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2011年05月18日・Miyuki Kura・ 40代 , カナダ , 海外教育交換プログラム

 ブリティッシュコロンビア、プリンスルパートから車で20分ほどのところにある、ポートエドワード小学校で研修をさせていただくことになりました。幼稚園からグレード7年(日本で言う中学1年生)までが学んでいる、複式学級3クラスの児童数約70名の小さな小学校です。各クラス20~24名です。


 最初の1週間は、学校の全体の様子、また学校生活をつかませていただくため、各クラスの参観をお願いしました。行った初日は、各クラスに自己紹介をしに行きました。挨拶のカードをあらかじめ作成して行きました。(常に使うと思われる物、おはようございます。こんにちは。こんばんは。さようなら。ありがとう。またあした。の6つを用意しました。)
挨拶文は、あらかじめ先生用、生徒用に分けて作成しておき、ホストに事前に間違いをチェックしてもらったものを握りしめていきました。当然何度も繰り返し言う練習をしているので、ほぼ暗記していたのですが、念のためです。私のように英語に自信のない方には、あらかじめセリフを用意して何度も声に出して読んでおくことはお薦めの方法です。


 私は、まずは「おはよう。」を覚えてもらうことにしました。そのため、毎朝、持参したピカチュウのぬいぐるみと共に、「おはよう。」のカードを持ち、登校時間に合わせて学校の入り口に立ち、子どもたち一人ひとりに挨拶をすることにしました。「Good morning」「おはよう」を何度も繰り返し言います。毎朝、子どもたちを挨拶しながら迎えることで、自然に覚えてもらえることをねらっています。ピカチュウ抱いていると自然と子どもの注意を惹きます。どの子もがんばって日本語で挨拶してくれるようになりました。「さようなら」「またあした」も同様です。帰る時間に合わせて子どもに繰り返し挨拶します。授業の初めには「おはよう」か「こんにちは。」授業の最後には、今日は私を教室に招いてくれて「ありがとう」「さようなら」を使います。「こんばんは。」は、なかなか使う機会がないのですが、必ず数人は「Good evening」は日本語でどういうの?と聞いて来ます。それに備えてぜひ準備しておきたいものです。


 挨拶もそうですが、私は「繰り返し」を大切にして授業をさせていただこうと考えています。「1~10」の数え方を教えたクラスで、次にもし歌の授業をお願いされたら、「今日の歌の授業の前に、前の授業の数え方の復習をしましょう。覚えているかな?」と、「1~10」の数え方のレッスンの教材を提示します。次に、もし盆踊りのレッスンをする機会が与えられたら、数え方と歌の復習をしてから盆踊りを教えるのです。復習なのでそんなに時間は取られません。繰り返しの中で定着をねらえたらいいなと思います。


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