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研修もあと1か月半となりました。学校も4校目に入りそれぞれの学校の特徴や違いもよくわかるようになりました。

約1か月ごとに学校を移動する形なので、基本的な授業を4パターン準備し、学年やクラスの状態によってアレンジしていくようにしています。

①日本紹介(まず、日本について知っている事を)
日本語の挨拶:おはよう・こんにちは・ありがとう・さようなら の4つ
着物:実物と写真で説明(着物を着るだけでかなり集中する)
相撲:力士の手形を見せて大きさを想像させる。ネットで写真を見せる。
じゃんけん:カナダと同じであることを説明し、言葉を教えて実際に遊んでみる。
折り紙:折り鶴は殆どの児童が知っているので羽が動く鶴を全員にプレゼント。

②かぶと作り
前授業で折り紙に興味を持たせてから、大きな紙で実際に作らせる。
日本から持参した風呂敷を使ってマントにし、紙で作った刀を持たせると侍や忍者に興味を持つ児童が多いので更に楽しめる。

③日本の遊び・笑い
けん玉:実物はかなり難しいので紙コップと新聞紙の球で手作りも用意している。
二人羽織:自分が子供の背中側に入り、手を使ってパフォーマンスする。
福笑い:子供達の前で顔の輪郭を描き、目・眉・口・鼻のパーツは用意しておく。
コマ:技術が必要で難しい。飛んで危険なこともあるので注意する。
糸電話:既に知っている児童が多いが糸の扱いがわかっていない事が多く説明してから遊ばせている。

④日本語の文字と習字
IIP資料のHELLO JAPANESEのひらがな一覧とTEACHING JAPANのひらがなカタカナ一覧をコピーし文字と読み方を伝える。
事前に児童の全員の名前をカタカナで書いておき、それを手本に習字の体験をさせる。墨や筆の扱いに注意させている。

その他、先生の方から寿司づくりを頼まれる事もあり、簡単な手巻きずしの授業もさせてもらう事もあります。一コマ45分くらいの時間なので、折り紙を折ったり、かぶと用の紙を切ったり、名前を書いたりする事前準備がかなり大変ですが、子供たちが喜んでくれるとやってよかったと思います。小学校はあと少しですが、次の中学校はまた違った授業をしてみたいと思っています。
今回は授業の内容を報告しました。


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