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2019年05月01日・T・ 海外教育交換プログラム , カナダ , 40代
こちらに来てから早くも約4週間が経とうとしています。最初思い描いていた1ヶ月とはずいぶん違いますが、それではマイナスかと言えばそんなこともないと言えるような、そんな時間を過ごしています。

1)幼稚園勤務
私は国内では高校に勤めて21年目を迎えています。ぎりぎりで研修校が決まりかけている際、保育園から中学校まで一環のクリスチャンスクールと伺っていました。研修校としてお願いした時には、おそらく漠然と「中学校だろう」と思っていたように思います。ところが実際の研修先は主として幼稚園。5~6歳の子どもたちを相手に苦闘する毎日です。最初はこんなはずではと感じたこともありました。

しかし今現在格闘した1日1日を振り返るたびに、高校では出くわせなかったであろう、様々な貴重な学びがあることに気づきます。例えば、ネイティブの子どもたちが母国語である英語を学んでいく過程がつぶさに見て取れます。話す・聞くのスピードは、その不明瞭さも加わって聞き取れないこともよくあるほどですが、それでも絵本を読めない(文字を読めない)子どもが多くいます。年齢的には当然とも言えますが、その子どもたち相手にどのように文字を教えていっているのか、をライブで毎日学べることは本当に興味深いです。

2)車と自動車保険
こちらに来る前に国際運転免許証を取ってきたのですが、未だに自動車がありません。いろいろあって現地で中古車を購入+現地で自動車保険に加入、その結果約100万円弱の臨時出費を余儀なくされています。また、オンタリオ州は自動車保険に加入するのに国際運転免許証が使えません。州の免許を取得して初めて自動車保険に加入できるというのです。そのため、自宅のあるCobourgから列車で1時間半(往復1万円。高い!)かけてトロント市街の日本総領事館まで申請書提出および書類受け取りの計2回足を運ばなければなりません。これは現在進行形のことなので本当につらい気持ちです。

しかし、この状況でも学んだことがあります。それは『現地の方々の優しさ』です。車が無いので研修校に行くにもちょっと買い物に行くにもどなたかのpick upに頼らざるをえませんが、未だに1日としてpick upしてくれる方が見つからなかったことはありません。車が無いからこそ知り得た現地の方々の暖かさに感謝でいっぱいの毎日を送っています。

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