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2013年11月

今月は、毎週行なっている日本文化や日本語の授業のほかに、小学生に折り紙などの日本の遊びを教えたり、習字で生徒の名前を書いたり、日本についてのプレゼンテーションを行なったり、阿弥陀仏について5分ほど話したりする機会に恵まれました。
多くの教室にはスマートボードがついているので、プレゼンテーションにはpreziというインターネット上のものを使っています。マインドマップのようなプレゼンテーションができるので、日本という大きなトピックについて話すときに使いました。
また、阿弥陀仏については、歴史の授業でちょうど仏教についてならっている時期だったらしく、5分ほど説明してほしいとのことでした。普段、宗教について詳しく考えることがなかったので、インターネットで調べたりして、簡単に説明しました。
また、通常行っている7年生の総合学習の時間では、日本の県を調べるだけでなく、4つのグループに分かれ、日本の災害について調べ、ポスターを作成しています。
日本語の授業では、手作りのカルタをつくりました。1か月半ほどで、ア行からサ行まで覚えたので、その文字を覚えてもらうために、その文字から始まる単語と絵を50枚ほど作りました。3回ほど行っていく中で、子どもたちが少しずつ文字を覚えていっているのを実感しています。「高校生が対象なのに、カルタで遊ぶのはどうなのだろう」と最初は思いましたが、毎回楽しんでくれているようなので、作ったかいがありました。

3ヶ月でしたが、アデレードでは学校の先生や生徒たちだけでなく色々な人と出会い改めて人との出会いに感謝したい、もっと人とのつながりを大切にしたい、と思うようになりました。アデレードで出会った一人を紹介します。旅行代理店の女性の方です。アデレードに来てから絶対カンガルーアイランドにいくんだ!ときめていました。休暇が始まる一ヶ月位前から計画をたて、最終的に迷ったのは現地の旅行会社を使うかそれとも日本人スタッフのいる会社を使うかという選択でした。自分の英語でどのくらいできるかためしてみようという思いから最終的にオーストラリアの旅行代理店に行ってみようと思い、行ってみました。旅行代理店に入った時ドキドキでした。その時 Hello! How are you? と声をかけてくれました。ガチガチな英語で I would like to go to kangaroo island during school Holiday というと That's fantastic! と言ってくれて席まで案内してくれました。緊張気味な私に、どこから来たの?とか今何してるの?とか学校はどう?アデレードは好き?と話しかけてくれて緊張がほぐれました。心の中では、あああ
!旅行の話だけかと思ったのに、色々な話までされてどうしようと思いました。おかげでスムーズにカンガルーアイランドの手配をしてもらい助かりました。
 カンガルーアイランドから帰ってきた後カンガルーアイランドの美しさに大興奮してしまい、彼女にメールを送りました。彼女からお返事があり、一緒に喜んでくれました。(iipの担当者様にも大興奮のメールを送ってしまいました笑。丁寧なお返事ありがとうございます。)
その後、もうすぐ研修を終えるのでアデレードからシドニー間の航空券を以前すでに料金を支払っていたのでE-ticketができたら もらいに行こうと思っていることを彼女に連絡したところ「私がいる時においで。カンガルーアイランドの話ききたいわ」とお返事いただきさっそく行きました。E-ticketをもらいにいったとき、彼女が「アデレードを離れるのは寂しいね。シドニーでも応援してるよ。シドニーでの生活がどうか教えてね。これからもメールでやり取りしましょう。Keep in touch 忘れないでね」と言ってくれたのです。嬉しくて帰り道思わず涙がでてしまいました。ここで出会えたことに感謝して、これからもメールのやり取りを続けるつもりです。
 生徒たちとはfacebookを通じてチャットをしています。これからもやり取りをしていくつもりです。
私の研修校では、休憩時間とランチの時間には各自が持ってきたスナックやフルーツ、軽食などを食べるのですが、今年1年は魚類、ナッツ・木の実類は、学校への持ち込みが禁止になっています。毎年子どもたちや先生たちのアレルギー調査をし、持ち込み禁止の食品を決めるようです。学期の始めの頃に、各家庭宛てにアレルギーと禁止食品についての通知も配布されました。
 アレルギーのある子(重度の子だけなのかは不明ですが・・・)は、エピペンをポーチに入れて常に身に着けて生活しています。
 スーパーなどに置いてある食品にもピーナツを使っていないというイラスト表示が載っているものもあります。ハロウィンのときには先生たちも子どもたちへお菓子を用意するのですが、私は確実に安全な物ということでその表示のあるお菓子を買って配りました。
 授業で、巻き寿司を作ってみたいと思っていますが、その場合にも魚類を使わないお寿司にしなければいけません。箸の練習にナッツなどいいかなとも思っていましたが、アレルギーのことをうけ、授業クラスの先生方に相談してジェリービーンズの様なお菓子を使うことにしました。
 日本では、アレルギーのある子の給食だけが代替食であったりするので、持ち込み禁止というこちらでの徹底ぶりに始めは驚きましたが、今後、お寿司や日本のお菓子などを味わう授業もしていきたいと思っているので、アレルギーのこともしっかり配慮しながら計画をしていきたいと思っています。
0年生から10年生までのクラスがある研修校では、6年生だけに半年間、調理実習の授業があります。その調理実習の授業に毎回参加させてもらい、子どもと一緒にペアまたは3・4人のグループになって色々な料理を楽しんでいます。

