トップ > インターンシップ体験談
2011年11月18日・Seido Hirayama・ 50代以上 , イギリス , ワーク&カルチャーインターン
 11月のたそがれ、辺りが夕闇に包まれると、ここハルでは空が幻想的なブルーに変化します。木々の葉が空に映え、点在します。すると、木陰から、妖精が現れてきそうです。月が薄い雲に覆われて魅惑的です。妖精の国、英国、シエイクスピアをはじめ、最近ではハリーポッターでも見られます。英国の妖精も日本と同じで、人間に対して善にには善、悪には悪をもって報います。オベロンやパックを知っていますか。きのこの周りを羽をつけた妖精たちが踊っています。日本は妖怪で知られていますね。11月5日のBonfire Nightがおわると、寒さが厳しくなります。
  私の日本語の教室も慣れてきて、学生もがんばってついてきています。私の基本的な教え方は、繰り返し日本語を聞かせて、それをまねさせ、何度も発話させることです。それでも日本語は難しいみたいです。昨日も「時間」を教えているとき、質問されました。「5分」は「ふん」なのに「10分」は「ぷん」なのですか、と。「切手」は、どうして「っ」という小さい文字が入るのですか、と。日本にいると全く気づかないで過ごしています。文字だけでなく、文化や伝統も、知っているようであんがい知らないですね。外国にいると、外国語を学ぶと同時に、日本についても学びます。ここ、英国ハル大学は他の国の留学生がたくさんいます。それらの人々から、国の事情をしり、また、ひとつ利口になります。
  私の語学の勉強は、毎日、英作文の課題が課せられて、この報告もその合間をぬって書いています。課題を出さないと、先生から叱咤されます。今日も学生が一人、叱咤されていました。日本の大学にない厳しさがあります。
  12月に入ると、「アサイメント」という試験があり、デスカッション、プレゼンティションが待っています。厳しい月になります。それでは、また、12月に。


▲ ページの先頭へ