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2017年1月

カナダに来て早くも9ヶ月程が過ぎました。振り返ってみるとあっとう間ですが、今回のインターンシップ参加の一つの目標でもあった英語力の向上について、自分が体験したことを書いてみます。

現地へ到着してすぐの頃は、正直、皆さんがしゃべっていることがよく分かりませんでした。話すスピードが早いことと、発音が人それぞれであったこと、何より海外での生活(旅行はたくさん行っていました)が始めてであったことの戸惑い、これらが原因だったと思います。聞かれたことに返事をするのが精いっぱいでした。しかも、相手が言っていることは理解できておらず、多分こういうことを言っているのだろうか?ぐらいの推測で、わかった振りをして返事をしていました。

到着してから1ヶ月が過ぎようとした頃だったと思いますが、相手の英語が優しくなってきました。どうやら、私があまり英語を理解していないことに周囲の方が気付き、私の英語力に合わせて話しかけるようになったようです。

相手が言っていることも理解できるようになり、話す機会が随分と増えました。ただし、正確に話さなくては、間違ってはいけないという気持ちから、なかなか口から英語が出ていかなかったことを覚えています。あるときホストの子供が、「なぜ話さないの、もっと話そうよ」と問いかけられ、思わず「英語が苦手だから」と返答してしまいました。その際にホストファーザーが「苦手を克服するには何事も練習じゃないか。話さないでどうする、間違って覚えるんだよ。」と言ってくれました。

それから何か吹っ切れたように、開き直って話すことができるようになりました。ちょうど、到着から3ヶ月が過ぎた頃でした。それからは、会話することが楽しくなりました。もちろん相手の言っていることが理解できないことは多々ありますが、聞き返してはこういう意味ですかと、自分が理解できるまで会話するようにしています。

到着した頃、わかったふりをせず、間違いを恐れず逃げていなければ、もっと早く英語力が上達したのにと悔やんでいます。これから残りの期間、その分を取り返せるよう、積極的にコミュニケションを取っていこうと思います。



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