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2013年5月

カナダに来て2ヶ月が経ちます。児童の保護者にお会いした時のことです。お父さんが日本の歌を知っているよ。と話しかけてくれました。そして「大きなくりの木の下で」を歌ってくれました。学生だった頃に教えてもらったそうです。歌は時間が経っても心のどこかに残るものなんだな。とその時感じました。そして、外国の方が日本の歌を長年経った今でも覚えていることに感動しました。
 そこで、私も子どもたちに日本の歌を教えることにしました。すると、すぐに覚え何度も何度も繰り返し歌い始めたのです。次の週には、おにぎり作りをしたのですが、おにぎりを作る最中もその歌を口ずさむ子どもたちを見て、大人になっても覚えていてくれたらいいなと思いました。
 おにぎり作りは大盛況でした。海苔も気に入ってくれたのか、食べ終わった後に、海苔を食べたいと列ができるほどでした。近いうちにまたこの授業をしてほしいと授業後に言われ、担任の先生も喜んでいました。また、ご飯や具などは、学校のカフェテリアスタッフのみなさんに協力を得ました。みなさんとても親切で、本当に助かりました。「今度私たちにも日本料理を教えてね。」と言われ、学期の最後にカフェテリアスタッフのみなさんと日本料理を作ることになりました。「何が必要なの?何でも言ってね。」と、とても楽しみにしてくれています。
 コミュニケーションはとても大事です。子どもたけでなく、学校の先生、スタッフのみなさんに自分からどんどん話しかけ、何かアクションを起こすことが仲良くなる秘訣だと思います。
念願のオーストラリアに来て一ヶ月半がすぎました。こちらの教育システム、考え方は日本とは全く違うことが多く、教員としてそして人として考えさせられることが多くあります。こちらに来ていろいろな学校を訪れたり、保護者の方とお話をする中で、オーストラリアらしい教育観、考え方で顕著だと私が感じたものが3つあります。

①楽しむことの大切さ
Enjoy!とよく言われます。驚いたのは、学会に出席した際に違うカンファレンスに出るために、別れ際にEnjoy!と言われたことです。日本なら大変だね、とか、頑張ってねというところでしょうか。なぜそう言ったかを後ほど訪ねたら、学ぶことは楽しいことでしょ、それに自分が参加するものの中で楽しみを見つけることはとても大切なことだよといわれました。オーストラリア人のプライオリティは、楽しむことにおかれているようです。日本なら頑張ること、忍耐、結果を出すことに重きが置かれがちですが。
オーストラリア人はよく話して、よく笑います。それも楽しむことに価値をおく、彼ららしい発想のように思います。職場で求められること、評価されることも笑顔での対応、そして楽しんでいるかのように感じます。あなたが楽しんでいること、ハッピーでいること、それを聞けてとても嬉しいと言われたときに、人としてとても大切なことを学んだ気がしました。


②Thats the life.
オーストラリアではとてもスポーツが盛んです。子供の習い事もスポーツをさせることが多いです。なぜスポーツが子供の教育上いいのかという話をしたことがあります。日本人としては、忍耐、協力、我慢、努力といったことを学ばせるためということになるかと思います。しかし、オーストラリア人の発想としては、人生の縮図だからだそうです。勝つことも負けることも、うまく行くこともいかないことも、そして審判が正しいジャッジをすることも、不利なジャッジをすることもある。それが人生。そことどう向き合い、うまくやって行くか学べるからスポーツは子供にとっていいんだ。と言われました。See what happens.Thats the life.とオーストラリア人はよく言います。流れに身を任せるライフスタイル、日本人との大きな違いのように思います。

