわかるようになってきたと言っています。9歳の次男はもともと口数の少ない、母語の発達も遅い子でしたが、なぜか?友人を作るのは早く、3人のうち一人け、よく友達の家にsleepoverにも誘われます。言葉は相かわらず増えていませんが、スポーツや遊びを通してコミュニケーションをとっているようです。このような、三者の違いを見ましても、英語の習得は個人の性格にも大きく影響されるとも言えます。また、5歳6歳時に音をオウム返しの様にコピーすることができることも事実です。ただし、注意深く観察をしないと一概に早期に英語教育を行うことが良いとは、言えません。というのが、現在観察している母親でもある私の私見になります。今後もこのあと、長男、次男がどのように会話を発達させて行くのか、楽しみです。

また、研修先である学校は、教員のコミュ二ケーションを大切にしており、毎週1回、その週優秀だった教員を他薦で選び、皆の前で表彰します。また、その逆で、失敗した教員は自薦で皆のまえで、その馬鹿さ加減を公開するという面白い習慣を持っています。お昼まえ、10時45分のmorning teaタイムの20分の間に今日の連絡から表彰、また先生方とのおしゃべりまで、非常に時間を有効に使っていることを垣間みれます。日本と大きく異なるのは、PTAがおいに活躍し、展示物や勉強のできない生徒の補助まで協力して行い、学校をfollowし、教員とのコミュニケーションも十分とっていること。その結果、先生方の時間がとれ、リラックスして授業や学校活動に専念できること。必然的に先生は、豊かな授業、教育活動を生徒に学校に還元できることになります。なんと、シンプルなんでしょう。果たして、日本でもこのような教育活動ができるか?今後とも工夫をしていく必要を感じます。学校を活性化させる重要なポイントは、先生方が生徒たちが「自由」を感じることのできる環境を社会で協同して作っていくことであると、NZの小学校を観察しながら実感しています。
NZで子供3人と共に研修を始めて4ヶ月になりました。1日の内ほとんどの時間を家族でおりますので、日中は子供達は不安があれば母親の私の顔を見に来れる環境であるのは、大変ありがたいことです。一方でホームステイと異なり、母国語を1日6時間以上使うことになりますので、他の外国からきた生徒の言語習得と比べると不安になることもあります。特に11歳の息子は、クラスメイトとの交流は言葉なくても通じ合えることが多いので、楽しい学校生活を送っておりますが、まだ先生の話を理解することは難しいようです。9歳になった次男はNZの自然が多い環境を気にいり、満足しておりますが、やはり英語を聞き、理解することに苦労をしております。6歳になった娘が4ヶ月経ったところで大きな変化が見られるようになり、家庭では日本語のみの生活ですが、授業でKIWIの子供達と同様に英語もphonicsから学ぶため、音をコピーして発話することができる様になりました。この点が2人の息子達と大きく異なるところです。また、3人とも英語を母国語としてない生徒の補講(ESOL)を週3回受けているため、娘の言葉の習得の変化はさらに顕著になっています。 
NZの子供達は裸足が大好きで、学校の登下校は靴を着用してますが悪天候でも、昼間は裸足で校内を歩いている姿が目立ちます。また、街中でもトイレでも裸足でいるのが普通である子供も多く、これがKIWIらしさで『自由!』を満喫しているのだそうです。また学校では生徒達はハリーポッターの話の様に4つのhouse に別れ、毎週得点を競い合います。そのため、毎週金曜日はホールで生徒の表彰式があります。日本人からすると、こんな簡単に賞がもらえるの?と思うほど、大勢の生徒が全校生徒の前で表彰されます。つまり、大勢の観衆の前でたくさん評価する、褒めることが教育の一つに位置づけられているわけです。これは、日本でも学ぶべきことだな、とつくづく感じております。特に小学生の内は、たくさん褒められることで誇りをもち、生活を送ることになります。『自信』がつくわけです。日本人の一番の弱点かもしれません。自信をつけるベク、大きな大人の私も日々切瑳琢磨の日々を子供達と共に送っております。NZの海の色 空の美しさ 鳥のさえずりが私達の生活を支えてくれています。もしかしたら、NZの人たちも自然の一部となって生きているのかもしれません。
