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旅行中、フィンランドと各国を比較しながら旅行していました。日本人は、ヨーロッパはヨーロッパで一括りにして、勝手なイメージを持っている気がしました。
例えば、フィンランドやドイツなど北方の国々では、ライ麦の黒パンを食べるけれど、西の方や南の方の人たちは、白いパンを食べます。フィンランド人は、毎食パンにたっぷりのバターを塗ります。イタリア人も、ほぼ毎食パンを食べます。ラスクのようなかりかりのパンを朝に食べることもありますし、お昼にパスタを食べたって、パンを食べます。水分の全くないパンを、水に浸けて戻して食べることもありますが、パンにバターを塗ることは、ないように感じました。パンにバターを塗って食べた私を見て、食卓の会話がそれになってしまったほどです。
ポルトガルや私が訪れたイタリアでは、タコは食べ物として定着していますが、フィンランドでは食べものとしては認識されていませんし、寧ろ気持ち悪がる人もいるかもしれません。友達のルーマニア人も、初めてたこを食べようとしたときは、恐る恐る食べていたように感じます。
キリスト教を一つ見ても、西や南のカトリックのお宅に行けば、イコンなどを目にすることは珍しいことではないと思いました。しかし、フィンランドで目にすることは殆どないような気がします。フィンランドもルーテル教会が多数を占めていますが、クオピオは東フィンランドに位置していることもあり、オーソドックスの人もたくさんいます。
今回感じたことが、秋からの授業に役立つかはわかりませんが、私にとっては貴重な体験でした。

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