国際教育者交流計画


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オルタナティブ教育の海外事情

オルタナティブ教育―国際比較に見る21世紀の学校づくり
「「村人が自力でつくったボリビアの「土の学校」、タイの孤児のためのフリースクール、オーストラリアのシュタイナー学校、アメリカの自転車屋をベースにした学び舎など、小さいながらも世の中にインパクトのあるメッセージを発しているオルタナティブ・スクールは各地に存在する。本書では個々のオルタナティブな教育実践の紹介のみならず、アソビに対する社会の〈まなざし〉についても国際比較を通して各国の特徴を浮き彫りにしてみた。危険分子として捉え、カリキュラムから経営方法まで徹頭徹尾に管理しようとする国もあるかと思えば、市民によるユニークな学校づくりとして捉え、支援を全面的に惜しまない国もある。さて、日本に目を向けてみるとどうであろう。不登校問題など、日本の教育社会の一番しんどいところを背負いながら、育まれず、細々と運営しているフリースクールがある一方で、不登校問題の「専門」として行政が認証を与えるというような動向を見るにつけ、そう想わざるを得ないのである。こうした「貧しさ」を「豊かさ」へと転換する契機を諸外国との比較を通して提示することもまた、本書の狙いである。」
出版社: 新評論 ; ISBN: 4794806647 ; (2005/06)