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2015年07月02日・M・ 20代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
  6月のはじめは低学年と高学年に分けて全員分の味噌汁を作り、子どもたちに挑戦してもらいました。スクールキッチンで働いているホストマザーや校長先生にも日程の調整や材料の買い出しなどを手伝ってもらい、体育館でプレゼンテーションを行いました。初めて味噌汁を食べる子が多かったので、もちろん苦手な子もいましたが、予想以上に「学校のランチでも出してほしい」「今まで食べたスープの中で一番おいしい」などと、言っておかわりをする子がたくさんいました。「日本にいったらおいしい食べ物が食べられる!行きたい!」と、言ってくれる子がいて、なんだかうれしくなりました。「いただきます」「ごちそうさま」の意味を教えたり、高学年は全員箸を使って食べるようにしたりしました。

 6月は先生たちの成績づけが終わると、夏休みまでの残りの2週間は日帰りキャンプや水遊び、おでかけ、お楽しみ会のような行事ばかりでした。私が授業をする時間があまりなかったのですが、一緒について行って、カナダの歴史やこっちの子どもたちがみんなでするレクレーションを知ることができ、日本の子どもたちに紹介したいことを得ることができました。しかし、学校以外の場所で興奮状態に陥った子がいて担任の先生もその子の対応ばかりに追われているとき、他の子どもたちを動かしたり、先生のサポートをしたりしたかったのですが、そういう場合の英語が分からず、何の役にも立つことができませんでした。自分がする授業は事前に準備をすることができるので、何とかなっていますが、そういう場合の臨機応変に子どもに指導するのは難しいです。自分がとても情けなかったです。せっかくそのクラスにいるのだから、もっと先生たちの役にも立つことができるようになりたいです。9月からは先生たちの子どもへの声のかけ方の英語にもっと注意を払い、まねをしながら使えるようにしたいと思っています。

 学校以外でも、6月はいろんな先生やホストファミリーの親戚から声をかけてもらい、教会主催の2泊3日のキャンプに行ったり、馬をもっている先生の家に行って乗馬体験をさせていただいたり、教育実習に来ている人たちとごはんを食べに行っていろんな話をしたりすることができました。いろんな経験やたくさんの人たちに出会うことができました。これから2か月間長い夏休みです。長期ではありませんがバンクーバーやシアトルに旅行に行ったり、子どもたちのサマーキャンプのお手伝いをしたりします。「基本的にここにいるなら、誘うね!」とほかの先生たちが何かと誘ってくださっているので、9月からの授業準備もしながら、有意義に過ごすことができたらいいなと思っています。

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