トップ > インターンシップ体験談
2011年05月10日・Hirotaka Imai・ 40代 , カナダ , 海外教育交換プログラム

学校のシステムの違いはかなりカルチャー・ショックでした。中学校はgrade5-8で、各クラス30名以下ということは事前に聞いていました。講義よりもプロジェクトが授業の中心というのも予想していました。驚いたのは、教科担任制ではなく小学校のようなクラス担任制であること。体育と音楽には教科担任がいますが、それ以外の教科は基本的に担任が教えます。小学校も同じです。事前のメールのやり取りではそこまでわかりませんでした。職員室もありません。教室には教員用に引き出しのある大きな机があり、彼らはそこで授業準備などの作業もしています。また、教室中に棚があり、各授業に必要なもの、はさみ、のり、絵具から辞書・事典までいろいろそろえています。教室内は乱雑ですが機能的です。

私の場合、教員経験が先入観になっていて、事前に積極的に動くことができませんでした。日本に関する科目はないと言われたのです。短期間であれば、それに合わせて時間を当てることができますが、1年間通して非正規の授業に時間を当てるのは無理だろう、先生方とコンタクトを取りながらゲリラ的に授業をしたり、地理でアジアを扱う際に話をさせてもらったり、といった形になるのかと思っていましたが、杞憂でした。常識的に考えれば、いろいろやってほしいことがあるからインターンを受け入れるのですよね。こちらでは、先方の事情などはあまり気にせずに、自分のしたいことを最初から言ったほうがいいようです。


▲ ページの先頭へ