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2015年10月30日・M・ 20代 , フィンランド
二学期は、高校の授業の「日本と中国の歴史と文化」という授業をフィンランド人の先生と一緒にもたせてもらっています。

興味のあることについて、レポートを作成するというのがこの授業のテーマです。日本の歴史の中でもインパクトのありそうな江戸時代、平安時代を選び授業をしました。日本の生徒に教えるときとは、授業作りが少し違いました。まず、英語です。フィンランド語よりは英語の方が伝えやすいので、英語を使っていますが、普段つかわない単語は改めて調べなおすのに時間がかかります。例えば、貴族、大名などです。フィンランドの高校生は、私よりもはるかに英語を流暢に使う生徒が多いです。授業作りに時間がかかり、つらいですが、英語を学ぶよい機会になっています。

次に、授業の課題作りについてです。生徒に体験したり、考えたりできる授業を意識しています。まだまだ課題が残りますが、やってみると高校生は考えたり、意見を伝えたりする力があるので、とても楽しいです。たとえば、自分が将軍だったら、どのように大名を配置するか、、という課題を出したところ、様々に意見がでてきました。外様大名は、監視するために自分の陣地に近い場所にするとか中国からの攻撃に備えるために、日本海側に置くなどです。フィンランド人の先生も楽しい授業になったと言っていました。

自分の専門分野である社会科。生徒とともに考えながら授業を作ってみたいと思っています。英語にフィンランド語に、学ぶことがおおい毎日です。

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