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2012年12月23日・Mayumi Okazaki・ 20代 , オーストラリア , 海外教育交換プログラム
先日、研修先の学校で、「Japanese Day」というものがありました。この日は一日中、学校全体で日本のアクティビティをして楽しみます。学校全体が赤組と白組に分かれて、子どもたちはそれぞれのチームカラーの服や日本のキャラクターの服、空手の道着や着物を着てドレスアップしてきました。全校朝会では、ベストドレッサー賞が各クラスから選ばれ、表彰されました。先生方も浴衣を着てくださったりして、うれしかったです。ソーラン節や日本語の歌に合わせてダンスをしたり、太鼓や空手のパフォーマンス、体験、メルボルン日本領事館の方による東日本大震災後の日本の復興活動についてや習字、折り紙、おにぎり、コマ作り他、とにかく盛りだくさんの一日でした。(でも例年もっとたくさんの活動があったそうで、近隣の学校のインターンの方たちが手伝いに来るのだそうです。今年は他の学校にインターンの方がいないそうで、私だけでした)こんなふうに日本の文化を体験して、学んで、楽しむ日があるなんて、うれしいなと思いました。
 授業では、12月はクリスマスムード一色のオーストラリアですので、折り紙で簡単に折れるサンタクロースやキャンディスティックを作りました。サンタクロースは、ひもをつけてクリスマスツリーに飾れるようにしたら、教室のツリーに飾ってくれるクラスもあって、喜ばれました。Prep(幼稚園年長クラス)では、折り紙は本当に難しくて、半分に折ることさえ難しい子もいて、「Can you help me?」と大勢の子が私のところに持ってきたり、一人一人が「Is this good?」「Like this?」と一つ一つのステップで聞いてくるので大変ですが、出来上がると(たとえ私がほとんど折ってあげたものでも)とても喜んでくれます。「Can I make another one?」ともう一つ作りたがる子もたくさんいます。少しくらい折り方が間違っていても、しわくちゃになっていても、その子の個性が出ていて面白いな、と思う心の余裕がオーストラリアに来てもてるようになりました。うまくいかないことももちろんありましたし、英語はまだまだ勉強不足ですが、学校は楽しいです。1年生の男の子が、「Japanese is my favourite subject!」と言ってくれたとき
は、とてもうれしかったです。
 それから12月はオーストラリアの年度末です。研修校でも6年生の卒業式があり、参加しました。セレモニーは夜に行われ、子供たちはドレスアップしてきます。スピーチやダンスもありました。日本語チームからのプレゼントとして、授業中子供たちが習字で書いた自分の名前に手形を押したものに折り紙で桜を作って貼ってあげて、それをラミネートしたものを渡しました。一人一人と握手して渡しました。6年生と関わったのはこのたった2か月とすこしの短い間でしたが、Japanese Dayでダンスリーダーや集会の司会、様々な手伝いなどをしてくれた子も多く、他にも印象深い子が多かったので、セレモニーに出席できて感激でした。
 長い夏休みに入りました。夏のクリスマスとビーチを楽しんで、日本で生かせる「小学校英語指導者資格」と「児童英語教師資格」をとるためのコースを受講しようと思っています。年が明ければオーストラリア滞在もあとわずかです。充実した日々になるように、毎日を大切に過ごしたいです。


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