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2013年1月

研修を始めてから3ヵ月が経ちました。最初の1ヵ月、2ヶ月目、3ヶ月目を比べると、学校生活にも慣れ、生徒や先生方との交流も深まったと感じています。この3ヵ月で共通して感じたことは、積極的に動いて行かなければならないということです。言葉の壁を勝手に感じ、英語が上手くないから...現地語が上手くないから...とふさぎ込んでしまうことは、様々な機会を逃していることだということを痛感しました。
クリスマスはホームステイ先で過ごしました。こちらのクリスマスは家族のためのイベントだとは知っていましたが、予想以上のものでした。クリスマスツリーの下には数えきれないほどのプレゼントが置かれ、全てを開けるのに2時間ほどかかりました。私からは日本からもってきた女性用と男性用の浴衣をプレゼントしました。24日から毎晩、親戚の家でクリスマスディナーがあり、夜遅くまで皆お酒を飲んだり話したりして楽しんでいました。日本のクリスマスとは全く過ごし方で、良い経験でした。
新年が明けて、学校ではお正月の過ごし方を紹介し、年賀状を書いてもらったり、福笑いを紹介しました。日本クラブではヨーグルトのカップでけん玉を作って遊びました。日本の伝統的な遊びはとてもシンプルですが、子供たちには人気があり楽しんでもらえたようで嬉しかったです。最近では図書室の掲示板のデコレーションを任されていて、授業のない時間は作業を楽しんでいます。
毎日-20℃の日々が続き、積雪は見飽きてきましたが、天気のいい日の夕日は素晴らしく、日本の都会では見ることのできない風景を学校の帰り道に楽しんでいます。
小学校2年生から5年生に「相撲」と「紙相撲」を紹介しました。
最初に相撲について説明し、どのように試合が行われるのか観てもらうためにYoutubeの映像を使用しました。最後にアクティビティで折り紙の力士を折り紙相撲を行ったのですが、担任の先生から映像を先に見て紙相撲を行うのはとても理解しやすいと言って頂きました。
内容が盛りだくさんなので授業時間を過ぎてしまったクラスもありましたが、言葉で説明するだけでなく、映像や体験で理解してもらうことの大切さを改めて感じました。

ここデンマークも、今や、冬、冬、冬です。
気温は氷点下付近を行ったり来たりし、路上には雪が残っています。
毎日天気が晴れず、太陽がなかなか姿を見せません。
加えて、日照時間も北欧なので短いです。
だいたい8時半過ぎに明るくなり、4時過ぎには暗くなります。
およそ8時間といったところでしょうか。
あとの16時間は深い深い闇です。

だいたいが能天気な私も、さすがにここまで天気が晴れないと、「なんだかなぁ。」という気分に時になります。天気と人の気性は、あながち無関係ではないなぁと、折に触れて思います。

ただ、こういう状況をプラスに考えることも海外で暮らす上では重要だと感じます。

暗い夜に、キャンドルと暖炉の灯りを頼りに、家族と共にワインを片手に語らう、このようなデンマークの家族の在り方は、何か今の日本が忘れかけているものを感じさせてくれるような気がします。

  また、暗い闇の中に灯る微かな明かりの下、読書に興じ、時に何も見えない窓の外を眺めては、今の自分の在り方、これからの在り方について想いを巡らす。このような有意義な時間は、昨年度、東京の喧騒の中で暮らし、仕事に忙殺されていた自分にとって欠けていた、必要な時間だったと改めて感じさせられます。

何よりも大切なのは、その時その時、その場所この場所で、自分にとっての喜びを見つけ、前を向いて生活を引き締めて行く、そんなことなのかなぁと、デンマークの何も見えない闇の中を見つめながら、思う日々です。
12月22日は、土曜日だが、午前中にクリスマス会があった。まずは、1~6年生の会が行われ、それぞれの学年で歌、ダンス、劇、朗読を披露し、私は4年生のダンスの振付などを担当させてもらった。当日、緊張するー!と言いながら、にこにこと楽しそうに踊る姿を見て、とてもうれしかった。7~9年生は、希望者が歌を歌ったり、バンド演奏をしたりし、女の子はドレスアップをしている子が多く、とてもきれいだった。事前の通し練習もあったが、日本の学校行事よりもゆったりと自由な雰囲気だった。その後、自分の教室で、成績表渡しがあり、来校している保護者にすぐに見せに行く子どもがいたりと、穏やかな時間だった。クリスマス前の一週間は、授業もほとんどDVD鑑賞やクリスマス会に関することで、12:00には下校と、子どもだけでなく、先生も学校もクリスマスモードだった。あと2週間で帰国...しっかりと全身で学びたい。
12月の折り紙クラブでは、2種類のクリスマスカードを作りました。見本を見せた時の子供たちの反応は正直で、「yes!」と言って喜んでくれました。毎回どんな反応をするかドキドキしています。1つはツリーが飛び出すので、もう1つはサンタクロースを折って貼りました。各クラスでのピックヨウルがあって、皆でお菓子を食べたりサンタさんからプレゼントをもらったり。またヨウルユフラというクリスマスのパーティーがありました。子供たちが練習した歌や合奏などを披露しました。スカウトでは老人ホームへ行って練習していたクリスマスソングをうたいました。毎年恒例だそうで、お年寄りの方々も子供たちの歌を喜んでくれていたので、とてもいいことだしそれに参加できてよかったです。その後クリスマスポリッジを食べました。学校の先生とは教会のクリスマスコンサートへも行きました。オーケストラの演奏と子供たちの歌に感動しました。クリスマスまでの時間はいろんな準備やお祝いがあり、とてもワクワクする素敵な時間でした。
クリスマスはホストファミリーと過ごしました。まずはポリッジを食べ共同墓地へ行きキャンドルを灯し、その後サウナに入りたくさんの料理を食べました。9歳の男の子はサンタクロースはまだかまだかとソワソワしてました。プレゼントは玄関に置かれていて、プレゼントを開けるときが1番楽しみだと言っていました。私にもプレゼントがありとても嬉しかったです。その後3日間はクリスマス料理を食べ続けました。
休みには前のホストファミリーの家へ行きクロスカントリースキーをしました。意外に難しかったんですが、いい運動にもなるし楽しかったです。これからもっと練習して上手く滑れるようになりたいなと思います。それから最近はホストマザーとずっと編み物をしています。次は何作ろうと言いながら、編み物初心者でしたが教えてもらいながら今ではいろいろ編めるようになりました。冬のフィンランドで過ごすのには編み物はとてもいいかと思います。

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