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1か国目のアメリカ・ノースカロライナ州での実習が終了しました。教育は国及び州によってこんなにも違うものかと感じることもあれば、変わらないものもあり、たくさん勉強になりました。
実習の終わりの時期にはお茶会(茶道)をしました。日本からは浴衣、緑茶パウダーと甘納豆を持参し、こちらにある日本料理店で事情を話し、急須と湯飲みを拝借させて頂きました。浴衣は意外と好評で、こっちの先生もハロウィンのコスプレ感覚で試着して写真を撮って楽しんでいました。正座を見せて同じように座ってお茶を入れるのを見せていましたが、「足しびれる...」と慣れない姿勢に早くもあぐらの子から終わりのほうまで正座していた子まで様々。お茶は少し濃い目になってしまったこともあり、「草の味がする」と言って当然、飲みきれない子もいたり、逆に「これ美味しい」と言って2、3杯飲んでしまう子もいたりとこちらも反応は様々でした。「日本文化の体験」ということでいい時間を過ごしてもらえたのかなとも思います。
また、アメリカの自閉症教育の研究を行っているノースカロナイナ州立大学のTEACCHセンターでの研修プログラムに参加させて頂けたことはとてもいい経験となりました。滞在先から車で2時間近くかかりましたが、レンタカーを借りてナビを頼りに渋滞のないハイウェイをひた走る感覚も爽快でした。
短期ではありましたが、浅く広く自閉症教育が充実していると言われているノースカロライナ州での教育現場の様子を実習を通して経験させて頂き、学んだことは、日本の教育現場にも今後還元していきたいと思い、また日本で教員の仕事に追われている中で忘れかけていた視点をもう一度、思い出させて頂いたいい機会になりました。そして、今回の実習の中でたくさんの大なり小なりの失敗したことの反省を次の国では繰り返すことがないように実習をしていきたいと思いました。

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