春の陽気を感じるようになってから、体調を崩す先生や生徒、ホストファミリーが増えてきました。そして私も頭痛に悩まされ、初めて2日間Lessonをキャンセルし、お休みをいただきました。冬期より、暖かくなってきた最近の方が朝晩の寒暖差が激しいように思います。冷え性の私は、4月から今まで、冬用のジャケットが手放せません。ただ授業が終わり帰宅する3時ごろはポカポカ陽気なので、PCとバッグ、ジャケットを抱えてゼエゼエ言いながら帰路に着きます。冬用ジャケットの下は半袖のときもあります。ある意味、ウェスタンスタイルに近づいてきた証拠でしょうか...。

ところでIntermediateの先生方は、とにかくおしゃれです。ハイヒールやアクセサリー、毛皮のコートやタンクトップの女性の先生もいらっしゃいます。そんな先生も、朝は牛のお乳を搾ってから学校に来たと言うのでびっくりです。日本の学校で働く先生のように、ジャージなどでは浮いてしまって絶対に出勤できません。目立たず、地味すぎず、気候に合った服装を毎日心がけています。そういうことに気を配る余裕ができて良かったと思います。

3人の子供と小学校に研修に来て3ヶ月が経ちました。言語習得では「3ヶ月経つと耳が慣れてきて相手の言っていることが理解できるようになってくる」と言われますが、私自身もNZの英語にやっと慣れてきました。5歳、8歳、11歳の子供達の言語習得を見ていますと、5歳の娘が音に一番敏感で、家族でいても私に英語で話しかけてきたりすることもあります。一番困難を要しているのは、11歳の長男で、year6に所属し授業内容も最高学年ですから、理科の授業も宇宙について、人間の体について等難しい内容で苦戦をしており、まだ日本語の本にしがみついています。家庭では 日本語の会話が中心ですので、「読む」ことにはトライできても、「話す」ことにはまだまだ時間が必要です。耳が慣れ、読む活動を通して、ボキャブラリーが増えると、変化が見られるのかもしれません。
前回、NZの教育の成功の秘訣としてPTAの教育への協力が大きいことをお伝えしましたが、具体的には①絵画等展示物②担任の要望があれば、学習の遅れている生徒のfollowを他の生徒が授業をしている中、別室で個人授業を任される③放課後 クラブ活動のコーチ(日本の学校でもありますね。)この3点が主な活動で、毎日朝早くからPTAが教員と協力して、積極的に教育活動に参加している姿が見受けられます。また、皆さん大変前向きで、教員との会話も友達のように気さくに話ができる雰囲気があるのが、学校と保護者とのcommunicationを成功させているKEYの様な気がします。必然的に生徒への教育貢献が大きくなっています。
毎日、授業を見学していても、まだNZの教育(授業)が謎だらけです。科目も英語、数学以外は、総合の授業。
テキストがない。シラバスもあってないようなもので、すべて担任の裁量で進められていますが、各学年、統一したテーマ(シラバス)は存在しているので、逸脱した教育内容ではない。といった具合です。しばらく、授業見学を継続し、先生方とも交流を深めながら謎を解明していきたいと思います。ひとつ魅力的な授業として、ROOTS OF EMPHASY があげられます。いじめ、非行をなくす目的で、カナダにルーツを持つ教育です。1歳半の赤ちゃんを持つ親子に学校に来てもらい、Year5 の各クラスの生徒がふれあう機会を設定し、実際にBabyとMotherと触れ合うことで、「思いやり」の気持ちを育む試みをしています。子供達は熱心に授業を受け、人気の授業となっています。
また、低学年の各クラスには学習ゲーム(双六のようなものやブロック)が常備してあり、問題を解き終わった生徒は、自由にHRの後ろで遊べる ゆとりもあります。クラスサイズが25名であることの利点かもしれません。
一方で個人主義の教育を受けてきていますので、クラスサイズが小さくても、日本の様な一斉授業はなかなか受け入れられない土壌があります。姿勢正しく 大人の話を静かに聞くことの訓練が足りない気もします。どこの国にも教育のメリット、デメリットはありますね。しばらく NZの教育の秘密を解明するために授業見学を継続したいと思います。
