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2016年12月

12月は前半の約半月が登校日、後半は冬休みとなり、のんびりと過ごしました。また独立記念日やクリスマスなど、イベントも多いひとつきでした。クリスマスを目前に控えた学期末の最終日、研修校では日本の文化祭のように歌を歌ったり、ダンスを披露したり、ゲームをしたりと生徒たちはリラックスした様子。小学校では学習発表会のように家族や地域の方々も前にして、学年ごとに劇や楽器演奏などを披露して、楽しげな様子でした。

後半の休暇では、フィンランドのクリスマスをホストファミリーと過ごし、教会でオペラ鑑賞、クリスマスマーケット巡りなどをしてゆっくりしました。タンペレやロヴァニエミなど、休暇を利用し旅行もできたのでとても満足。これまで、一人でどこかへ行ったらその地域のミュージアムと教会には必ず行っていましたが、皆さんにもお勧めです。同時に、帰国したらもっと日本中、名所と言われる場所も、身近な地域の見どころも、色んな場所を訪れようとも思いました。住んでいるからこそ、知らないこと、気に留めないこと、気づかなかったこと、たくさんある気がします。
12月はオーストラリアではクリスマスキャロルや卒業式など色々なイベントがありました。
キャロルでは子どもたちが校庭で踊りながら歌っていて可愛らしかったです。
ほとんどの子どもたちがサンタの帽子を被ったり、クリスマスの格好をしていました。

卒業式では正装をした子どもたちがパーティーのように食べたり飲んだりしていて、最後には男女ペアでダンスもしていました。保護者や職員の先生方、私も最後は踊りました。卒業証書の授与はありましたが、日本と違い、寂しい雰囲気やしんみりした感じはなく、明るく晴れやかな式でした。

また、20日から夏休みに入り、先日はホストファミリーとキャンプに行きました。
オーストラリアではクリスマスシーズンはキャンプをするそうです。
「普段忙しい分、ここではリラックスして楽しむんだよ」とホストファザーが言っていました。
今は日本から来た友達と旅行に来ています。
留学生活は時に疲れることもあるので少しリラックスをして、また残りの日々も頑張っていきたいと思います。
12月はみんなクリスマス気分で楽しそうです。町中には出店が建ち、週末にはマーケットが開かれ、窓際にはろうそくや電飾、壁にはサンタという感じです。
クリスマスの前は準備があるからお休みになるよ、と聞いていましたが、本当に前日がお休みなだけで、今年で言うと日本と変わらない日程かと思います。そして、学校は最後までいたって平常授業でした。楽しそうではありますが、浮足立った雰囲気はなく、授業やテストにも平常通り臨む生徒の姿が見られました。小学校では催し物があるようです。
また、クリスマスにはお店等はすべて閉まる、と聞いていましたが、その通りで、前日からクリスマス用の出店も撤退し、当日は通りを歩く人もほとんどおらず、かえって少し警戒してしまうほどでした。
こちらでの研修も2か月が過ぎました。オーストラリアでは4学期制であと1週間で4学期が終わります。
学期末で先生方も忙しそうで、子どもたちもクリスマスの休暇に向けて浮足立っているような様子でした。

日本語の授業では折り紙を折ってクリスマスカードづくりをしました。普段折る機会があまりない分、苦手意識が見られる子どもたちもいましたが、丁寧に説明すると楽しんで作っていました。また、今週はジャパニーズイブニングと言って、放課後に日本の文化に親しむ行事がありました。私は切り紙と折り紙を担当しました。緊張しましたが、子どもたちが保護者の方と楽しんで作っている姿が見られて良かったです。他にも相撲やお好み焼きづくりなどの活動がありました。

今週で日本語の授業が終わりました。
毎日英語での生活で、思うように周囲の会話を理解できず、しんどいと感じることもありましたが、自分のペースで会話力をつけられるように勉強していきたいと思います。

今は1か月半あるクリスマス休暇のプランを立てています。休暇中はホストファミリーとも旅行をする予定なので楽しみながら親睦を深めたいと思います。
折り紙をフィンランドでいうプレスクール、日本の5歳児に教えてきました。まず紙を半分に合わせておるということが難しく、私の教え方にも問題はあったと思いますが、なかなか難しかったです。しかし、折り紙への興味はとてもあり、1つ教えた後も、作りたいと子ども自ら声をかけてきたときには驚きました。
今月も研修校に加えいくつかの学校に伺いました。そして研修校の外での経験のほうが印象に残ったひとつきでした。初めて伺う場所では8月9月は日本紹介の話のつかみにポケモンGOが最適でしたが、PPAPへ流行りと話題は移り、今では漫画とアニメに落ち着いています。フェアリーテールが一番人気の模様です。

