言葉が分からなくても、心が通じる
宮崎至恵さん
スペイン
宮崎至恵さんは1年間スペインのラグーナ大学付属語学学校へ。「初心者は、大学生から教員、銀行役員、美術商、事務員、と幅広く熱心でこちらが圧倒されそう。経験者は各レベルがバラバラなので、これまた苦労の連続。スペイン語で教えるので、私も毎晩猛勉強でした。」教え初めてやっとわかる大変さ、試行錯誤の毎日だったようだ。かつて日本の田舎のような、のんびりして親切な人達。だが、武道を初め黒沢や溝口の映画の話など、宮崎さんより詳しい人も。「言葉が分からなくてもお互いの心が通じる、そういう瞬間を何度か経験しました。同時にもっと相手を知りたい、伝えたいという気持ちが湧いてくる。言葉はまさにその為にあるんだと、しみじみ感じました。