研修を初めて1ヶ月がたちました。私は5歳、8歳、11歳の子供と共に NZ Auckland 郊外の海岸にほど近い Murrays Bay school 全校生徒 650人規模の学校で研修しております。NZの英語に慣れるのに苦労しておりますが、オーストラリアの英語に近く、母音の音が変化しているだけですので時間をかけて克服していきたいと思っています。
 日本の学校との大きな違いは、①職員室がない。(cafeの様なスタッフが飲食をするテーブルといすの部屋はありますが)②職員会議はペパーレスで毎週、会議はdiscussion を中心とした研修会 ③管理職からのnewsletter は、A4一枚にコンパクトにまとめられ、毎週月曜日に各教員のレターボックスに配布される。内容も教員の資質の向上につながる前向きな内容。④クラスサイズは、平均25名。各HRには3台の最新のMAC があり、生徒は自由に使える。⑤授業は、スマートボードを利用(黒板は25年前からないそうです。英国、オーストラリアも同様かも知れません)教員にはMACbook が配布されており、You-tube も自由に授業で使え、授業の教材は、すべて各自のMacbook に入っている。普段より、無駄なペーパーワークがないため、教員間のcommunication が十分にはかられ、サポート体制ができている。よって、教員の突然の休暇等にもrelief teacherがすぐに就ける体制になっているため、不満の声も全くない。⑥PTAのサポートも充実しており、遠足等 父親も参加する姿が多く見られる。⑦・u條w校に対して親子ともに帰属意識が強く、放課後に塾等、補修をする必要がないため、眼鏡をかけている小学生は、ほとんど見られない。

以上がこの1ヶ月で 私が気づいたことです。上記の内容を読むと良い面ばかりが浮かびますが、実際のところ、仕事はhard で私は、この1ヶ月、使用期間として23時間/週 の授業を与えられ、日本では経験したことのない、5歳児から11歳児の日本語の授業を実践してきました。また、このほど、力不足を指摘されましたので、教員に求められる資質も非常にハードルが高いとも言えます。

毎日がstruggle で親子ともにchallenge を実践しております。
残り1カ月のNZとなりました。学校遠足でマオリ族の集会所のような場所であるMarioriという所を訪問しました。訪問挨拶のときには手紙を地面に置くという簡単な役割を果たしました。
マオリ族のハカはとても迫力があり、印象に残りました。マオリ文化を体験するとてもよいチャンスに巡り合えました。
スクールホリデーに入りwellingtonに観光に行きました。ワインツアーとアザラシウオッチングを楽しみました。最近は雨降りでしたが、観光の間は晴れになって幸運でした。
学校の授業のほうは問題なく進んでいます。生徒さんはどちらかというと文化よりも日本語を実際に学びたいという気持ちのほうが強いようです。漢字は難しいのでとりあえずひらがなとカタカナから入るのがよいようです。最近は新しいクラスメートもクラスに加入しました。一般クラスで担任の先生の簡単なアシスタントもしています。このペースで残り2週間の学校生活を終えようと思います。町に慣れたころに移動というのがいつものパターンです。
18日に到着し学校で1週間を終了しました。なにか日本的なものをアピールしたいと思い甚平と雪駄をはいて学校へ登校したら結構評判がよかったです。登下校でも結構注目を浴びていました。3日間小旅行に行きました。初めてのニュージーランド旅行できれいな自然をたくさん見ました。海はとてもきれいでしたが海水浴シーズンはちょうど終わりの時期だったのが残念でした。
オーストラリアの研修ではアシスタント中心でしたが今回は30分週に三回自分で授業をします。自分で考えたものを授業に使うというチャンスが到来しうれしいです。
