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フィンランドに来て一ヶ月、色々な学校、クラスを見学させてもらっています。とても小さな町ですが、普通クラスの他に移民クラスがある学校もあります。ホストティーチャーと研修開始約4ヶ月前からメールで連絡を取っていましたが、その際、どんな日本文化を紹介できるかのリストを送りました。それをホストティーチャーが全教員に転送して下さっていたので、1週目から、何人かの先生に書道や折り紙など、具体的なリクエストをいただき、スムーズに授業の計画を組むことができました。5、6年生は英語を十分理解できるので、算数の授業を見学した際、補助のお手伝いをしました。また、他校の音楽の先生が来られ、日本の歌の歌詞の英訳を頼まれました。発音の仕方も確認されました。特にフィンランド語では「R」を強く発音するので、日本語の「ら行」が苦手なようです。
 ホームステイ先では、これまで、ちらし寿司、お好み焼き、オムライス、天ぷら、チャンチャン焼きを作りました。持参したカツオ節以外、すべて現地の食材、調味料で再現できました。海外でもお米はよく使われていますが、「炊く」というよりは「茹でる」調理法が主流なので、炊き方に興味を持っておられました。お好み焼きのソースにはHPソースを代用しました。ラーへでは、醤油、わさび、海苔、みりん、米酢などをスーパーで購入できます。ヘルシンキには日本食材店があるそうです。
 研修先の学校について。パソコンによっては日本語を表示できないようです。パソコンなどの環境は、教室によって様々です。先生の希望に合わせてあるようで、OHPだけの教室、インターネットに接続できる教室、様々です。コピー枚数や画用紙など消耗品の使用に制限はありません。折り紙が一番人気ですが、日本から持参した折り紙と学校のコピー用紙を併用しています。金魚やピアノ、トントン相撲の力士など、裏が白い方が適しているものには折り紙を、犬や猫、カエル、チューリップなど、完成した作品に表の色しか出ないものはコピー用紙を正方形に切って使っています。コピー用紙は折り紙より厚いので、カエルや手裏剣には、それぞれ縦に2分の1、4分の1サイズにカットして使っています。コピー用紙は茶色や緑、赤など濃い色からピンク、黄色、紫、水色など淡い色までたくさん種類があります。また、コピー用紙そのままのサイズで紙飛行機を作ると、しっかりしてよく飛びました。新聞紙で紙てっぽうも大人気でした。カブトは折り方が簡単なので、低学年に最適です。被るサイズを作るには、かなり大きな紙が必要ですが、模
造紙のような大きい紙を正方形にカットして作ったところ、色を塗り、カタカナで名前を書き、大好評でした。


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