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1.食事
レストランでサラダを注文すると、ドレッシングを選べますが、どこのレストランに行っても「Ranch」という白い酸味のあるドレッシングがあります。日本の「フレンチドレッシング」に近く、そこに細かく刻んだピクルスなどの野菜が入っているイメージです。Ranch味のチップスやディップ用のソースまでスーパーに並んでおり、不動の人気なのだなといつも感じます。

一方で、卵料理をあまり見かけません。友人に日本食を振舞ったとき、半熟のゆで卵を添えたら、アメリカでは半熟のことを「Runny」と言って、あまり好まれないと聞きました。また、カレーにいり卵を添えたところ、そのコンビネーションで卵を見かけたことがないと言われました。日本ではカレーのチェーンレストランなどでも卵を見かけていたので、卵の出番の少なさに少し驚きました。

また、黄身の色がとても淡く、日本のものがオレンジに近い黄色なのに対してレモンイエローです。日本に留学していた学生さんから、アメリカに戻った時に逆カルチャーショックを受けたと聞きました。ちなみに、スーパーで卵を購入するときは、決まってどのお客さんもパックのふたを空けて中身が割れていないかを確認してから購入します。牛乳やジュースは紙パックではなくプラスチックのコンテナで販売されていますが、そこの部分を確認せずに買うと、たまに漏れていたりします。1.5lパックの牛乳と違って、一番大きなもので3.6l入りなので、かなり重たいです。

2.ディスカッション
先日、現地の大学院生と日本からの留学生とで文化の違いなどを意見交換しあう機会がありました。改めて感じたのは、アメリカ人からの質問と発言が絶え間ないのに対し、日本人はやはり奥手で率先して発言することは簡単ではないということです。日本人の学生さんが自分の意見を言う時に、一般的にどうなのか、個人に当てはまることなのかを確認する意味でも左右の日本人の顔色を見ながら話している印象を受けました。

アメリカ南部にいるため、人種の割合としてはそのクラスではアフリカン・アメリカンの方たちがおよそ8割でした。人種差別について日本ではどうかという質問を、使う単語が多少違うだけで、比較的多くされたように感じます。"Honestly"(正直なところ)、という表現を使って尋ねられるたびに、今日に至っても、人種というトピックはとても大きな課題であり続けることをひしひしと感じました。  


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