③ギブアンドテイクの精神
こちらの保護者の学校への協力姿勢はとてもすばらしく、どうしてそんなに協力的なのか、と訪ねてみました。すると、学校がよい教育を提供してくれている、それに対して受けているばかりではなく何かできることはないか考えるのは人として当然でしょ。と言われました。教員として学校の内部にいたら感じられなかった考えです。同時に、己を振り返り、その考えで毎日仕事をしたり人と接したりしているかとふと考えさせられました。今の私にできることは、日本文化の楽しさを教えたり、子供と関わること。楽しんで毎日を送りたいと改めて思いました。


日本とオーストラリア、考え方の違いはかなり大きいのではないかと思います。もちろん、よい所も悪い所もありますし、資源国家であるオーストラリアのおおらかさをそのまま日本に持ち帰ることはできないことは承知です。しかし、考え方、人に対する接し方、学ぶ所が多くあるように感じました。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張りたいです。
寒い冬のイメージの強いフィンランドの気候も大分暖かくなってきて、暖かい日差しの下でコーヒーを飲むのが気持ちの良い季節になりました。

 フィンランドでの生活リズムも落ち着き、余裕を持って生活が出来るようになってきました。知り合いの輪もますます広がり、長いと思っていた夏休みの予定も、すっかり埋まってしみました。旅行をしたり、パーティーに招待してもらったり、ヘルシンキ大学で英語の勉強をしたり...。どれも楽しみです。

 学校では子どもたちがすっかり私に慣れてきて、先日は子どもたちのお寿司パーティに招待されて、一緒にトトロの映画を見たり折り紙で遊んだりする時間も過ごしました。学校行事の遠足やパーティに声をかけていただくことも多く、先生方の親切なお心遣いに感謝する毎日です。

 早いもので、最初のホームステイ2カ月の期限が迫っており、来週には引っ越しです。寂しい気持ちもありますが、「夏休みはコテージに一緒に行きましょう」「時々、夕飯を食べにいらっしゃい」「クリスマスパーティの時は、またメッセージ送るからね!!」と声をかけてもらっているので、これからもこの出会いを大切に関係を続けていけたらと思います。

 日本にいる友人や家族、そして同僚や教え子、さらには保護者の方々も私のことを気にかけ、連絡をくださることは、とてもありがたいことだと思っています。待っていてくれる人がいる、帰る場所があるということも、幸せなことだと感じています。

 出会いとチャンスに感謝し、これからも充実した日々を過ごしていきたいと思います。
子供の日について紹介した際、低学年の子供たちと鯉のぼりを作りました。鯉のぼりの塗り絵を切り抜いて、割り箸に張り付けるという簡単なものでしたが、時間内に全員完成させることができ、そのあとずっと自分の鯉のぼりで遊んでくれていました。

茶の湯の紹介をしたときは、同時に和菓子の説明もし、日本から持参した金平糖を配りました。甘い甘いお菓子が普通のこちらで、シンプルな金平糖が受け入れられるか少し心配でしたが、意外に人気で、もっと欲しいという声がたくさん聞かれました。また、「これはネットで買えるの?」と聞いてくる子や、「いつか日本に行って和菓子を食べたい」と言ってくれる子もいて、とても嬉しかったです。

日本クラブでは、折り紙で作った金魚を使って魚釣りをしたり、英訳した百人一首を用いたカードゲームをしたりしています。ご褒美にシールやキャンディを用意すると子供たちは大喜びで、おかげさまで毎回定員人数いっぱいいっぱいsign inしてくれています。


授業以外では、複数の学校のleadership(日本の生徒会のようなもの)の子たちが集まる1泊2日のconferenceに同行したり、secondaryのクラスの社会見学で炭鉱ツアーについて行ったりもさせてもらいました。なかなか貴重な経験でした。

こちらは一家に一台トレーラーを所有しているのが珍しくなく、ホストファミリーもまた一台、そして近くの湖に土地を所有しているので、3連休を利用してキャンプに連れて行ってもらいました。カヤックやキャンプファイヤーなどを楽しみ、カナダならではの自然を満喫しました。

