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2017年11月01日・Tatsuo Inoue・ 30代 , イギリス , 海外教育交換プログラム
9月の新学期の研修開始から2ヶ月が経ちました。学校は現在秋休みです。

学期始めの緊張している様子も次第に薄れ、少しずつ生徒の自我が見えるようになってきました。それと共に、宿題忘れ、遅刻、教師に対する反抗的な態度なども目に付くようになってきています。

トリニティースクールでは、これらの問題に対処するために放課後や昼休みに生徒を残し丁寧に指導しています。また、生徒の行動に対する基準も明確に決められ、教室にも掲示されているので、日本の学校(私の前任校だけ?)のような生徒手帳に書いてあるからといった曖昧な方針下の指導ではなく、教師間および対生徒においても共通認識が図られた上での指導となるので生徒も指導されることには納得している様子です。

例えば、遅刻を3回すると金曜日の放課後に学年主任の先生との居残り家庭連絡、授業で教師の指示に従わなければ別室にて指導し、そのご家庭連絡および主任の先生との面談・・。また、それらの生徒の行動情報は電子上で一括管理されて共有されていますので、「あの先生が主任の先生にチクって」みたいな生徒の余計な反発も薄れる気がしました。

毎週火曜日にはCPDと呼ばれる質の高い研修会が行われます。イギリスに来て感じたのは、学校外の機関によるスクールバックアップ体制が整っていることを実感しました。研修会の講師派遣や、インターネットによる充実した研修コンテンツの提供、また授業で使える教材をダウンロードできるサイトであったり、生徒自身が動画などを用いて自学できるサイトなどがあります。

日本では教員の多忙感は問題になっていると思いますが、こういった質の高い教員のバックアップがビジネスとしてでも発達してくれるといいのにと感じました。

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