今週の金曜日をもって学校での研修活動は終了し、学校は3週間のお休みに入った。私のほうは、残り1週間で近隣の街を旅行したり、帰国の準備をしたりし始めている。またここChristchurchには、大小たくさんの公園があちらこちらにあるが、多くの公園や家の庭先にもサクラの木がたくさんあり、今が正に見ごろといった感じ。実に綺麗です。
この1ヶ月間では、まず、Languages Cabaretと称して、各語学クラスの生徒が学年ごとにそれぞれが習った言葉を使っての、演劇や歌、踊りなどを披露する発表会があり、その準備で何かとあわただしい日々を過ごしてきた。当日は父兄など100人程度が見に来る予定だったが、前評判が良かったらしく、当日になって人数がおよそ2倍の200人ほどに膨れ上がり、一人NZ$10の入場券の売れ行きは快調、室内の飾り付けや、用意した料理やパンフレットも増やすのに、我々裏方としては、てんてこ舞いだった。でも生徒も頑張った甲斐があって、成功のうちに会を終えることが出来て、幹事だった私の受入担当者もホッとした様子だった。
あとは、各学年の生徒のスピーチが期末の課題として出されたので、日本語の読み方や発音の個別指導を授業中はもちろんのこと、昼休みなども使って行ってきた。始めは苦労していた生徒も、最後には堂々と録音しながらのスピーチを終える姿を見ると、なんとも喜ばしい限りです。
それでは末尾とはなりますが、ここRangi Ruru Girl's Schoolの受入担当者と学校の関係者の皆様には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。残りの日を充実したものにすることと、無事に帰国することを念頭において、しっかりと有終の美を飾りたいと思います。
研修を開始してから1ヶ月半が過ぎた。生活にも慣れ、アシスタントととしての活動もだいぶ要領がつかめてきた。2週間前から教育実習生がこの研修校に来て、日本語の授業と音楽の授業に参加するようになった。今週から来週にかけては試験週間となっており、各学年の生徒は毎日試験を受けているので、その間は、9月にある生徒の発表会の準備を先生と教育実習生と私で進めている。
初めのうちは、生徒みんなが日本語を楽しく勉強しているように見えていたが、実はそれぞれ状況がまちまちのようだ。次の学期から日本語の授業を選択しない事を考え始めている生徒や、授業ついて行けないと感じて先生と相談を繰り返している生徒、スピーチのテストが上手く行かなくて、泣いていた生徒もいた。もちろん授業が楽しくて毎日ニコニコ教室にやってきたり、外で出会った時も日本語で挨拶をしてくる生徒もいるし、先日、千羽鶴を作って教室に飾ったら、早速いろいろと聞きに来くる生徒もいる。学校で人にものを教えることそのこと自体にも楽しさと難しさをこれまでもヒシヒシと感じてきたが、特に、10代の生徒の導き方の難しさについては、当時の自分や周りの友達のことと照らし合わせてみても様々であった気がするので、先生という仕事の厳しさを今更ながら痛感している。いろいろと影響を与えることになるだけに、しっかりとした自分をもち続けて、見せていくことが大切なのではないかと考えいる。
こうして毎日何かしら新しい発見や思いを、感じて、考えて、体験することの出来る今を、今後の自分のためにも大切に過ごして行きたい。
一方、New Zealandの冬はどうも毎日雨ばかり続いて、気の滅入るような天気だが、なんと言っても、ここChristchurchの人たちはなんだか親切な人が多い。先日も銀行口座を開設しようとした際には、銀行員の対応はもちろんのこと、ATMでお金を下ろすときでも、通りすがりの人でさえ、場所ややり方を丁寧に教えてくれる。知ってはいるものの初めはちょっと疑いたくなるくらい寄って来るのだが、思い返せば、バスに乗ってもそうだし、店の場所を探していても、折りたたみの傘を買おうとしている時や、散髪屋を探している時でも、そうだった。道ですれ違えばほとんどの人が「Hello」と言ってくる。なんだかだんだんこの街が好きになってきた。春には公園でサクラが満開になってものすごく綺麗だそうなので、帰国直前くらいになってしまうのだろうが、今から楽しみにしている。

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