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2015年7月

フィンランドでの研修の前にイギリスの語学学校に通っています。
日々自分の英語力のなさを実感していますが同時に日々成長している実感も持てるようになりました。英語圏以外の国の人たちと話すことは、フィンランドで英語を使うためのいい練習になっています。
5月に現地入りし翌週から授業を始めて、7月上旬に2学期が終了しました。
NZの学校時程は、登校→90分授業→モーニングティーブレイク30分→90分授業→ランチ60分→90分授業。
1年生~8年生まで計30人程の小規模校ということもあり、子ども達に合わせた授業をするために、高学年を対象に月・水は60分×3、火・木は通常の授業を見学をしながら個別指導、休み時間は日本語を使って遊ぶという形でスタート。

そして、一ヵ月後に中学年対象に60分×2を追加。中学年は日常の遊びを通して日本語への関心が高まった後に開始したこともあり集中して取り組めている。高学年は日本語を、中学年は日本文化を中心に教えています。低学年は中国語の授業があるため来学期以降の予定ですが、担任の先生のご配慮で、低学年在籍の私の娘が毎日一単語の日本語を教える時間も設けていただいてます。
旅行中、フィンランドと各国を比較しながら旅行していました。日本人は、ヨーロッパはヨーロッパで一括りにして、勝手なイメージを持っている気がしました。
例えば、フィンランドやドイツなど北方の国々では、ライ麦の黒パンを食べるけれど、西の方や南の方の人たちは、白いパンを食べます。フィンランド人は、毎食パンにたっぷりのバターを塗ります。イタリア人も、ほぼ毎食パンを食べます。ラスクのようなかりかりのパンを朝に食べることもありますし、お昼にパスタを食べたって、パンを食べます。水分の全くないパンを、水に浸けて戻して食べることもありますが、パンにバターを塗ることは、ないように感じました。パンにバターを塗って食べた私を見て、食卓の会話がそれになってしまったほどです。
ポルトガルや私が訪れたイタリアでは、タコは食べ物として定着していますが、フィンランドでは食べものとしては認識されていませんし、寧ろ気持ち悪がる人もいるかもしれません。友達のルーマニア人も、初めてたこを食べようとしたときは、恐る恐る食べていたように感じます。
キリスト教を一つ見ても、西や南のカトリックのお宅に行けば、イコンなどを目にすることは珍しいことではないと思いました。しかし、フィンランドで目にすることは殆どないような気がします。フィンランドもルーテル教会が多数を占めていますが、クオピオは東フィンランドに位置していることもあり、オーソドックスの人もたくさんいます。
今回感じたことが、秋からの授業に役立つかはわかりませんが、私にとっては貴重な体験でした。
インターンとして、フィリピン人と一緒にお仕事をして3カ月が経とうとしていますが、仕事に向かう姿勢が日本と異なること感じることがあります。フィリピン人の方の多くは、何度も言わないと、してくれません。直ぐに取りかかってくれない場合は、何日も待たされたあげく、忘れられてしまうことが少なくありません。メモを渡しても、それも無くしてしまうことさえあります。根気強く、なんども伝えることが大事だとおもいます。待っていても、やってはくれません。
授業でCOOKINGに挑戦しました。NZでは寿司はすでにポピュラーだっただったので、照り焼きチキンとライスにしました。1授業45分しかないので、朝のうちにその日に必要なご飯は私が炊いておくことにしました。それと、チキンの下準備も朝のうちにしておきました。材料費はすべて学校でふたんしてくれました。1クラス10人×1週間で15クラスなので試食程度ですが、ほとんどの生徒に大好評でした!醤油はわりとどのスーパーでも手に入るのですが、みりんは大きなスーパーのインターナショナルのコーナーにしかなくて・・・「もし家で作りたければ○○でみりんを買えるから」と教えたら・・・後日そのスーパーに生徒が買出しに来ていて、教えた通りの材料を買っていたのでとてもうれしかったです。英語のレシピも作って配ったので、それを見ながら家族に作るそうです。生徒は授業で料理をしたがりますが、12回の授業で、他にもまんべんなく日本の文化を紹介したいと思っています。
学校で、皆で寿司を作りました。カムループスには知っているだけで8軒の日本食レストランがあり、勿論苦手な人もいますが多くの人が西洋風にアレンジされた寿司を食べ慣れている感じがあります。
具は蟹缶、アボガド、キュウリ、ニンジンの巻きずしです。味の濃い醤油につけて食べると悪くない出来でした。わさびを持って行ったところ、辛さに学生たちは驚いていました。
  明日で2学期が終了します。アシスタントとして主に活動していますが、学年はyear9~year13まで全ての学年を受け持っています。行っていることは、日本の文化紹介や日本語の文法や単語、それに自分の専門分野のことを取り入れたりして紹介しています。日本の学校や教育と異なることが沢山あり、教師と生徒との距離はとても近く時間もとてもゆっくり流れます。また、南半球に位置しているため、日本とは真逆の真冬真っ只中です。New Zealandの中でも暖かい地域といわれていますが、寒い時は1度や2度といったこともあり、冷え込みます。人間と動物、自然が共存するとても自然が沢山の国です。
  6月のはじめは低学年と高学年に分けて全員分の味噌汁を作り、子どもたちに挑戦してもらいました。スクールキッチンで働いているホストマザーや校長先生にも日程の調整や材料の買い出しなどを手伝ってもらい、体育館でプレゼンテーションを行いました。初めて味噌汁を食べる子が多かったので、もちろん苦手な子もいましたが、予想以上に「学校のランチでも出してほしい」「今まで食べたスープの中で一番おいしい」などと、言っておかわりをする子がたくさんいました。「日本にいったらおいしい食べ物が食べられる!行きたい!」と、言ってくれる子がいて、なんだかうれしくなりました。「いただきます」「ごちそうさま」の意味を教えたり、高学年は全員箸を使って食べるようにしたりしました。