その日の課題料理は、担当の先生が毎回考えてレシピと材料を用意し、子どもたちは調理実習の時間に家庭科室に行くだけで、事前に調理方法や材料について学ぶということはしません。調理の仕方についても、A4の紙1枚に材料と調理方法が文字だけで簡単に書かれていて、絵も写真もなく、後は先生の説明だけです。なので包丁の握り方、材料の切り方などについても、もちろん見せて教えるということはありません。先生は、説明を終えると、「さぁ、始めなさい。」と言って、よほどのことがない限りは手も口も出さずに見ているだけです。今まで授業に参加させてもらって毎回慣れないなと感じることは、使い終わったものをすぐに片づけず、包丁を出したままだったり、材料の皮や切れ端をそのまま台の上に置いたままだったりすることです。また、自分たちで作ったものでも、お腹がいっぱいだったり、あまり好きでなかったりした時には、平気で残して捨ててしまうことです。そのことについて、誰も何も言いません。そして一番慣れないことは、多くの欧米の国がそうだと思うのですが、使い終わった食器などの洗い方です。食器についた洗剤を「すすぐ」ということをしないので、洗剤がついたまま布巾でふきとります。そして、その布巾は、汚れた台などもふいていたものです。衛生管理にとても気を遣う日本では考えられないようなことが色々あるのですが、先生も子どもも誰も気にしていないし、体調をくずすこともないので、私も気にせず子どもたちと同じようにすることにしています。

そして先月一度、「何か日本の料理を紹介してほしい。」ということで、私がレシピを準備しました。有名で人気がある日本食と言えばやはりsushiなのですが、火を通さない料理をするのには少しためらいがあったので、今回は、「広島風お好み焼き」を紹介することにしました。材料は現地で簡単に手に入るものが多く、お肉は薄切り肉をの代わりにベーコン、焼きそばは、インスタントラーメンをお湯で柔らかくした後、フライパンで醤油をかけて焼くようにしました。ホットプレートのようなものがないので、あまり大きくないフライパンを使って焼くのはちょっと大変でしたが、みんなでわいわい楽しくできました。子どもたちは、写真付きの英語のレシピを一生懸命見ながら、焼き加減などを時々訊きに来て確かめ、見たことも聞いたこともない初めての料理に挑戦していました。食べるときには、割り箸を出すと、これもとても楽しそうに使って食べていました。(もちろん、すぐに諦めてフォークとナイフで食べている子もいましたが。)トッピングにと持って行った鰹節は、魚の匂いがきつすぎるようで、ほとんどの子が匂いを一度かいだだけでしたが、醤油とケチャップを混ぜたソースや、「甘くないパンケーキのようなもの」は、新鮮で面白かったようです。

