トップ > 体験談
オランダのEpeという小さな村の小学校での3カ月間のインターンが終わりました。週に1日、90分間の授業の時間をいただき、3月は7人の子ども(前半)に、4、5月は9人の子ども(後半)に日本の文化を紹介しました。

この学校ではクラスが異学年編成で、私が担当した子どもたちはgroup6~8(10~12歳)でした。3月中は英語とオランダ語を通訳してくれるサポートの学生がいたのですが、4月からはいなくなってしまい不安でしたが、group8の子がgroup6、7の子どもたちに通訳してくれたので、とても助かりました。

授業内容は、前半は、トントン相撲、お好み焼きづくり、ドラえもんのロールプレイング、お箸ゲーム・お箸づくり、茶道、日本の文字、日本紹介ブックづくりをしました。後半は、けん玉づくり、「崖の上のポニョ」鑑賞、ハンカチ落とし、はないちもんめ、スイカ割りをしました。子どもたちはどれも興味を持って取り組んでくれていましたが、とくに、前半では茶道、後半ではスイカ割りが盛り上がりました。茶道は、「なぜ日本人はこんなに苦いものを飲むの?」「なぜ色々な決まりがあるの?」とたくさん質問しくれました。私も茶道のことはよく知らないので、ちゃんと答えられませんでしたが、とても興味深い質問だと思いました。スイカ割りでは、このような楽しみ方はオランダにはないようで、みんな「もっと右!」「前!」「もっと強く!」といろいろ叫びながら楽しんでいました。割った後はみんなでおいしくいただきました。折り紙や茶道など、静かな品のある伝統的な文化だけでなく、このような現代的な日本の楽しいところも知ってもらえてよかったです。

行かせていただいた学校はとてもオープンで、子どもが遊びに誘ってくれたり、先生や保護者が「元気?」「体調はどう?」と声をかけてくれたり、歓迎してくれているのがよく伝わってきました。質問にも快く答えてくださり、学校の詳しいことまで知ることができました。担当のクラスがなかったため、全クラスを自分の好きなタイミングで好きな時間だけ見ることができ、自分のペースで研修をすることができたのもよかったと思います。

学校とは、授業とは、先生とはこういうものだという自分の中のたくさんの固定観念を崩してくれたこの学校に感謝です。


▲ ページの先頭へ