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2017年10月31日・Yuriko Kinoshita・ フィンランド , 海外教育交換プログラム
10月中旬にも関わらず、大雪が降ったフィンランド。子どもも大人もおじいちゃん、おばあちゃんもみんな雪の中を自転車で颯爽と駆け抜けて行きます。私は雪に慣れた道産子ですが、チャレンジする気にはなりません・・・

英語の授業から始まり、1週間ずつ各学年を見学させてもらっています。現在2年生の子どもたちと一緒に生活をしています。フィンランド北部、ラップランドについて学習。教科書の写真と文字を眺めた後は先生が読むラップランドの物語を聴きながら、頭に浮かんだ映像を画伯のように絵におこしていきます。BGMはサーミの民族音楽で、大きな地図で場所もしっかり確認。たった45分の中で、ラップランド小旅行を体験することができました。先生のお家で取れた林檎を頬張りながら勉強したり、自然の中にあるものを使って音楽を奏でたり、音楽が聴こえてくれば踊り、まるっと1時間雪遊びをしたり。毎日、ゆるっと、なめらかに時間が過ぎていく感覚です。

NZの小学校や中学校は15時で学校が終わり、先生方もそれと同時に帰る先生もいたり、遅くても17時には学校を出ていたりと、「日本に比べると帰るのとっても早いな~」と驚いていましたが、フィンランドはもっと早い!13時、遅くても15時に先生方は帰って行きます。子どもにとっても、先生方にとっても、授業の中や放課後に余白がたっぷり。遊ぶことのできる休み時間はランチの時間を含め合計、NZでは1時間半、フィンランドでは1時間15~30分あります。日本にいた時、私の学校では30分でした。子どもたちは落ち着いた環境の中で学校生活を送っています。息を吸うのと同じような感覚で、自然に教室に馴染み学んでいる姿が印象的です。

放課後や休日には、教会で開かれるミサや音楽会に頻繁に足を運んでいます。音楽学校を紹介していただき見学している中で、ピアノの教え方や、音楽の学問を学んでいます。趣味のピアノ、英語やヨガ、現地の日本語教室、大きな街への観光、友達とのハイキングなど、自分の勉強、趣味、興味関心が満たされていて、今の生活がお気に入りです。

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