担当の先生も、「作ったものが好きでも嫌いでも、色んな味に出会ってみることが大事だから、今日はとてもよかった。」と言ってくれたのが嬉しかったです。
ここで生活していて人との対話の時間の多さと日本での生活の対話の時間の少なさを感じました。学校での先生と生徒との対話はもちろん、バス停でバスを待っている人同士、買い物客と店員、街中での立ち話と、至る所で色々な人がフレンドリーに自然と楽しく会話を始める光景を目にします。ホームステイ先に帰ってからは、晩ごはん前のティータイム、晩ごはん、晩ごはん後のティータイムや映画鑑賞など、家族揃ってゆっくりくつろぎながら楽しく会話する時間が多く毎日暖かい雰囲気でゆったりしていていいなあと思います。ふと自分の日本での生活を思い出してみると、いつも詰め込めの予定と時間に追われ慌ただしく過ごしていたことに気づきました。私が一番言われる言葉は"Take it easy"です。帰国したら自分の生活スタイルを変えてみようと思った海外生活です。
10月はハロウィンということで、クラスでジャックランタンを折り紙でつくりました。幼稚園児から5年生まで教えているので、折り方のレベルを変えたり、折り紙の大きさを学年に合わせたり工夫をしました。
また、今月は日本とカナダの違いには何があるかということをトピックとして授業を行いました。子どもたちからはたくさんの意見が返ってきました。食べ物・洋服・行事・言葉・時間・お店などがあがりました。「マクドナルドは日本にもあるよ。」と話すととても驚いていました。その後、日本から持参したマクドナルドのカップとカナダのカップを比べてみることにしました。日本のカップの小ささと、カナダのカップの大きさに子どもたちも、先生もびっくりした様子でした。日本のLサイズとカナダのMサイズを比べると、カナダのMサイズの方が少し大きかったからです。このカップの大きさ比べは担任の先生も興味を示し、どのサイズが自分たちにとってベストなのかを考えることにしました。
授業以外のことをお話したいと思います。今月はThanksgivingや Halloweenと日本にない行事がカナダではありました。特にThanksgivingは家族で過ごす大事な行事です。私は寮に住んでいるので、どうするのかなぁと前日まで考えていました。しかし、学校のスタッフが家においでよ!と誘ってくれたのです。またHalloweenも、かぼちゃでジャックランタンを作るから、放課後家においでと誘ってくれたり、夕食に誘ってくれたりと、まるで本当の家族のように接してくれました。本当に学校のスタッフに感謝しています。今までコミュニケーションを大切にすごしてきたことが今に繋がっていると実感しています。
こちらに到着してから、予想通り宗教の質問をよく受けます。その際には日本人は特定の宗教を信じている人は少ないけれども神を信じていないわけではないと必死に説明を繰り返していました。あるとき、いつも通り「あなたの宗教は?」と聞かれ一生懸命上記の説明をしたところ、アイルランドでは宗教の質問は単純に興味があって聞いているだけ、名前を聞いているようなものだからそんなにナーバスになる必要はないと言われました。私の中で、日本以外の国では「無宗教」=「神を信じない野蛮人」と見なされるのではないかと非常に心配していたので上記のように言われとても安心しました。実際、アイルランド人はほとんどの人がカトリックですが近年のアイルランドではほとんど形骸化しているとのことでした。宗教の認識、文化の違いを日々味わいながら過ごしています。
今月中旬から日本文化と日本の授業を教えています。
アートの授業の一環として日本語の文字、漢字を教える機会がありました。
特に、象形文字(山、木、森など)を紹介すると、とても興味深そうに聞いてくれました。また、発展授業として、自分で作ったオリジナルの漢字を墨汁を使って書いてみようという授業をすると、メガネやトナカイなどを簡潔に書いた文字を作っていました。
また、7年生に県庁所在地を調べて、A4にまとめてくることを宿題に出すと、3日も経たないうちに調べ上げ、県庁所在地の漢字を書ける子まで出てきたことに驚きました。
高校生をメインに教えているのですが、先日同じ学校の小学生に折り紙を教えました。ちょうどハロウィンの時期だったので、カボチャの折り方を教えたのですが、初めて折り紙をする子たちに教えるには難しかったようで、クラスの先生と一緒にほとんど手助けする形となってしまいました。
また、本来は日本文化を紹介するだけの予定だったのですが、日本語を習いたい子達が多く、1週間に4時間(45分×2を2コマ)、13年生(18,19歳)と10年生に教えています。
 最初は日本語に3つの文字があることの紹介、ひらがなとカタカナの五十音順表を渡し、日本語の単語を解読するゲームを行いました。カタカナはドイツの町の名前を書いたところ、発音がドイツ語とかなり違うことに面白がっていました。(Berlinをベルリンと一字一句読むところなど)。
挨拶やスピーチを頼まれた時は、必ず原稿を書いて練習しておくことをお勧めします。結果としてスピーチが上手くできるか否かということよりも、その行事のために原稿を書いてきちんと準備しているということが相手に伝わることが大切です。ちょっとした挨拶でも、それを大切に思っている、丁寧に扱っていると伝えることが大事です。うまいかへたかより、そういうことで気持ちが伝わります。
フィンランドのノキアに来て3週間が経ち、日常生活が落ち着き、また研修校にも慣れてきました。私がいる町には日本人、さらにアジアから来てる方も見かけません。このようなマイノリティーになる経験はこれまでにないので、生活するだけでもすごくいい経験になっているなと思います。
 研修校は小さい小学校で、一クラス23人ほどで一学年一クラスずつの規模です。研修中は基本的に6年生のクラスにいるのですが、どの先生方もとても好意的でいつでも授業見学に来てくださいとおっしゃってくださったので、一週間のスケジュールを自分で組み、全クラスに行ける様にしています。
また、6年生、5年生、4年生、のクラスでは日本の文化や言葉を伝える授業を研修1週目からさせていただいています。子どもたちは日本のことを詳しく知らず、インターネットやテレビからの少ない情報しか持っていないので、日本の地図を見せたり、日本語を書くだけで、フィンランドと日本の文化の違いの面白さを感じてくれています。そして、日本文化に対して興味を持ってくれているようです。子どもたちの興味や関心をもっと高め、そして日本のことを近く感じてくれるように、授業を考えていきたいと思います。
 来週末になるとフィンランドに来て1ヶ月が経つことになります。この1ヶ月はとても早く感じています。研修中あのときああすればよかった、聞いとけばよかったと思うことが多々出てきています。反省を次の活動に活かしながら、あと7ヶ月しかないと思って、一日ずつ目標を持って、研修に取り組んでいきます。
日本文化の紹介には、やはり「もの」があるといいですね。子どもたちの興味の示し方が違います。折り紙、着物、習字など道具を使っての紹介にはとても関心を示してくれます。でも、もの、なしでとても盛り上がったのが「なべなべそこぬけ」でした。小4のクラスで紹介しました。はじめは2人組でやって、4人組、6人組と人数を増やしていき、最後にはクラス全員24人で裏返してまた元に戻って、を成功させると大喜び。体を使った遊びは楽しめます。「はないちもんめ」「だるまさんがころんだ」も紹介してみたいと思っているところです。
フィンランドでの生活も半分が過ぎました。毎日の授業、先生方との交流、ホストファミリーとの関係、どれも良い意味でパターン化されてきました。4月に来た当初は始めてのことばかりで「新しいアイディアを得る喜び」を感じていましたが、最近は「帰国後にどのように生かしていくか」ということを考える時間が増えてきた様に思います。