後期も残すところあと1か月になりましたが、1回1回の授業が子供たちの記憶に残るようなものにしていきたいです。
ハンガリーに来てから一ヶ月以上が過ぎました。
こちらでは高校で日本文化を教えています。週1回の文化のクラス(英語)と、日本語の授業で毎度30分ほどのスピーチをします。このスピーチは初級クラスでは英語で、上級クラスでは日本語でしています。トピックは、文化のクラスは「JPOP」「日本茶」「妖怪」、語学のクラスは「言霊」「縁」「仏教と神道」など、面白いかどうかよく吟味しながらテーマを選んでいます。
日本語クラスの生徒さんは少ないですが、熱心に授業を聞いてくれます。シャイな生徒さんが多いですが、慣れない外国語で私によく話をしてくれます。真面目な校風もありますが、親切な生徒さん達です。
私の高校では日本語を専攻する3人の大学生が先生をしています。インターン柄日本語学習者のお友達が多くなり日本語が恋しくなることのない反面、英語を遣う時間はあまり多くありません。授業くらいです。なので、今はハンガリー語の勉強をしています。カタコトでもハンガリー語を話そうとすれば、色んな人が言葉を教えてくれるので助かっています。ハンガリー人は皆さん親切です。
休日はよく外出します。先日は高校の先生に誘われ、エステルゴムという町へ行きました。丘の上の教会は大変美しく、また先生のお友達が熱心に歴史や言葉を教えて下さるので、ハンガリー語の勉強にもなりました。
早くもこの国が好きになり始めています。街並みは古く洒落ているし、何より居心地がいいです。今後はもっと活動の幅を広げていきたいと思っています。
2013年05月13日 20代 , アメリカ
こちらの研修校に来て2ヶ月経ちました。私のいる研修校はユダヤ人の方が通う学校なのですが、あまりユダヤについて知識がなかった私にとって何もかもが新鮮です。
朝礼ではイスラエルの国歌を歌い、その後30分間のお祈りの歌を歌います。イスラエルの歴史やヘブライ語を学ぶ授業が毎日あり、ランチはユダヤの食事規定「コーシェル」に従ったものが出されます。私のホームステイ先では、13歳の息子さんのユダヤ流成人式「バーミツヴァ」に参加させてもらい、そのお祝いの盛大さに驚きました。日本にいたら全く知らなかったであろうことを知ることができて、とても充実しています。

この学校では毎年Gr.4の子供たちは日本文化について学ぶというプログラムが組まれています。私がこちらへ来る前にすでに少し日本について勉強しており、みんな日本に興味津々です。
先月は、Gr.4のField tripに参加し、学校の近くにある「森上ミュージアム」という日本庭園で有名な博物館を見学しました。日本庭園は広大で素晴らしく、展示物は縄文時代の土器や江戸時代の品々で大変充実していました。体験型スペースでは日本の小学校の教室内や一般家庭の室内が再現されており、キッチンやお風呂場、畳部屋へ実際に入れるので、子供たちはアメリカと日本の違いを沢山見つけてとても楽しんでいました。
私の授業でも、写真を見せると「これはミュージアムで見たよ!」とさらに興味を持って話を聞いてくれるようになりました。

普段は現地の中学校に通っていますが、時折近隣の小学校や幼稚園や保育園、高校などに出張授業に行く機会が多いです。幼稚園や保育園などでは、一緒に子供達と過ごしながら時折折り紙など日本文化に触れる時間をいただいたり、比較的ゆとりをもって過ごせます。
ただ、小学校や高校などに行く場合は少し気をつけて準備をしっかりしてから行ったほうがよいと思います。
普段通っている学校ではないところに行って授業をするのですが、授業内容について先方からの要望が不明瞭だったり、現地でパソコンが使えるか(僕は普段USBやパソコンなど使ってスクリーンにうつす場合が多いのですが)、パソコンが教室になかったり、いってみたら100人規模の教室で授業を行うことになっていたり、マイクが使えなかったりと、USBを読み込んでくれなかったりと、行ってみないと状況がわからず、その場で対応を即考えなければならない場合がありました。
その時は急遽データは使わず自分の言葉のみで授業を進めることもありましたが、はじめて会う生徒たちとその状況で授業をうまく進めていくのはなかなか大変です。

