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2012年01月01日・Shimizu Natsuki・ 20代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
ここ1か月で、行った日本文化紹介に関するエピソードを、いくつか、お伝えします。

●お箸の持ち方・使い方
先生たちに相談したところ、「学校のお金で全員分のお箸とポップコーンを買おう。」と言っていただけて、スーパーで売っている Chinese chopsticks を購入。どの学年でも、ポップコーンを使用して、お箸の持ち方・使い方を紹介できました。
学年によっては、日本の写真を見せながらお箸についての知識を伝えたり、A4用紙を折って作る箱やお箸を入れるケースを折ったりしました。毎回、ポップコーンを職員室のレンジで温め、クラスに向かいます。すると、他のクラスの子も、ポップコーンの匂いに反応。まだ参加していないクラスの子からは、「いつ、自分たちのクラスに来るの~?」と質問をうけるのでした。

●お寿司の試食
日本食といえば「sushi」というくらい、ここフィンランドでもsushiはポピュラーな食べ物。お寿司といっても、海苔、寿司飯、きゅうりのみを材料に作る、きゅうりの海苔巻きにしました。気になる反応は・・・・・。大きく分けて3つのパターンでした。
①半数近くの子の反応、それは、「海苔が苦手、食べられないー。」という反応。黒い外見にはそんなに抵抗を示さず、すぐに手を出して食べてくれたんですが、海苔(磯?魚介類?)の香りが、だめみたいです。苦手な子にもいろいろ。たいていの子は、試しに海苔を食べてみて、またはにおいをかいでみて、「うーん・・・」と唸っていました。
②始め海苔を食べた時点では、1の子たちと同じ反応。でも、お寿司を食べたくて、海苔の香りが苦手だとわかっても、おそるおそる何度も手を出して食べ・・・・・・・、そのうちに、「うーん、これ、食べられるかな。」という反応に変わる子。
③海苔を食べた途端、「Hyvää!(ヒューヴァー。フィンランド語で、Goodの意味)」と、目を輝かせ、その後のお寿司も何個も欲しがる子。中には、今までに日本食屋さんで食べたり、家庭で作ってもらって食べたりしたことがあって、好き!という子もいました。

●クリスマスのお祝い
クリスマスのお祝いに、全学年でひとつの話を演じる劇を行いました。途中で、トントゥ(サンタクロースの手伝いをする妖精)たちが学校へ行き、学校生活をおくる場面があるのですが、その一場面に私も少しだけ登場。
以前に、日本の小学校の紹介のひとつとして運動会DVDを見せる

ある先生が興味をもち、体育のダンスで、ソーラン節をやってみることに

やってみたら、意外と好評。
ソーラン節を気に入った子供が先生に、「いつ、このダンスを披露するの?」と質問

今回の劇の台本を考える先生の提案により、一部にソーラン節を追加

先週1週間は、毎日少し時間をいただき、音楽に合わせて踊る練習

今日の本番  という経緯でした。

予期せぬ状況で、話が広がり、充実した研修をさせていただいています。

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