今月のメインは料理。研修校ともう一つの中学校で日本食をつくりました。メニューはお寿司とお好み焼き。日本人はどちらも感覚や目分量で作る料理ではないでしょうか。日頃料理をするときに使う英単語の知識のなさに愕然としつつ、インターネットで適切な分量を調べるのに苦労したのがいい思い出です。巻きずしをつくりましたが海苔の苦手な人がほとんど。けれど、巻きずしの内側に海苔があれば(気づかずに)食べられる、という人もいます。お好み焼きは大好評。日本から持参した粉末の本だしとかつお節が活躍しました。

学校以外では幼稚園・プレスクールと老人ホームへ。プレスクールでは全力で遊び、折り紙でピカチュウを折り、老人ホームでは美術選択の中2と高齢者が一緒に作品づくりをする場にお邪魔しました。フィンランドでは誰もが英語で話しかけてくれるのでコミュニケーションに不便を感じませんが、この二か所は英語が通じないのでフィンランド語を使ういい機会。そして満足な意思疎通もできないのに一番別れを惜しんでくれるのもこういった場所。毎回心が温かくなります。

日本でも生徒と高齢者の交流をはじめ地域とのつながりはありますが、こちらのほうがより積極的。小1と中3が一緒に家庭科、スウェーデン語の授業と歴史の授業が合体、など周りを巻き込んで深い学びができる機会が充実しています。しかし最近の先生方やニュースの話題は小4の算数と理科の学力低下。ITに強い国だけあり、子どもたちのスマートフォンなどが問題だという課題の面は日本と同様のようです。
 4月から6月は自分自身もどんな授業をすればいいのか迷っていたこともあり、9月の新学期に向けて、自分はどんな授業が出来るのかを10個ほど夏休み中に考え、その内容について書いた資料を作り、先生方に新学期が始まってすぐに配りました。その中から選んでもらって授業をしたり、学年に応じた授業をこちらが選んだり、先生と相談しながら新たな授業を作ったりしています。

基本的には、その物事についてパワーポイントや動画などで説明した後、何か活動をするような授業にしています。具体的にやっている授業は、書道、とんとん相撲、折り紙で動物を作りその名前をひらがなで書く、お箸の使い方、体育などです。12月は切り紙をしようと思っています。小学生には全体授業をしますが、幼稚園の子どもたちにはセンタータイム(いくつかのアクティビティの中から自分で選んで活動する時間)の中に折り紙も入れてもらい、毎回4人ほどに教えています。

また、今学期は、自分から積極的に授業をやらせてほしいと頼みに行き、スケジュールを自分で作るようにしました。幼稚園から6年生まですべてのクラスで授業をさせてもらっています。自分の授業のない日には、見学をさせてもらいながら、日本の学校でも取り入れることが出来そうなものを探しています。どこからのクラスに固定で入るのではなく、全クラスを回ることで、たくさんの子どもたちに自分の名前や顔を覚えてもらうことが出来ました。

先生たちとの距離も近くなったように感じています。子どもたちが名前を呼んでくれたり、話をしてくれたり、手作りのプレゼントをくれたりすることがとても嬉しいです。自分がここに来た意味が少しでもカナダの子どもたちにもあるように、自分が出来ることをやってみようと思っています。また、日本の文化を伝えるために、学校の掲示板のスペースを少しもらい毎月日本の紹介も少ししています。今は日本のクリスマスについての紹介を、折り紙で作ったクリスマスの飾りと共に掲示しています。
書道の時間を高学年のいくつかのクラスでもたせてもらいました。日本から持ってきたものは習字道具一式、児童用の筆10本、墨汁3本、半紙3セットです。現地で新聞紙(これは下敷きの代わりにも、練習用紙の代わりにもなります)、絵の具用の太い筆数本、墨汁用のカップを借りて授業を行いました。

始めに心を落ち着けて授業に臨むということや、姿勢について話しをし、その後道具の説明を行いました。どの子も真剣に耳を傾け授業に臨んでいました。線を書く先週として漢数字の1~3までを一緒に書きました。それから「大」という字を紹介し、形と意味について説明をしました。「大」のあと「太」、さらに「犬」と書いていくと、「犬」のところで子ども達は大笑いしていました。子ども達の中から「猫」という字も書きたいという声があがったので一緒に書いていきました。

最後には半紙に「犬猫」と書き学習を終えました。授業では手元拡大機(スクリーンに映し出される)を使い、指導ができました。墨汁の代わりに絵の具でも試したのですがやはり墨汁ならではの使いやすさがあったので、多めに持っていくといいかもしれません。

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