海外なので、状況に絶対はありえませんが、まだ出発前の方は、どんな状況でもこの授業案ならデータが使えなくてもアレンジして使える、とか、授業時間を40分で調節したり、50分で調節したりできる、というものを2つくらい用意されてから出発されたらよろしいのではないかと思います。

僕は準備しきれていなかったので、前夜に徹夜するはめになったりしていますので。

2013年05月08日
最近やっと暖かくなってきました。長い冬を終え、これから過ごしやすい時期になるみたいです。日本語のクラスでは、先日トロントにあるJapanese Culture Center へ行きました。剣道やけん玉、駒などの遊びを体験し、日本食レストランで日本食を楽しみました。初めて日本食を口にする生徒も多く、それぞれの反応が興味深かったです。今週は、日本語クラスの有志たちと学校の発表会で盆踊りを披露します。生徒たちに教えるのは大変でしたが、何とか形になってきました。本番がうまくいくことを願っています。
研修もあと6週間ちょっととなりました。最後までしっかりクラスに貢献できるよう、頑張っていきたいです。
ドイツに到着して、3週間が過ぎました。研修先や滞在先にも恵まれ、担当者さまには大変感謝しています。本などを読んで心の準備は一応はしたものの、海外での生活、とくに学校の様子は予想通りびっくりの連続です。あまりにたくさんあってここにはとても書ききれなく、毎日のようにfacebookにあれこれ書いています。
 私がお世話になっているのはバイエルン州の地方都市から電車で30分あまり、のんびりした小さな町です。街中を歩いていると視線を感じます。外国人ではトルコ系が多そうですが、児童では片親が中国人、日本人という子もいます。アジア、しかも極東の日本のことはあまり知らなくて、私に「日本て、中国の一部なんでしょ。」と聞いてくる子もいます。しかしお寿司はかなりポピュラーですし、出所は知らなくても日本のアニメや日本製品は彼らの身近にあります。今はこちらの授業を見学していますが、いずれは日本のこともできるだけたくさん紹介したいな、と考えています。
2013年05月02日 20代 , オーストラリア
学校についてから1週間は授業の参観をしたり、学校の中を見て回ったりしました。最初の授業は、日本の地図を見せ、カナダと日本の距離や大きさ、時差などのクイズをしながら進めていきました。次に日本の小学校について話しました。カナダと日本の学校の違いを発見させながら初日の授業を終えました。子どもたちは、学校の様子の違いにびっくりしていました。たくさんの質問を受け、先生からも質問を受けました。
 次の週からは、5月に子どもの日を控えていたので、子どもの日の説明、そしてこいのぼりをペイントしました。とてもカラフルで個性的に仕上がり、学校の作品展に飾られることになりました。かぶと作りも好評で、喜んで作ってくれました。
gr3、4で「きらきら星」を日本語で歌う授業をしました。クラス全てがインターネットとプロジェクターが使用できる環境なのでYouTubeを活用しました。歌った後に、「Starの日本語は?「「Twinkleの日本語は?」「Footballは日本語で何ていうの?」など少し説明しました。日本語のスペルを質問をしてくれたり、メモしたりしてくれ興味を持ってくれて良かったです。
中学校の教師ということで、日本の中学1年生にあたるGrade7のクラスに入れてもらいました。
日本文化を紹介したり、数学のアシスタントをして1カ月が過ぎました。
学校が終わると、ESLに通ったり、柔道場で汗を流しています。
私がいる地域の方は、とても優しく、異国の地で緊張をしていたのですが、人の温かみを感じながら、毎日を過ごしています。

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