お花の先生の家で生徒兼アシスタントに  
西山美咲さん
フランス
パリへ来て1ヶ月と少しが経過しました。とても早く過ぎていったように感じました。最初は買い物をするにも、何をするにも少し大変でしたが、日常生活にはようやく慣れ、日々を過ごしています。研修先では、配達用ブーケを主に作っていますが、たまに歩いて行ける程度のところへの配達を頼まれます。初めて頼まれたときは、とーっても不安で(フランス語が十分ではないので・・・)、1回行ってインターホンの名前が分からず、全部メモしてもう一度店にもどり、どれか教えてもらい、やっと分かったんです!(インターホンには、イニシャルで名前が書いてあり、それが分からないとオートロックのため中に入れないので・・・)。中に入れたものの、エレベーターでその階に上がり、降りると、3部屋ほどドアがあり、フランスには表札がないので、どの部屋か分からず、ウロウロ・・・。マダムが中からドアを開けてくれて、ようやく配達完了!ホッとしたその時、"Merci!"といって、お金を渡され、あれ? 支払いがまだだったかな?と思い、とりあえず受け取って"Merci!"と言って、帰ろうとしたときに「はっ!」と気づいたんです。それは私へのチップだったのです。しかも5ユーロもくれたので、びっくり!チップをもらう側になるなんて、思ってもみなかったので、すぐには気がつきませんでした。店に戻って、これをもらったと5ユーロ札をみせると"C'est Gentil !!"(あなたのものよ)といってくれました。チップというものが無い日本に住む私にとって、この経験は旅行ではできない貴重なものだなーと、改めて感じました。