 しかし生活が単調化しているわけではなく、日常の生活が落ち着いている分、研修先となっている学校だけではなく近隣の中学校や高校へ行く機会も作ってもらう様にしました。校長先生や良くしてくれる先生に話をし、連絡先を聞いて、積極的に新しいことに取り組む努力を続けています。自分から動けば動くほど周りの人たちが助けてくれるので、いつも予定がぎっしりです。とてもありがたいことだと思っています。

 最近は子供たちの名前も大分覚えてきて、コミュニケーションに深みが増してきた様にも思います。小さな学年の子供たちとフィンランド語で会話をすることはまだまだ難しいですが、やはり人と人。言葉が通じなくても信頼関係が築けていることには自信があります。昨日の出来事や好きなものについて嬉しそうに話してくれる笑顔からは、本当にたくさんのパワーをもらうことができて幸せです。

 残りも4カ月弱。当たり前の日常をもう一度見直して、貴重な時間を楽しみたいと思います。
研修が始まって、2ヶ月が経ちました。最初の1ヶ月は学校や現地での生活に慣れることを最優先にしていたので、中々生徒と仲良くなることができませんでした。しかし、2ヶ月目に入ってから、挨拶はもちろん、授業の中や休み時間等を使って生徒と話をすることが出来るようになりました。その中で、多くの生徒が日本に興味を抱いていることを知り、とてもうれしく感じました。また、様々な教科の授業で日本について紹介する時間を頂いていて、とても充実した毎日を過ごしています。
今は、日本に興味をもってくれている生徒となにかできないか考えているところです。
研修期間も残り3ヶ月を切りました。あっという間でした。
先日のハロウィンでは学校でパンプキンのカービングをしたり、クラスを装飾したり子供や先生みんな仮装をしてとても楽しいパーティとなりました。
学校のあとに子供達と一緒にtrick or treatingもしました。
日本ではできない事なのでとてもよい経験になりました。
英語もだいぶ聞き取れるようになってきたので、コミニュケーションも前よりとれてきたと感じています。
何人かの子供達はお箸にとても興味を示していたので、今度授業でお箸の使い方やお箸を使ったゲーム、割り箸でっぽうなどを作ろうと思っています。
まだ雪は降っていませんがこちらはだいぶ寒くなってきて朝はマイナス10℃になる日も増えてきました。
体調管理に気をつけて残りの研修も悔いのないように過ごしたいと思います。
生徒が興味をもつトピックは、やはり『アニメ』・『折り紙』・『日本食』なのだということを実感しています。『ポニョ』や『魔女の宅急便』は、子どもたちにとても好評でした。また流しそうめんもお箸を使っておいしそうに食べていました。日本文化の授業を通して日本に興味を持ってくれる子どもが1人でも増えるといいなと思います。
研修先は、不動産会社。アメリカの不動産事情と不動産を取得する方法等を学ぶのが目的。研修開始2週間が経過、今は市場に出ている不動産物件を自分で見たり、不動産契約のやり方を自分で調べながら、わからないところを聞いて自分のものにするようにしています。
最初、アパートに住む予定でしたが、アメリカ国内で銀行口座がないため支払い能力があっても拒否されました。仕方なく長期滞在可能なホテルを見つけ、そこに滞在しながら研修を進める予定です。1年未満の短期で研修される方は、住むところを事前に出発前にきめておいたほうがよいです。


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