 6月は先生たちの成績づけが終わると、夏休みまでの残りの2週間は日帰りキャンプや水遊び、おでかけ、お楽しみ会のような行事ばかりでした。私が授業をする時間があまりなかったのですが、一緒について行って、カナダの歴史やこっちの子どもたちがみんなでするレクレーションを知ることができ、日本の子どもたちに紹介したいことを得ることができました。しかし、学校以外の場所で興奮状態に陥った子がいて担任の先生もその子の対応ばかりに追われているとき、他の子どもたちを動かしたり、先生のサポートをしたりしたかったのですが、そういう場合の英語が分からず、何の役にも立つことができませんでした。自分がする授業は事前に準備をすることができるので、何とかなっていますが、そういう場合の臨機応変に子どもに指導するのは難しいです。自分がとても情けなかったです。せっかくそのクラスにいるのだから、もっと先生たちの役にも立つことができるようになりたいです。9月からは先生たちの子どもへの声のかけ方の英語にもっと注意を払い、まねをしながら使えるようにしたいと思っています。

 学校以外でも、6月はいろんな先生やホストファミリーの親戚から声をかけてもらい、教会主催の2泊3日のキャンプに行ったり、馬をもっている先生の家に行って乗馬体験をさせていただいたり、教育実習に来ている人たちとごはんを食べに行っていろんな話をしたりすることができました。いろんな経験やたくさんの人たちに出会うことができました。これから2か月間長い夏休みです。長期ではありませんがバンクーバーやシアトルに旅行に行ったり、子どもたちのサマーキャンプのお手伝いをしたりします。「基本的にここにいるなら、誘うね!」とほかの先生たちが何かと誘ってくださっているので、9月からの授業準備もしながら、有意義に過ごすことができたらいいなと思っています。
今月から9月のジャパニーズデイに向けて少しずつ準備をはじめました。その中の一つでソウラン節を踊ることになり、私が子供たちへ指導することになりました。週1回ランチタイムに練習しています。まだ始まったばかりですが、みんなの良い思い出になるように精一杯頑張っていきたいと思います。

6月末でterm2が終了し、2週間のホリデーに入りました。10日間+2週間はカリンダ小学校の違う生徒の家でホリデーを過ごします。今は1件目の家で過ごしています。こどもと公園に行ったり、映画をみたりおでかけしたり、毎日充実した生活を送っています。子供たちが日本に興味があり、日本の習った言葉を使ってくれるのはとても嬉しいです。

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